1 興味のあるエリアを決める

物件選びを行う上でまず基本となるのが、エリアの決定です。ワイキキやアラモアナ、カカアコ、カハラなど、人気の地域がいくつかありますが、それらの中から興味のあるエリアを選んでおくようにしましょう。ハワイの不動産で一番人気は、観光客の拠点となるワイキキで、旅行者にとっても滞在中になにかと便利な場所です。

また観光客の多いワイキキを避けて、ゆっくり滞在したい方に人気なのは、アラモアナやカカアコなど。さらにダイヤモンドヘッド周辺のカハラ地区は高級住宅地として知られる場所です。それぞれの地域ごとに生活のしやすさや、観光客の利便性などが異なりますので、ぜひ不動産選びで重視したいエリアをピックアップしてみましょう。

2 物件価格・管理費の相場を把握する

さまざまな物件を見ていると、エリアと部屋数、建物のグレードによって、物件価格がかなり異なることに気づくはずです。興味のあるエリアを絞ったら、どのくらいの部屋数が欲しいか、どんな建物の物件が良いか、さらに希望を絞り込んでいきましょう。コンドミニアムの場合はグレードにより、共用部の施設も変わります。プールはもちろん、シアタールームやパーティルーム、スポーツジムなども併設されている施設が良いかなど考慮して、それぞれの不動産価格の相場も掴むようにしましょう。

またその際、管理費や固定資産税も確認しておくと、購入後に発生する諸費用を把握しやすいためおすすめです。

3 購入したい時期を明確にする

不動産を購入するなら、いつ頃に購入したいのか希望の購入時期も明確にしましょう。こうすることで、購入までのプロセスにかかる時間を逆算して、いつ頃から物件選びを開始するべきか考えることができます。不動産購入の手続きは、日本にいながらハワイとやりとりをして進めることができますが、物件を現地で内覧する必要があるなら、ハワイに渡航する必要も出てくるかもしれません。

4 ドル円の為替レートを確認する

ハワイの不動産を購入するときはアメリカドルで支払いを行うこととなります。日本を拠点としている方なら、このときに気になるのが為替レート。同じ物件価格でも為替レートによって、日本円での支払い額は大きく変わることとなりますので、現在のドル円の為替レートがいくらなのか把握しておくことはとても重要になります。

5 海外送金の方法についてリサーチしておく

不動産購入のプロセスでは手付金の支払いなどさまざまな経費の支払いが生じ、このときに日本からハワイへ海外送金することになるでしょう。そのため、事前に海外送金の方法について調べておくことをおすすめします。日本の金融機関が行っている海外送金サービスのほか、各種の国際送金サービスもあります。それぞれに、送金手数料や一度に送金できる上限額、諸条件が異なりますので、どの方法を利用できるか調べておきましょう。

6 住宅ローンの事前審査を受ける

住宅ローンを利用してハワイの不動産を購入したい場合、ハワイでは事前審査を行う慣習があります。直近の確定申告書や給与明細、銀行の残高証明などの書類を提出して、どのくらいの融資を受けられるか事前に審査を行います。ローンに関しては、不動産のエージェントではなく、ローンオフィサーと呼ばれる融資担当者に相談することとなります。

ハワイには日本人のローンオフィサーもいますので、日本語での相談ももちろん可能です。

7 ハワイの銀行口座開設の準備

ハワイに不動産を購入したら、管理会社への管理費の支払いや、賃貸収入がある場合は賃料の振込などが生じるもの。できればハワイの現地に銀行口座を開設しておく方が便利です。ハワイでは日本在住の方でも銀行口座を開設することが可能。ファーストハワイアンバンク、セントラルパシフィックバンクなど、日本人銀行員が対応する銀行もありますので、そのようなところで銀行口座を開設しておくと良いでしょう。

不動産エージェントが細かいプロセスやアドバイスをしてくれるものですが、不動産を購入したい方も自分であらかじめ不動産売買について把握していると、話はスムーズに行きやすいものです。

ハワイの不動産売買を成功させるためにも、ぜひこれらのことについて確認するようにしてみてはいかがでしょうか。

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