ハワイアンレイの始まり

ハワイに出かけると、挨拶がわりに「アロハ!」という言葉とともに首にかけられる美しいレイ。レイは、「歓迎」だけでなく、「感謝」や「祝福」など送る相手への愛情表現の意味もこめられており、ハワイの文化に深く根付いています。

ハワイのレイの習慣は、ハワイに移り住んできたポリネシア人と共に渡ってきたと伝えられ、その起源は、歴史をさかのぼること紀元前。魔除けや幸運祈願、 神々への信仰、また権力の証として古代人によって身に付けられた。植物など生物を使用したレイが歴史上の記録に残っているのは、紀元前750年のギリシャのオリーブと月桂樹の葉を使って作られた冠で、実際にはさらに古くからレイを身に付けることが生活の一部になっていたであろうといわれている。
世界中の文明が発達した都市にはレイがある。ハワイに渡ったポリネシア人たちは、もともとアジア圏から巡り巡ってハワイにたどり着いたといわれていたことから、レイは長い歴史を経て多くの人々の文明を伝い、ポリネシア人と共にハワイに根付いたのである。 

レイに込められた意味

レイはハワイ語なのですが、「花輪、恋人、妻、夫、愛する子供」という幅広い意味を持ちます。

ハワイでは、森羅万象に神々が宿ると言われており、様々な動物や植物に宿る神々を崇めるために儀式でレイが使われてきました。今でも伝統的なイベントなどで欠かせない存在のレイですが、それ以外にも、時間をかけて誰かのために作る、といった贈り手の思いを伝える手段でもあります。イベントでは、結婚式や卒業式、授与式などでレイが贈られることが多いです。

世界中からどんな草花でも手に入るようになった現代で、最も重要視されるのは、相手の好きな草花や色合いなどを考えながらレイを選ぶという「贈る相手を思う気持ち」であるということ。ハワイの人々にとって、思いを込めて贈ることこそが、レイを贈る美徳とされている。

レイをもらった時のマナー

レイを受け取る時は2つのマナーがあります。

1つ目は、受け取った時にその人の前で外さないこと。
2つ目は、もらったレイを他の人にあげないことです。

もらったレイをどうすればいいのか疑問に思う方も多いと思います。現地の方は、お墓参りに行ったときに墓石に供えたり、または海に流したりします。生花でなければ、もちろん記念として家に保管する人も多くいます。花のレイを保管しておきたいときにお勧めなのが、ドライフラワーにすることです。

無料レイメイキング・イベントに参加しよう!

レイは作ってみたいけどクラスに行くのは高いと思っている方、無料でレイ作りを楽しめるイベントがあります!ワイキキのインターナショナルマーケットプレイスでは、毎月第一日曜日のみ行われます。

会場に着くと既に多くの人で賑わっていました。遅く行くと席がなくなって芝生の上に座ることなるので、机が欲しい方は早めに行くことをおすすめします。

イベントが始まる前の様子です。たくさんのバスケットに様々な種類のお花やアイテムを準備しています。

こちらが、毎月のレイメイキングのイベントを担当しているレイアーティストのメレアナ・エステスさん。最初に、自らデモンストレーションを見せてくれます。説明だけ聞いていると何やら難しそうですが、机を回って助けてくれるので気軽に質問出来ます。

ご自身も帽子に自作のレイを付けられていてとても素敵ですよね。メレアナさんは、メレアナエステス(Meleana Estes)というブランドを2008年に設立され、様々なファッションショーや撮影で利用されるレイのアーティストとしてご活躍されています。また、ご自身でワークショップを行ったりこのようにイベントを開催して、レイメイキングの楽しさ、あたたかさや、ハワイの文化を伝え続けています。

ホームページには、メレアナさんの作品集や、実績、イベント日程などが載っており、レイ作りキットも販売されています。

早速自分だけのハクレイを作ってみよう!

説明が終わると、皆さん一斉に花をゲットするために列に並びます。花を選ぶのに時間がかかるので少しすいてから行くのも良いかもしれません!女子グループやご年配の方、カップル、ファミリーまで様々な年層の方が参加されていました。

10種類以上のアイテムがバスケットに入って並んでいて、自分の好きなものを選んでいきます。

1つのバスケットがなくなるとまた別の種類のお花を随時足してくれます!

私が最初に持ってきたのはこちらのアイテム。ピンクや紫のお花を基調にシンプルに作りたかったのであえて黄色いお花などは選びませんでした。早く会場に着くと選んだお花をいれるバスケットやハサミをゲット出来るのですが、数に限りがあるので、早く行く、もしくは自分専用のはさみや入れ物を持ってくると良いと思います。

こちらがレイのボディとなるストロー(straw)。レイの両端は、最後に結ぶ部分となるので、始まりの部分を先に三つ編みをしておきます。

ボディのストローにアイテムをのせて、残っているもう一本でそのアイテムを巻きつけて固定していきます。パターンをもって軸をしっかりさせるのがコツだそうです。途中経過はこんな感じ。ブレスレットなど小さいものは早めに終わりますが、ハクレイは時間がもう少しかかります。初心者の私は手元が慣れず、結局2時間ほど黙々と編んでいたと思います。

終わりに近づいてきました。

最後まで来たら、最初と同じように、結び目を作って三つ編みをします。

完成したレイはこちら!

私も私の友人も今回が人生で初のレイ作りだったので、プロのものに比べるとよれよれしていて統一感がないですが、一応レイらしきものは出来上がります。

インターナショナルマーケットプレイスの無料レイメイキング・イベント

【日時】
毎月第一日曜日。

今年残りのスケジュールは、下記の通り:
11月4日 12pm〜3pm
12月2日 12pm〜3pm

【場所】
インターナショナルマーケットプレイス内、クイーンズコート(Queen’s Court)

*途中からの参加、途中抜けも自由です

こちらのイベントは、今年も残りあと2回!誰か大切な人に、もしくは自分だけのオリジナルレイを作りながら、素敵な日曜日をインターナショナルマーケットプレイスで過ごしてみませんか?

イベントHPはこちら

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アロハ☆ガール編集部

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