ハレクラニのシスターホテルとして誕生して以来、人気が衰えることがなかったワイキキパークホテル。31年の歴史を経て何と1年2か月もの月日をかけ全館を全面改装。2019年10月25日に「ハレプナ・ワイキキ・バイ・ハレクラニ（Halepuna Waikiki by Halekulani）」（以下、ハレプナ）としてグランドオープンしました。名門ハレクラニのレガシーを受け継ぐホテルとしてあっという間に話題になったのもつかの間、パンデミックがハワイを襲い、新「ハレプナ・ワイキキ」も休業を余儀なくされます。しかし2021年7月、ついに待望の再オープンを果たしました。

ハワイ語でハレは館、プナが泉を意味する「ハレプナ」。リオープンを果たしたホテルを編集部がお邪魔すると、セールス＆マーケティング部の部長を務めていらっしゃるバン・ジフンさんが迎えてくれました。学生時代にホテル業界に憧れ、夢を叶えたバンさんは根っからのホテルマン。ホスピタリティのプロフェッショナルです。「ようこそ『ハレプナ』へおいで下さいました。今日はゆっくりとホテルをご紹介いたしますね。」と、笑顔のバンさん。早速ホテル内へご案内頂きました。

カリアロード沿いの玄関側のエントランスを入ると、美しいディスプレイが！テーブルを支えている木製の台は、何とハレクラニのシンボル的存在であった倒れたキアヴェを美しくリサイクルしたものだそう。ホテルを愛する人たちが、ハワイの自然を尊重するアロハが表れていますね。

広々としたロビー。ラグジュアリーな雰囲気がありながら、どこか温かさがあり、程よいカジュアル感にあふれています。リピーターの方たちにとっては、ここがハワイの家の玄関。スタッフの方たちの「おかえりなさい」の笑顔がお客様をお迎えします。

まずは、2219のお部屋にご案内いただきました。

ハワイらしい美しい空と海をのぞめる、素敵な22階のお部屋。ベッドからもブルーオーシャンを見ることができます！ラナイ（ベランダ）に出てみると・・・。

こちらのお部屋のように「ハレプナ」のオーシャンフロントのお部屋から見えるのは何と、パワースポット「カヴェへヴェへ」。癒しの聖なる海、と言われていて、古代からハワイの人たちはここでケガや病気を治したと言われている場所です。海の真ん中に、ひときわ美しいエメラルド色が沖に続いているように見える場所、これが「カヴェへヴェへ」です。この海の底から地下水が噴出しているそうで、真水と海水が混ざる場所には、マナ（霊的な力）が宿ると信じられていてるため、「カヴェへヴェへ」はパワースポットになるのです。「この部屋にいると落ち着く。」とか「なんだかとても気が良いお部屋ですね。」と言うお客様もたくさんいらっしゃるそうです。

ゆったりとくつろげるオーシャンビューのお部屋。極上の眠りを届けてくれる上質なベッドにリネンなど、細部に名門ハレクラニの美しさが反映されています。

アメリカのホテルでは珍しい、たっぷりと深さと大きさのあるバス。日本人であれば、旅先であっても心行くまでお湯につかりたいもの。このゆったり感のあるバスでくつろげば、疲れも、時差ボケも解消できそうですね。

写真のウォーターボトルは、宿泊日数に関わらず、お客様全員にプレゼントされます！安全ご自分で給水し、水分補給ができるという嬉しいサプライズの一つです。「目に見えない安心と安全をお届けする、そして同時に目に見える安心もお届けすることが大切だと思っています。」バンさんは、そう語ってくれました。

そんな「目に見える安心と安全」の一つとして、バスローブですら、そのままお部屋に準備しているのではなく、一人づつパッケージでのサービス。徹底した「ハレプナ」の姿勢に関心しきりです。

今回は、再開したばかりの「ハレプナ」の1回目をご紹介しました。次回は、さらにゴージャスなスイートのお部屋やプールなどのアクティビティスペースなどもあわせてお伝えします。次回もお楽しみに。