2023年6月開業のホノルル鉄道

「スカイライン」は2023年6月に開業したホノルルの鉄道です。それまで公共交通機関はバスしかなかったハワイ。オアフ島のほぼ全域を網羅しているとはいえ、バスは「時間通りに到着しない」「渋滞に巻き込まれて遅くなる」など、デメリットもあります。

そしてオアフ島ホノルルは、全米でも渋滞が問題になる都市。「渋滞がひどい都市ランキング」ではホノルルが上位にランクインされるほど、朝と夕方の交通渋滞は大問題。

クルマ社会のハワイですが、自転車シェアリングサービス「BIKI(ビキ)」ができたり、道路に自転車専用レーンがつくられたり、クルマ以外の交通手段の利用が促進されているんです。そんななかで開業したのが「スカイライン」でした。

第2区間はホノルル空港(ダニエルKイノウエ国際空港)駅も

開業時はハワイ初の電車の誕生で、しかも見晴らしのいい高架鉄道ということもあり、最初は大きな話題となりました。地元の人々も遊園地のアトラクションに乗るような感覚で、「ハワイでの初乗車体験」を楽しんでいた方もいたようです。

しかし、2023年6月に開業した第1区間は、オアフ島西側の街カポレイからアロハスタジアムまで。予定されている全区間(およそ20駅)のうち9駅までに限られていたため、開業からしばらくすると利用者はぐっと減っていたようです。

でも、第2区間はアロハスタジアムからミドルストリートトランジットセンターまでが開通され、途中にはホノルル空港(ダニエルKイノウエ国際空港)やパールハーバーも通ります。

終点のアラモアナまで開通しない限り、観光客が利用する可能性は低いとみられますが、ホノルル空港にスカイラインが運行するようになれば、空港に勤務する地元の人々は鉄道を利用する方も出てくるでしょう。

パールハーバーも地元住民の主要な勤務地のひとつであり、第2区間の開業で、乗客数の増加も期待されています。

10月開業予定だけれど遅れる可能性も⁉

現在は、第2区間の開業日が10月1日であると発表されたのですが、実際の工事を行うホノルル高速輸送機構では「あくまでも安全が最優先で、もしなんらかの問題が発生した場合は、無理な工事を行わない」と話しています。だから、なにかのトラブルや予期せぬ事態が発生して計画通りにいかなくても、頑張って10月1日の開業日に間に合わせるようなことはしない……ということです。

スカイラインの工事は、いままでも散々遅れに遅れて、2023年にようやく開業したもの。第2区間の開業だって、予定通りにならない可能性が高いのかもしれません。

そして終点のアラモアナまでの全区間が開通するまでは、かな~り気長に待っていた方がよさそうです。

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