ハワイでスタートしたクラウドファンディング

ALOHA!

ハワイ在住フォトグラファーのマルです。まだまだコロナ禍が続いておりますが、日本の皆様はいかがお過ごしでしょうか?

日本ではGo to キャンペーン等が始まり、少しづつ観光が動き始めているようですが、ハワイは依然としてハワイ諸島以外からの旅行者に関して、14日間の隔離が義務付けられている状況が続いています。観光の受け入れは3月下旬のロックダウン以降、事実上ストップしている状況です。

そんな中、僕のハワイ在住フォトグラファー仲間のYUI SEKIGUCHIさんが、NPO法人を立ち上げてクラウドファンディングをスタートしました。

YUICHIRO SEKIGUCHIさん。僕が年に数回行っているアラモアナビーチの海底清掃を手伝ってもらっています。

クラファンといっても、「ハワイの観光産業が壊滅状態だから助けて!」というものではありません。「ハワイの海が瀕死状態だからみんなで協力してハワイの海をきれいにしよう!」という目的です。

YUIさんはハワイの海の清掃とレスポンシブルツーリズムの啓蒙を目的としたNPO法人「Aloha Ocean Plus」を今年設立しました。僕も理事としてお手伝いさせていただいてます。

日本からの大量のゴミがハワイのとあるビーチに集中して流れているという事実

「日本からの大量のゴミがハワイにたくさん流れ着いている」と聞かされても、ピンとこないですよね。ハワイと日本は6000km以上離れていますし。

しかし残念ながら日本からのゴミは、ゆっくり確実に、そして今この時間も流れ着いているのです。

ハワイに流れ着いた日本のゴミの一例。東日本大震災時に発生したと思われるゴミが、いまだにハワイに流れ着いています。

潮の流れと太平洋ごみベルト

なぜ遠く離れたハワイに日本からのゴミが漂着するのでしょうか?それは日本からのハワイに向けて流れている潮流が関係しています。

世界の海には川のような一定方向への潮流が存在します。日本の太平洋沿岸には「黒潮」と呼ばれる潮流が流れていて、黒潮の流れの先は太平洋を渡って時計回りにハワイ、そしてカリフォルニアまで到達します。日本からのゴミはこの流れに乗って、数年かけてハワイへ、そしてその先に流れています。

プラスチックごみはこの川のような流れに乗って、太平洋を漂っています。「太平洋ごみベルト」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。まさにこの太平洋ごみベルトの影響下にハワイは位置しています。

ハワイ島のカミロポイントに集中してゴミが流れ着いている!

日本からの直行便もあるハワイ島。オアフ島とは異なる雄大な自然が魅力の島ですが、この島の南にカミロポイントという場所があります。まずは下記のGoogle マップにてご確認ください。

このGoogle マップのトップの画像にも、凄まじいゴミの写真があります。残念なことに、ここカミロポイントは太平洋ごみベルトの影響を最も受けている場所の一つなのです。実際に現地に行くとわかりますが、まさに目を覆いたくなるような現実が広がっています。これが我々が大好きなハワイの海なのかと。。。

実際のカミロポイント。海岸を覆うほどのゴミに溢れています。。

クラウドファンディングにご協力ください!

「Aloha Ocean Plus」の活動の最初の目的として、水中を含めたこの海岸の清掃活動を行います。

しかしながら、この場所は4WD車両が必要な悪路を超えていく必要があります。回収したゴミを運ぶトラック、海底清掃のためのスクーバタンクの運搬、ハワイ島への一部スタッフの渡航費用(ハワイ島現地の方にもお手伝いいただきます)などかなりの経費がかかります。

私たち個人でその費用を賄うことはなかなか難しい状況です。

カミロポイントへのアクセスには4WD車が必要です。回収した大量のゴミを運ぶためのトラックも。。。

そこでクラウドファンディングで皆さんのお力をお貸しいただけたらうれしいです。コロナ禍でそれどころじゃない方が多いとは思います。我々ハワイ在住チームも、この半年間外出禁止が続き、まともな仕事はできていません。

しかし冒頭でも述べたように、ゴミはコロナ禍に関係なく常に漂着し、自然を脅かしています。日本からハワイに流れ着いたゴミを、日本人が主体となって回収したいと思っています。

私たちの大好きなハワイの海を、少しでも綺麗なままで子供たちに伝えていくために、今を生きるものの責務としてお力添えいただければ幸いです。日本の皆様からのご支援をお待ちしております。

↓クラウドファンディングのページはこちら

↓「Aloha Ocean Plus」のインスタグラムはこちら

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フォトグラファーMaru

ハワイ・ワイキキ在住フォトグラファーのTOMOHITO ISHIMARU(石丸智仁)です。
こちらでは”Maru”と呼ばれています。
東京で13年間の出版社カメラマン生活を経てハワイに移住。
現地で日本やローカル向けの雑誌、広告等の撮影をメインに活動しています。
日本の書店に並んでいる女性誌や男性誌のハワイ特集、旅行雑誌、ガイドブックなどで僕の写真が使われていますのでぜひチェックしてみてください。

またハワイでのウエディング撮影、家族撮影をフォトグラファーと専用車両を1日貸切専門で
行うAloha VIP Photo Tourの活動をしています。
1日を効率的に、ハワイのあらゆるロケーションで皆さんを撮影。一生の記念に残る写真が残せます。貸切なのにとてもお得なプランです。詳細は下記のホームページをご覧ください。

Aloha VIP Photo Tour ホームページ
https://www.apavip.com