米国永住権の抽選制度が一時停止

2025年12月、米国政府はアメリカで毎年行われている、永住権の抽選制度について一時的に停止することを発表しました。

この抽選制度で日本は対象国になっていて、実際に日本人でこの抽選制度に申し込んだり、ラッキーにもグリーンカード(アメリカの永住権)が当たってアメリカに移住したりしている人もいます。

だからこそ、このニュースはアメリカ移住を目指す日本人の間でも、きっと衝撃として受け止められていると考えられます。

グリーンカードが抽選で当たる アメリカのユニークな制度

そもそも、グリーンカード(永住権)が抽選で当たるなんていうこの制度は、アメリカならではのユニークなもの。

海外移住を考えたことがある人ならわかると思いますが、国籍を持っていない他国のビザを取得するのは、とっても大変なこと。国によってさまざまですが、ビザの取得には多くの条件が設けられていて、時間もお金もかかり、そうそう簡単に手に入れられるものではありません。

アメリカだって、もちろんそう。観光目的での入国については、日本人であれば最長90日以内なら自由にできますが、一般的なワークビザの取得はそうはいきません。

それでも、アメリカがグリーンカードの抽選制度を設けているのは、アメリカの多様性を推進するため。アメリカへの移民が少ない国や地域の人を対象に、多くの人を受け入れようとしていて、アメリカでは毎年最大で55,000人の移民をこの制度で受け入れています。

日本では「抽選制度」と呼ばれますが、正式名称が「Diversity Visa Program(多様性ビザプログラム)」であることからも、それがわかるでしょう。

抽選制度でグリーンカードが当たる確率は「宝くじと同じ」などと言われるように、もしも当選できたらとってもラッキーなことかもしれませんが、それでも毎年のようにこの制度に応募している方もきっと多いと思います。

一時停止の理由は?

でも、トランプ政権がこの制度の一時停止を決めたのは、2025年12月にロードアイランド州にあるブラウン大学で起きた銃撃事件がきっかけです。

この事件で、2人の学生が亡くなり、9人が負傷しました。そして、このときの容疑者が自ら命を絶った姿で見つかったのですが、この男性がポルトガル人で、アメリカの抽選制度でグリーンカードを取得していたのです。

そのため、アメリカ政府では「この制度によって、アメリカ人に被害を受けないようにするための措置」として、抽選制度の一時停止を発表したわけです。

2026年応募時はどうなる?

毎年秋頃から応募が可能になる、この抽選制度。アメリカ政府の抽選制度のウェブサイトでは、とくに今回の停止についての明記はないようです。

そして、実際に応募が開始される秋の段階で、どのような対応になるかはいまも不明のままです。もしも、抽選制度の応募を考えているのなら、この動向を注意深く見ていく必要がありそうです。

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