ハワイの子どもたちに笑顔を!子どもたちに寄り添うKids Hurts Too Hawaiiのヒロさんインタビュー記!
心に傷を持った子どもたちに寄り添い、支え、癒しの場を提供するKids Hurt Too Hawaii。今日は設立者であるヒロさんから直接お話を聞きました。
Kids Hurt Too Hawaiiとは
こんにちは!アロハガール探検隊のゆきです。私は最近アメリカで話題になったSound of Freedomという、実話が基になっている、子どもの人身売買に関する映画を見てきました。わたくし、すぐ素直に影響を受けるタイプなので、映画を見た後は、「私も子どもたちの幸せを願うぞ!!」と握りこぶし。
そんな子どものために心を燃やしていた私にぴったりの方にお会いすることができました。その方とは、Kids Hurt Too HawaiiというハワイのNPO の設立者であり、プログラムディレクターでもある伊藤ヒロさん。
Kids Hurt Too Hawaiiでは、死別喪失を経験した子どもたち、離婚、暴力家庭や養護施設(フォスターケアー)で育った子どもたち、または服役中の親を持つ子どもたちの支援活動を行っています。グリーフ(深い悲しみ)、やトラウマを抱えた子どもたちが孤立することなく、同じような経験をした子どもたちと一緒に話しあったり、遊んだりする中で、その子たちの心が少しでも癒されるためのサポートをハワイでしている非営利団体です。
私もお話を聞くまで、そこまで意識していなかったというか、あまり考えていなかったというか、恥ずかしい限りなのですが、楽園に見えるハワイにも、親を失くした子ども、トラウマを抱えた子どもたちがたくさんいます。その子たちを全力で迎え、サポートしているのが、ヒロさんをはじめとするKids Hurt Too Hawaiiのスタッフとボランティア・ファシリテーターのみなさんなのです。
ヒロさん自身も養護施設出身
今となってはエネルギーの塊みたいな、がっちり体型、笑顔がまぶしすぎるヒロさんですが、なんとヒロさん自身が2歳のときに母親と弟を死別し、もう一人の弟と養護施設で育ったトラウマを抱えた子供だったそうです。(今日はいらっしゃらなかった、奥様であり、同じく設立者のシンシアさんも、同じくアメリカの養護施設育ち)。
日本からアメリカに渡ったヒロさんが、自分のグリーフに気付き、子供のグリーフやトラウマサポートに興味を持ち、この道に入るのは単なる偶然ではなかったのだと思います。
ヒロさんはオレゴン州のポートランドにあるThe Dougy Centerというところでグリーフワーク、トラウマワークを学びました。その後に移住したハワイで2001年にKids Hurt Too Hawaiiを設立。山あり谷ありの23年間でしたが、現在では3歳からティーンエイジャーまでの子どもたちが120人ほど在籍していています。サポートグループでのグループワーク、そしてメンタープログラムを通して遊びやアート、ウクレレ、サーフィン、柔道などの活動を楽しみながらサポートを受けています。
「トラウマを持った子どもたちのサポート」というと、なんだか難しいことを想像してしまいますが、ここで経験するのはセラピーではなくピアサポート。子どもたちはとにかく毎日楽しくいろんな活動に参加しながら癒されていくのだそうです。なんといっても、ヒロさん自身が「自分は毎日子どもたちと全力で遊んでるだけなんで、楽しいっすよ!」と言って笑っているのが印象に残りました。
子どもたちが全力で遊び散らかした後。。。元気に遊んでたんだな~と想像すると心が温かくなりますね。
日本での活動も
ハワイの子どもたちの心を癒すべく、毎日アクティブに活動しているヒロさんたちですが、実は日本からも彼らの持っていうノウハウを教えてほしいという依頼があるそうです。
実際に奥様のシンシアは阪神淡路大震災後に神戸に、東日本大震災の際にはシンシアと二人で何度も東北の地に行き、親を失った子どもたち、トラウマで苦しむ子どもたちのサポートに関わりました。
これからも、ハワイ、日本、それから必要とされる場所ならどこででも、子どもたちのサポートがしたいと笑うヒロさんのエネルギーが熱かったです。
もっともっと紹介したいことは山のようにあるのですが、今日はここまで!お金とか自分の名声じゃない、子どもたちのために全力で動くヒロさん、私の目にはハワイで活躍する日本人の鏡に見えました。ここから育っていった子どもたちは、癒されるのはもちろんですが、ヒロさんたちもたくさんのものを子どもから得るんでしょうね。
Kids Hurt Too Hawaiiでは、こういった活動に関心を持ち、自分もファシリテイターとして子供たちと関わってみたいという人たちのためにファシリテイターボランティア養成講座も開催しています。トレーニングは3か月に1回、2日間で行われ、16歳以上なら誰でも参加可能。もちろん、ハワイに在住されていてKids Hurt Too Hawaiiの活動に、興味のある方はぜひ下のサイトから連絡を取ってみてはいかがでしょうか?
伊藤ヒロ
hiro@kidshurttoo.org
Kids Hurt Too Hawaii
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