創業67年のハワイの老舗店に幕

1953年にジェームス&アリスさんご夫妻が創業した「リケリケドライブイン」は、67年間変わらず、素朴なローカルフードを提供し続け、ロコたちに絶大な支持を受けてきたレストランです。ケアモクストリートにあるキッチュで目立つ看板が目印のレストランは、ハワイ出身の作家が小説の舞台にもした有名レストランでもあります。

そんな「リケリケドライブイン」は、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、店内での飲食が禁止となったあとも、テイクアウトメニューやデリバリーなどで努力を続けてきましたが、今回5月末までの「自宅待機」「在宅勤務」命令の延長を受け閉店を決定。67年も続いてきたハワイの老舗レストランがまた一つ、歴史を閉じることとなりました。

ハワイの美味しさを提供し続けたレストラン

古き良き時代のハワイを彷彿とさせてくれる雰囲気があった「リケリケドライブイン」。広い店内にもかかわらず、週末ともなれば朝からブレックファーストを食べにくるロコたちでいっぱいでした。

朝ごはんの定番メニューはちょっと変わったパンケーキ

定番のパンケーキやワッフルも美味しいのですが、ロコたちの朝ごはんメニューの定番はクルクルと丸まった柔らかいパンケーキ、フレンチパンケーキです。普通のパンケーキより生地が薄く柔らかい独特なパンケーキ。中にはグアバジャムが挟まれていて、朝のコーヒーによくあいます。

店の看板メニューと言えばこれ!これしかない!

そしてシグニチャ―メニューと言えばサイミン。ケアモク通り沿いにある派手な看板に書かれているのも「Saimin(サイミン)」という単語。文字どおり店の看板メニューというわけです。

ハワイのサイミンはロコたちにとってはソウルフードの一つ。子供から大人まで年代を問わず愛されているメニューです。「リケリケドライブイン」のサイミンはエビ風味のスープ。優しくて、その上コクのある出汁がなんともクセになる味です。麺は固めのちぢれ麺。ほどよい固さが日本人の口にもあいます。食欲がない時でもさらりと食べてしまうことができる「リケリケドライブイン」のサイミンがもう味わえなくなると思うと、号泣のロコたちがいるのもうなずけます。

永遠のスイーツ!レモンシフォンパイ

そして忘れてはならないのがもう一つのシグニチャ―メニュー、レモンシフォンパイ。スポンジのような口ざわりのレモンクリームがほんのり酸味があり、口の中でとろけます!驚くほどの生クリームも甘さ控えめなのでぺろりと食べることができるボリュームたっぷりのパイは、ロコにとって永遠のデザートです。

ローカル感にあふれていて、何故か懐かしい気持ちになる店内で、もう食事ができないと思うと寂しさでいっぱい・・・。新型コロナウイルスが終息し、経済が復活したら、もう一度戻ってきてほしいと願ってしまうのは私だけではないはず。多くのロコたち、そしてハワイ在住日本人たち、またハワイ好きの観光客の方たちに惜しまれながら、ハワイの名店がまた一つ歴史を閉じます。

*「リケリケドライブイン」の閉店は4月30日です。現在テイクアウトは行われています。

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アロハ☆ガール編集部

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