こんにちは、アロハガール探検隊のゆきです。アメリカではコロナウイルスがいまだに猛威を振るっていますが、ハワイの感染状況もまだまだ油断できない状態です。

しかし、そんな困難な中でも、がんばるローカルビジネスは光ってます。今日ご紹介するのは光ってるローカルビジネスのひとつであるFishcakeに隣接したスペースで誕生した陶芸サロン、ブルークレイです。

いついっても、オシャレで楽しくなるFishcake。

親店舗であるFishcakeは、ハワイの数あるかわいいお店の中でも、お店のオシャレ度、スタッフのフレンドリーさ、ローカルコミュニティーへの貢献度、販売されているアイテムのセンスの良さとレア加減、つい長居してしまいたくなるお店の雰囲気、どれをとっても高得点で、私の独断と偏見では最近一番行ってしまうお店ナンバー１にランクインしています。

そのFishcakeのオーナーであるマウラさんが、このコロナ過で果敢に始めた陶芸プロジェクト。最初はマウラさんが寄付でもらった一つの陶芸用の窯から始まりました。

もともとインテリアデザイナーでもあり、アートを愛するマウラさん、この窯で陶芸サロンのようなものを開きたい！というアイデアがむくむく出てきたそうです。

そして、コロナの影響でお店の奥の貸しスペースに空きが出てしまったということもあり、
思い立ったら吉日ということで、あっという間に陶芸スペースを作ることに決めてしまいました。

そのプロジェクトのための資金も、州の助成金制度に申請し、さっそくプロジェクトスタート！

とは言っても、陶芸の知識が充分にあるわけではなかったマウラさん、どうしたものかと思っていたところ。。。

マウラさんの陶芸プロジェクトのことをたまたま聞いたマウラさんの隣人が、某有名アート大学出身、陶芸アーティスト、ジュンさんを紹介した事がきっかけで、あれよあれよと言う間に、ジュンさんがプロジェクトに加入。

陶芸の知識満点のジュンさんの持ち前の行動力と、センスの良さで、ブルークレイの陶芸プロジェクトは一気に加速！あれよあれよというまに窯で焼ける状態までになりました。

助成金を申請しているとはいえ、コロナの影響大の経済下、まだまだ賢くお金を使わなければいけません。ブルークレイの中には、寄付としてもらった物や、安く譲ってもらった物、またはいらなくなったものを自分たちで改良して作ったものなど、クリエイティブなエネルギーが充満しています。

こういった、粘土を入れておくための容器もジュンさんの手作り。工芸オンチの私には、こんなものを自分で作れるなんてミラクル以外のなにものでもありません。

コロナウイルスの影響で、オアフ島の焼き窯や陶芸クラス等は、もう何か月も閉まったまま。ろくろで原型をつくることだけはできるけど、窯がない、焼けない、という状況が長く続き、泣く泣く陶芸を我慢していた人達がオアフ島にはたくさんいるとのこと。そんな陶芸愛好家たちが、このブルーフィッシュクレイの話を聞きつけて、今では毎日のようにジュンさんが担当する窯で自分の作品を焼いてもらいにやってくるそうです。

現時点では、窯は一つ、ろくろもないので、焼くことだけに集中していますが、毎日どんどん工房らしくなっていっているブルークレイ。

最初は何もないがらーんとした空き部屋だったとは思えないほどの充実ぶりです。上にある写真と見比べてくださいね！これも、行動力200％のマウラさんとジュンさんのなせる技。

今後は、もっともっと使い勝手をよくし、将来的にはここで陶芸をいちから作れるような設備を完備したいとのこと。ローカルのみなさんが気軽に参加できるクラスやワークショップも開きたい、とマウラさんとジュンさんの夢は大きく膨らみます。

私も実際何度も訪れているのですが（Fishcakeは現在私の毎日でも行って癒されたいお店ナンバーワンですから）、行くたびにどんどん陶芸の部屋っぽくなっているので、感動します。

コロナでハワイはもちろん世界中が厳しい状況にあると思います。でも、そんな中でも、夢やビジョンを持って、自分たちが好きなことを毎日楽しく進めていくマウラさんとジュンさんを見ているとコロナなんかに負けないぞーという気持が生まれてきますよね。

日本のみなさんが気軽にハワイに戻ってこれる頃には、ブルークレイもフル稼働していると思います。その際はぜひ立ち寄ってみて下さいね！

ブルークレイ（Fishcake内）

307C Kamani street
Honolulu, Hawaii 96813
mon–sat: 11am - 4 pm
info@fishcake.us