カメを持ち上げて写真を撮った男性が非難の嵐 ハワイでやってはいけないこと
ハワイのビーチで、ウミガメを持ち上げて記念写真を撮影した男性が、現地で激しい非難の声に巻き込まれています。ハワイでは、ウミガメはとても大切な存在で、絶滅危惧種にも指定されています。ハワイでやってはいけないことを改めて確認しましょう。
ハワイのビーチで「カメを持ち上げて記念写真」を撮った男性が……
事の発端は、ハワイのビーチで男女のカップルが取ったある行動です。それは、波打ち際にいたウミガメを男性が両手で持ち上げ起き上がらせて、その様子を女性がカメラで撮ったというもの。
ウミガメを持ち上げたのは撮影したわずかな時間ですが、ハワイの人にとってウミガメがどんな存在なのか、そしてハワイでのルールを知っている人からすれば、驚きのあまり息の止まるようなシーンだったはず……。
出典:YouTube
ハワイでウミガメは大切な存在 絶滅危惧種にも指定
ハワイではウミガメは「ホヌ(Honu)」と呼ばれ、海の守り神や、幸運を運んできてくれるなどと、人々の間では昔から大切な存在として考えられてきました。
しかも、国からもハワイ州からも絶滅危惧種に指定されています。
ハワイではシュノーケリングをしているときや、船に乗っているときでも、ウミガメを見かけたり遭遇したりすることは珍しいことではありませんが、ウミガメには近づいてはいけないのが鉄則。
触るのはもちろん、傷つけたり、嫌がらせをしたりすることは罰金の対象にもなる可能性があるんです。
そのため、今回のカップルの様子を収めた動画は、瞬く間に現地で非難を呼ぶことになったのです。現地の海洋生物活動家は「これを見た瞬間、心臓が止まりそうになって、不安で吐き気がした」とまで話しています。
ハワイに行くなら覚えておこう 野生生物に出会ったときどうする?
ウミガメ以外でも、ハワイでは野生生物に関するさまざまなルールがあります。ハワイ州観光局によると、こんなルールが紹介されています。
ウミガメ:3m以上の距離を保つ
ハワイアンモンクシール:15m以上の距離を保つ
小柄のクジラ&イルカ:45m以上の距離を保つ
大型のクジラ:90m以上の距離を保つ
※これらの生物に触る・餌を与えることも、ハワイ州法とアメリカ連邦法で禁止されています。違反した場合は、罰金が科せられます。
これまでも、このようなルールを知らない観光客がハワイの野生生物にいたずらをしている動画などが拡散され、非難される事態になったことが何度もあります。
今回のウミガメを持ち上げた男性については、捜査の初期段階ではありますが、初犯なら最長1年の懲役と250ドル以上の課金が科せられる可能性があるとのこと。
ハワイへ旅行するなら、こんな現地のルールを理解したうえで、そのルールに沿って現地での体験を楽しみたいですね。
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ハワイで暮らしてます。海が大好き。

