ハワイは変わる。お店も変わる。

こんにちは、アロハガール探検隊のゆきです。オアフ島で唯一のコープ(生協型)、常に地域に密着し、ローカルに愛されてきたオーガニックでローカルなスーパー「コクアマーケット」。そのコクアマーケットですが、今日は、とうとう閉店してしまうという残念なお知らせです。

私は自称ハワイ一、コクアマーケットに詳しい日本人なのですが、それもそのはず、実はわたくし、コクアマーケット唯一の日本人ボランティアさんだったのです!今明かされる真実!(大袈裟)

過去10年間ほど、毎週コクアマーケットでボランティアのシフトに入り、雨の日も風の日も(大袈裟その2)、ある日は裏でお菓子を焼き、ある日は店内の掃除をし、ある日はデリで料理をし、ある日は試供品をお客様に配り、ある日はお客様との立ち話で油を売り、ある日は裏でパティシェやシェフが作る試作品をばりばり食べ。。。。と私の生活にコクアマーケットは欠かせなくなっていました。

しかし、このたび、様々な困難、財政難などの理由で、惜しまれながら50年の幕を閉じることになったのです。

最終日は別れを惜しむ人が

常にローカルファーマーを支援し、地元産を意識してきたコクアマーケット、ここでしか見ることのできないハワイの野菜や果物も多く、地元に密着したイベントやスモールビジネスの支援にも力を注いでいたコクアマーケット、お店のクローズは、最終日の2日前に公式にアナウンスされたので、私も含め、コクアファンにとってはびっくりなお知らせでした。

コクアマーケット最終日には、多くのローカルがお店に足を運び、今まで50年間ハワイの食に貢献してくれたこと、ここ数年は本当にファイナンス的に大変で苦労したことなどを語りあいながら別れを惜しんでいました。

歴代スタッフの写真も飾られていました。

こういった新鮮で美しい野菜たちが買えるお店だったのに残念。

お店の裏のベーキングルームで毎日手作りで作ってるお菓子系も本当においしかった。

日本人観光客に大人気のKokuaグッズもさようなら

日本からの観光客には爆発的な人気だったコクアマーケットのグッズ、特にキャンバス地のエコバックは今日はすべて売り切れでした。

Tシャツはまだ何枚も残っていたようですが、このコクアのロゴが見れなくなるなんてさみしいなあ。

私はここで10年間ボランティアをすることで、ハワイの農家の皆さんと直接話す機会や、朝採れた新鮮な野菜や果物を食べることのできる機会に恵まれ、地元産、地元消費の大切さをすご~~~~く学びました。野菜を作った人が中間業者を通さず直接お店に持ってきて、直接その場で支払いを受け取るという昔ながらのシンプルなシステム。シンプルで基本のシステムなのに、大企業が強くなった現代ではなかなか生き残るのが難しいシステム、それが毎日普通に行われているコクアマーケットが大好きでした。

こういったお店がなくなってしまうのは本当に残念なことですが、時代の流れには逆らえないんですかねえ。

しかし、コクアマーケット、今の段階では完全クローズということだそうですが、有志者が新しい形で再スタートをさせたいと思っているという噂もチラホラ。私も不死鳥のようなよみがえりを期待してます!そして、そのときはまたみなさんにお知らせしますね!

とりあえず、今のところは、Mahalo!Kokua Market!

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