一般的にウィンターシーズンは11月から2月頃と言われていますが、今年は3月から引き続き晴れの日よりもグレーの空の方が多いハワイ。

たまにピカーンと太陽が現れると「やっぱりハワイはこうでなきゃ！」という声があちこちから聞こえてきます。

常夏だからいつも咲いていると思われがちですが、残念ながらそうではありません。

日本同様、5月頃から夏に向かって満開になっていくのでまさにこれからがシーズンなのです！

レイとしても髪飾りとしても、誰もが一番にハワイを連想してしまう可愛いお花がプルメリア！
カラーは黄色・ピンク・白・オレンジなど、とにかくバリエーションが豊富です。あちこちで見られるお花なので、ホノルル空港を降り立った時にふわっと香るのはこのプリメリアの香りでしょうか？！

南国を象徴するハイビスカスは、ハワイ州の州花です。
存在感ある美しい見た目とは裏腹に、その命はたったの一日。少しずつ花びらが閉じたら翌日には散ってしまうという、実はとても儚いなお花なのです。5000種類以上もの品種があるので、中には「こんな色も？！」「こんな花びらの形も？！」という変わった種類も発見できそう。ファーマーズマーケットでも売られているので要チェックです！

鳥を思わせるシルエットで、オレンジとパープルのコントラストが美しいバードオブパラダイス。
日本では「極楽鳥花」と呼ばれ、高級なお花として親しまれています。切り花は＄5くらいから売られているので、滞在中のホテルの部屋に飾ってみてはいかがでしょうか？

タヒチアンガーデニアとも呼ばれるクチナシの一種です。
クチナシと言えばその濃密な香りがあまりに有名で、車の中や枕元に置いておくと天然のエアフレッシュナーになるほど！ワイキキからアラモアナに向かうヨットハーバー辺りにたくさん咲いています。

トロピカルムード満点でインパクトある真っ赤なジンジャー。
ショウガ科ですが食用ではありません。カラーは他に薄いピンクや白があり、その鮮やかさからメンテナンスされたお庭やホテルのエントランスなどの場所に好んで植えられます。赤い部分は花ではなく苞（ホウ）。ここに小さな白いお花が咲いてきます。最近ではウエディングのブーケにも使われ人気上昇中！

見た目が貝殻のような形をしているのでこう呼ばれています。
生命力が強く、時間が経つと白い部分がパカっと開き中から可愛いオレンジ色のお花が！垂れ下がる可愛い見た目なので観葉植物としても楽しめます。

他に比べて見た目も小さくシンプルなジンジャー。
実はこの赤い部分に泡立った水分を含むので、その昔ネイティブハワイアンは「天然シャンプー」として頭や身体を洗っていました。こんな貴重なジンジャーですが、ヒルトンホテル近くの公園でも見つけられます。

その名の通り、クモの足のように見えるのでこう呼ばれます。
見た目のクモの足からはまったく想像できない柔らかい香りが特徴。ビーチ周辺でよく見られ、レイにも使われるのでロコにも好まれているお花です。

ククイと言って一番に思い浮かぶのは、メイドインハワイ土産で有名なククイナッツオイル！
油分を多く含む実ですが、実際はドライな茶色っぽいデコボコした見た目です。ハワイ州の州木でもあり、アラモアナセンター内にもあるので探してみてください！ちなみに、ホテルマンがしている首飾りでお馴染みの黒く磨かれたナッツもこのククイです。

ハワイ語で「ウル」英語で「ブレッドフルーツ」日本語で「パンノキ」と呼ばれているこの実は、ハワイアンキルトのモチーフとして使われているので一度は目にしたことがあるでしょうか？
煮たり焼いたり調理して食べることができる実なので、太平洋の広い地域では主食とされているものです。

ハーブの女王と呼ばれるノニ。
150種類もの栄養素が含まれるスーパーフードとして、世界的に注目されているフルーツです。実の色は緑から白に変化し、熟して地面に落ちると強烈な匂いを放つのでそばを通るとすぐに気づくかもしれません。
ウル同様、ワイキキ周辺ではカピオラニ公園で見ることができます。手軽に摂取できるジュース・サプリメントなどはABCストアなどでも販売中！

6月頃からが本格的なシーズンを迎えるシャワーツリー。
風が吹くと小さな花びらのシャワーがヒラヒラと舞い降り、ハワイの夏をお知らせしてくれます。ワイキキからヒルトンホテルに向かうカリア通りでは、いろんな色のシャワーツリーが見られるのでこれからハワイに行く方はぜひお楽しみに！

ハワイの公共のお花は摘むことが許されているので、本物を耳元に挿してアロハな気分に浸ってみてくださいね。
未婚の人は右側に、既婚の人は左側に挿すのでお間違いなく！


夏に向かって景色がカラフルに変わってくるハワイ。何気なく歩いている時、ふと自然に目を向けて季節を感じてみてはいかがでしょうか？！