2026年 ハワイで叶えるウェディング|大人のふたりが心地よく過ごすための結婚式ガイド
青い海とやわらかな風に包まれながら、大切な人と未来を誓う。ハワイで叶えるウェディングには、写真だけでは伝わらない特別な空気があります。一方で、会場選びやゲストの移動、婚姻手続き、ビーチ利用のルールなど、日本とは違う準備も必要です。この記事では、2026年にハワイでウェディングを考える大人のふたりへ、後悔しにくい会場選びから当日の過ごし方まで、旅全体を心地よく整えるコツを紹介します。
ハワイでウェディングを考える前に大切にしたいこと
ハワイでのウェディングに憧れる理由は、人によってさまざまです。海を背景に写真を残したい、家族への感謝を込めて旅行を贈りたい、大勢を招く日本の披露宴よりもふたりらしい時間を過ごしたい。リゾートでの結婚式には、決まった形にとらわれず、自分たちに合った一日を作りやすい魅力があります。
ただし、ハワイで式を挙げることだけを考えて準備を進めると、現地に着いてから忙しさを感じてしまうこともあります。日本から移動する時間、ゲストの宿泊、食事、衣装の管理、現地での移動なども含めて、結婚式と旅行をひとつの体験として考えることが大切です。
豪華な装花や大きなパーティーがなくても、朝に家族とゆっくり食事をし、海の見える場所で誓いを交わし、夕暮れにはお気に入りのレストランで乾杯する。そんな一日も立派なウェディングになります。
大人のふたりだからこそ、何を増やすかではなく、何を大切に残すかを考えてみましょう。
結婚式だけではなく旅そのものをデザインする
ハワイでウェディングをする魅力は、結婚式の前後まで特別な時間にできることです。
日本での結婚式では、当日の数時間に予定が集中しやすいもの。対してハワイなら、到着してから少しずつ気持ちを整え、挙式を迎え、その後も家族やパートナーと旅を続けられます。
たとえば到着日は予定を入れすぎず、ホテルで休んでから近くを散歩する。翌日は衣装や会場を確認し、夜は家族とカジュアルな食事を楽しむ。そして挙式翌日は何も予定を決めず、ビーチやカフェで余韻を味わう。こうした流れなら、結婚式が旅の中に自然に溶け込みます。
特に両親や親族を招く場合は、新郎新婦だけのスケジュールにならないようにしたいところです。
せっかくハワイまで来てもらうからと、毎日朝から夜まで一緒に観光する必要はありません。家族で過ごす時間と、それぞれが自由に楽しめる時間を分けておくほうが、結果として全員が気持ちよく滞在できます。
ウェディングという特別な目的がある旅だからこそ、余白を作ることも立派な計画のひとつです。
ふたりだけの挙式かゲストを招くかを最初に決める
会場探しを始める前に考えたいのが、誰とその日を過ごしたいかです。
ふたりだけなら、準備するものをコンパクトにしやすく、写真や食事に予算を使うこともできます。挙式後にそのままハネムーンへ移れるため、自由度の高い旅にしたいカップルにも向いています。
一方、家族や親しい友人を招けば、ハワイという場所そのものを共有できることが魅力です。挙式を見守ってもらうだけでなく、前日のディナーや翌日の観光まで含めて、一緒に過ごした記憶が残ります。
ここで気をつけたいのが、人数が少ないから準備も簡単とは限らないことです。
海外でゲストを招く場合は、航空券やホテルを誰が手配するのか、費用をどこまで負担するのか、現地集合にするのか、食事会を用意するのかなど、国内の結婚式とは違う相談が必要になります。
最初にゲストの範囲を決めておけば、会場の広さや宿泊エリア、送迎、レストランまで選びやすくなります。呼びたい人を後から増やすより、最初に全体像を描いておくほうがスムーズです。
挙式と法的な婚姻は分けて考える
ハワイで誓いのセレモニーを行うことと、ハワイ州の法律に基づいて婚姻することは、必ずしも同じではありません。
日本で婚姻届を提出したうえで、ハワイでは記念のセレモニーを行う方法もあります。一方、ハワイ州でマリッジライセンスを取得し、州から資格を受けた婚姻執行者によって正式に婚姻を成立させる方法も選択できます。
ハワイ州で法律上の婚姻を行う場合、現在は居住要件や米国市民権の要件はありません。オンライン申請後、挙式前にふたりそろってライセンスエージェントと対面し、本人確認などを受けてマリッジライセンスを受け取ります。ライセンス発行後に待機期間はありませんが、取得してから30日以内にハワイ州内で挙式を行う必要があります。2026年9月時点の申請費用は、ポータル手数料を含め65ドルです。
ただし、結婚式らしいセレモニーを楽しむことが目的なら、必ずハワイ州の方式で婚姻しなければならないわけではありません。
ふたりが求めているのが、法律上の婚姻なのか、旅先での誓いの時間なのか。ここを最初に整理しておくと、その後の準備がわかりやすくなります。
ハワイでウェディング会場を選ぶときの考え方
ハワイでウェディングをすると決めたら、次に悩むのが会場です。
海の見えるホテル、ビーチ、チャペル、ガーデン、歴史を感じるクラシカルな空間など、オアフ島だけを見ても選択肢は豊富です。写真を見ているうちに、どこも素敵に見えて決められなくなる方もいるでしょう。
そんなときは、会場単体の美しさだけで選ばないことがポイントです。
挙式前にどこで支度をするのか、ゲストはどこに宿泊するのか、式のあとに食事をするのか、写真撮影へ移動するのか。結婚式当日の動線まで考えると、自分たちに合うエリアが見えやすくなります。
特にハワイでは、同じオアフ島でもワイキキとコオリナでは過ごし方が大きく変わります。便利さを優先したいのか、静かなリゾート感を優先したいのかを考えるところから始めましょう。
ワイキキはゲストを招く結婚式にも取り入れやすい
初めてハワイを訪れる家族や友人を招くなら、ワイキキは過ごしやすい選択肢です。
ホテルやレストラン、ショッピング施設が集まり、徒歩で動ける範囲も広いため、挙式以外の時間をゲスト自身で楽しんでもらいやすいのが魅力です。両親はホテルで休み、友人は買い物へ出かけるなど、それぞれ違う過ごし方を選べます。
歴史あるホテルでクラシカルな雰囲気を楽しみたい場合には、モアナ サーフライダー ウェスティン リゾート&スパ ワイキキビーチのような選択肢もあります。現在も屋内外のオーシャンフロント会場を用意しており、ケータリングやウェディングプランニングにも対応しています。
ワイキキなら、挙式後にホテルやレストランへ移動しやすいため、大がかりな披露宴を行わず、家族だけのディナーを組み合わせるスタイルも似合います。
一方で、人が多く行き交うリゾートエリアでもあります。
静けさを最優先したい場合は、会場から見える範囲や周囲の雰囲気、撮影場所まで確認しておきましょう。写真では海だけが写っていても、実際のホテル周辺は街の中心部というケースもあります。
賑やかなハワイらしさも含めて楽しみたいふたりには、ワイキキの便利さが大きな味方になります。
コオリナはリゾートの中で一日を完結させたいふたりに似合う
街の便利さより、ゆったりとしたリゾート感を大切にしたいなら、オアフ島西部のコオリナも候補になります。
ホテルに滞在しながら、支度、挙式、撮影、食事までひとつのリゾート内や周辺で組み立てやすいのが魅力です。結婚式の日に何度も車へ乗って移動したくないふたりにも相性がよいでしょう。
フォーシーズンズ リゾート オアフ アット コオリナでは、独立したウェディングチャペルや海辺のロケーションを感じられるOcean Lawnなど、異なる雰囲気の会場が用意されています。現地のウェディング担当者によるプランニングにも対応しているため、滞在と結婚式を一体として考えたい場合にイメージしやすいリゾートです。
コオリナを選ぶなら、ゲストの滞在方法も一緒に考えておきましょう。
ワイキキに宿泊するゲストが多い場合は、挙式日の移動が必要になります。逆に全員でコオリナ周辺へ泊まれば、式のあともゆっくり余韻を楽しめます。
どちらが正解ということではありません。
街歩きやショッピングまで楽しみたいのか、それとも結婚式を中心にリゾートへこもりたいのか。ふたりが思い描くハワイの過ごし方から選んでみてください。
ビーチ挙式は景色だけで決めない
砂浜に立ち、海を目の前に誓いを交わすビーチでのウェディングは、ハワイらしさを感じられるスタイルのひとつです。
チャペルとは違い、波音や風までその日の記憶になります。かしこまった結婚式が苦手なふたりなら、自然体の表情も残しやすいでしょう。
ただし、ハワイのビーチは美しい景色が広がっているからといって、どこでも自由に商業的なウェディングを行えるわけではありません。
州が管理する対象の海岸で商業活動として結婚式を行う場合には、Wiki PermitsによるRight-of-Entry Permitが必要になるケースがあります。州立公園で結婚式を行う場合、Special Use Permitは原則として希望日の少なくとも45日前までの申請が必要です。商業的要素を伴うイベントではBoard of Land and Natural Resourcesの承認が必要になる場合があり、90日前までの申請が案内されているため、利用する会場やサービス内容に合わせて早めに確認しておきましょう。
そのため、ビーチを見つけて自分たちだけで装飾し、カメラマンを呼んで式を始めるという考え方は避けたほうが安心です。
現地のウェディング会社や会場へ依頼する場合は、使用予定の場所と必要な許可、誰が申請するのかを契約前に確認しておきましょう。
ビーチでは大きな装飾がなくても、海と空そのものが背景になります。許可された範囲の中で、レイやブーケなど小さなアクセントを添えるだけでも十分に華やかです。
ハワイで正式な婚姻をするなら手続きまで準備しておく
ハワイでウェディングを計画するときに見落としやすいのが、セレモニーと行政手続きの違いです。
日本で婚姻を済ませてから渡航し、現地では記念の挙式だけをするのであれば比較的シンプルです。一方、ハワイ州の方式で婚姻を成立させたい場合は、マリッジライセンスの取得や挙式後の証明書、日本側での届出まで考える必要があります。
憧れの結婚式なのだから、手続きの話は後で考えたいという気持ちもあるかもしれません。しかし、必要書類や日程を早めに理解しておけば、現地では式そのものを楽しみやすくなります。
特に短い滞在の中で手続きを行う場合は、旅行日程とライセンス取得の日を別々に考えず、一つのスケジュールとして組み立てることが大切です。
ハワイ州で婚姻する場合はマリッジライセンスを取得する
ハワイ州の方式で正式に婚姻する場合、挙式前にマリッジライセンスを取得します。
申請自体はオンラインから始められますが、それだけで手続きが完了するわけではありません。挙式日の30日前より早くない時期にライセンスエージェントと面会し、ふたりそろって本人確認を受けます。パスポートなど政府発行の顔写真付き身分証明書も必要です。
ライセンスを取得したあとは待機期間がなく、そのまま挙式を行えます。ただしライセンスが有効なのは発行から30日間で、婚姻式もハワイ州内で行わなければなりません。
滞在初日にすぐ手続きを入れると、飛行機の遅延や体調によって予定が崩れる可能性もあります。
挙式の時間だけではなく、ライセンスを受け取る時間まで含めて、無理のない旅程にしておきましょう。
また、婚姻を執り行う人もハワイ州のライセンスを受けている必要があります。法的な婚姻を希望しているなら、ウェディング会社へ申し込む際に、セレモニーが法的婚姻として行われるのかも確認しておくと安心です。
ハワイ州の方式で結婚した日本人は日本側の届出も確認する
日本人同士がハワイ州の方式で婚姻した場合、それだけで日本の戸籍上の手続きまで自動的に終わるわけではありません。
外国の方式によって婚姻が成立した場合は、その事実を日本の戸籍へ記載するための婚姻届が必要です。現在の案内では、婚姻成立日から3か月以内に、現地の在外公館または日本国内の市区町村へ届け出ます。婚姻証明書と日本語訳なども必要になります。
在ホノルル日本国総領事館でも、ハワイ州の方式で婚姻した日本人向けの必要書類が案内されています。
旅行から帰ってから慌てないよう、どの証明書を受け取り、どこへ届け出る予定なのかまで確認しておきましょう。
外国籍のパートナーとの婚姻では必要書類が異なるため、個別の状況に合わせた確認も必要です。
美しい景色の中で婚姻が成立した瞬間はもちろん大切ですが、その後の戸籍手続きまで終えて初めて安心できる方も多いはずです。挙式担当者だけでなく、公的機関の最新案内も確認しながら進めてください。
ビーチや州立公園を使う場合は許可の有無を確認する
ビーチでのウェディングを希望するときは、婚姻手続きとは別に場所の利用ルールも確認する必要があります。
ハワイ州の対象となる公共ビーチで商業的な結婚式を行う場合、Wiki Permitsの対象になることがあります。現在のオンラインサービスでは、州の公共ビーチなどで行う商業活動の例として、ビーチウェディングが明記されています。料金は利用面積に応じて設定され、最低料金も設けられています。
ただし、すべての海岸が同じ管理者というわけではありません。
州ではなく郡や別の管理主体が関わる場所もあるため、撮影したいビーチを決めたら、その場所でどの許可が必要なのかを確認することが重要です。
ウェディング会社のパッケージに許可申請が含まれている場合でも、当日に使う場所の正式名称を聞いておくと安心です。
写真だけを見て場所を決めるのではなく、使用条件まで含めて会場選びをすることが、現地で困らないためのポイントです。
雨や風が出たときの代替案も契約前に聞いておく
ハワイだから毎日必ず青空になるとは限りません。
屋外での挙式を選ぶなら、雨が降った場合にどこへ移動するのか、開始時間を調整できるのか、会場変更には追加料金が発生するのかを確認しておきましょう。
特に海辺では、雨だけではなく風も演出や衣装へ影響します。
長いベールを使う予定なら風が強いと扱いにくくなることがありますし、高い装花や軽いペーパーアイテムは屋外に向かないこともあります。
晴天の写真だけを基準に準備するのではなく、少し曇っても素敵に見えるドレスや装花を選んでおけば、当日の天候に気持ちを左右されにくくなります。
バックアップ会場を用意するリゾートもありますが、条件は会場ごとに異なります。たとえばフォーシーズンズ リゾート オアフ アット コオリナでは、屋外セレモニーの予約について代替会場を用意する旨が現在のウェディング案内に掲載されています。
雨が降ったら失敗という考え方ではなく、その日の空も含めてハワイで過ごした一日と考えられる準備をしておくと、気持ちにも余裕が生まれます。
ハワイのウェディングに似合う衣装と写真の残し方
ハワイでのウェディングは、衣装や写真も日本の式と少し違う視点で考えると心地よく楽しめます。
ホテルのボールルームで過ごす時間が中心なら、ボリュームのあるドレスも映えます。一方、ビーチやガーデンを歩くなら、軽さや動きやすさも大切です。
大人のウェディングでは、華やかに見せるために何かを足し続ける必要はありません。
自然光の中で美しく見える素材、自分の体をきれいに見せてくれるシルエット、歩きやすい靴、好きな花。ひとつずつ自分に似合うものを選ぶほうが、ハワイの風景には自然に馴染みます。
写真撮影でも同じです。
有名スポットを何か所も巡るより、式を挙げた場所や滞在しているホテル、その日に歩いたビーチなど、自分たちの物語につながる場所を残したほうが、年月が経ってから思い出しやすくなります。
ドレスは会場だけでなく歩く場所から選ぶ
ドレスを選ぶときは、正面から見た姿だけでなく、ハワイでどう動くのかを想像してみましょう。
ビーチなら砂の上を歩きます。ガーデンでは芝生を通ることもあります。ホテルから撮影場所まで徒歩で移動する場合もあるでしょう。
軽やかな素材や裾を持ち上げやすいデザインなら、移動中も扱いやすくなります。
反対に、長いトレーンや繊細なレースを選びたい場合は、砂や芝での撮影をどこまで行うのかをカメラマンや衣装担当者と相談しておくと安心です。
靴も重要です。
砂浜では細いヒールが歩きにくくなるため、撮影用と食事用で履き替える方法もあります。見えないからと足元を妥協するのではなく、自分が自然に立ち、歩き、笑えるものを選びましょう。
新郎側も、重たいフォーマルスーツだけが選択肢ではありません。
会場のドレスコードに合う範囲で、軽やかな素材や明るい色を取り入れると、南国の光に馴染みます。ふたりの衣装の格をそろえておけば、写真にしたときにもバランスが整います。
ヘアメイクは風と湿気まで想定する
日本で試したヘアスタイルをそのまま再現するだけではなく、屋外で過ごす時間を考えてスタイルを決めることも大切です。
海辺では風が吹くことがあります。
長い髪をすべて下ろしたスタイルは美しいものの、撮影中に顔へ髪がかかりやすくなることもあります。ゆるくまとめる、顔周りだけ固定するなど、自然さと崩れにくさのバランスを相談してみましょう。
メイクも、室内だけで見る仕上がりと自然光の下では印象が変わります。
写真をしっかり残したいなら、現地の光の中でどのように見えるかまで考えられるヘアメイク担当者に相談すると安心です。
また、挙式直前だけ完璧ならよいというものでもありません。
食事や撮影まで長い時間をドレスで過ごすなら、自分で簡単に直せるリップやフェイスパウダーを持っておくと便利です。
大人の花嫁に似合うのは、崩れないために固めたスタイルというより、その人らしさを残しながら一日の変化にも付き合えるヘアメイクです。
写真は景色だけでなく過ごした時間を残す
ハワイでウェディングをするなら、青い海を背景にした一枚は残したいですよね。
ただ、それだけでアルバムを完成させる必要はありません。
支度中に母親と話している姿、父親が少し緊張している表情、式の直前にふたりで笑った瞬間、ゲストが乾杯しているところ。何年後かに見返したとき、鮮明にその日を思い出させてくれるのは、意外とこうした何気ない写真だったりします。
写真の希望を伝えるときは、撮影スポットだけではなく、誰との時間を残したいかも伝えてみましょう。
ふたりだけの写真を中心にするのか、家族写真を多めにするのか、ゲストの自然な表情まで撮ってほしいのか。それだけでも撮影内容は変わります。
サンセット撮影を希望する場合は、食事の開始時間との兼ね合いも考えなければなりません。
挙式、集合写真、移動、ふたりの撮影、食事をすべて詰め込むと、せっかくの一日を時計ばかり見て過ごすことになります。
撮りたい写真に優先順位をつけ、あえて撮影しない時間を作ることも、心地よいウェディングには必要です。
ハワイらしい演出は取り入れすぎない
レイやトロピカルフラワー、ハワイアンミュージックなど、ハワイらしい要素をウェディングへ取り入れるのも素敵です。
しかし、南国らしさを出そうとして、装花、衣装、テーブル、音楽、ギフトのすべてを一つのテーマで埋め尽くす必要はありません。
白を基調にしたシンプルな会場へグリーンを加える、ブーケに南国らしい花を選ぶ、セレモニーでレイを取り入れるなど、一部分に土地の空気を感じさせるだけでも十分です。
大切なのは、ハワイの文化的な要素を単なる飾りとして扱わないことです。
レイやフラなどには、土地の文化や人々が大切に受け継いできた背景があります。ウェディング会社から意味や扱い方の説明を受けられる場合は、ぜひ聞いてみてください。
なぜその演出をするのかを知ったうえで取り入れると、写真のためだけではない、心に残る時間になります。
ゲストにも心地よいハワイでのウェディングを作る
家族や友人を招くハワイでのウェディングでは、ふたりが結婚式を楽しむことと同じくらい、ゲストが無理なく過ごせることも大切です。
海外の結婚式は、ゲストにとっても一つの旅行です。
航空券を手配し、仕事の休みを取り、荷物を準備してハワイへ向かいます。だからといって、新郎新婦がすべての費用や予定を抱え込む必要はありません。
大切なのは、どこまでこちらで用意し、どこから自由にしてもらうのかを早めに伝えることです。
宿泊場所、挙式時間、服装、会場への移動方法がわかっていれば、ゲストも自分の旅を計画できます。
全員をずっとおもてなししようとするより、それぞれがハワイを楽しめる余白を残しておくほうが、ふたりもゲストもリラックスできます。
ゲストの宿泊先と挙式会場の距離を確認する
ゲストを招く場合、最初に確認したいのがホテルから会場までの移動です。
新郎新婦は送迎車で移動できても、ゲストは自分たちで会場へ向かわなければならないケースがあります。
挙式案内には会場名だけでなく、何時にどこへ集合するのか、送迎があるのか、各自で移動するのかまで記載しておくと親切です。
家族に高齢者がいる場合は、徒歩移動の長さや階段の有無も確認しておきたいところ。
小さな子どもが参加するなら、挙式前後に休める場所や食事のタイミングも考えておきましょう。
ホテル選びでも、全員が同じホテルに宿泊しなければならないわけではありません。
ただし、送迎を用意するなら、宿泊先が広いエリアに分散しすぎると移動が複雑になります。いくつか候補エリアを示し、その中から選んでもらう方法なら自由度と動きやすさを両立できます。
ゲストへの案内は、情報が多ければよいわけではありません。
挙式当日に必要なことが一目でわかるようにまとめ、それ以外の観光や食事は自由にしてもらう。それくらいの距離感が、大人のリゾートウェディングには心地よく感じられます。
食事会は披露宴らしさにこだわらなくていい
挙式後の食事をどうするかも、ハワイでウェディングをする際に悩みやすいポイントです。
日本の披露宴と同じように、司会を入れ、余興を行い、決められた進行に沿って数時間過ごす必要はありません。
家族だけなら、大きな披露宴会場ではなく、眺めのよいレストランやホテル内のプライベートスペースで食事を楽しむ方法もあります。
乾杯をして、美味しい料理を食べ、途中で家族へ感謝を伝える。それだけでも十分に特別な時間になります。
友人を含めた人数の多いウェディングなら、着席式のディナーだけでなく、会話を楽しみやすいパーティースタイルも候補になります。
どんな形式にする場合でも、ゲストが空腹のまま長時間待つことがないよう、挙式から食事までの時間は確認しておきましょう。
写真撮影を優先しているうちに、ゲストだけが長く待つ流れにならないようにすることも大切です。
ふたりのための一日でありながら、来てくれた人にも気持ちよく帰ってもらえる。そのバランスが取れると、豪華な演出がなくても記憶に残る時間になります。
費用は式だけではなく旅行全体で考える
ハワイでのウェディング費用を考えるときは、挙式プランの金額だけを見ないことが重要です。
衣装、ヘアメイク、写真、装花、食事だけでなく、航空券、ホテル、現地移動、ゲスト関連の費用、滞在中の食費なども発生します。
プラン料金が抑えられていても、希望する写真や衣装を追加していくうちに金額が大きくなることがあります。
最初に考えたいのは、どこへお金を使うと自分たちが満足できるのかです。
写真だけは妥協したくない、家族との食事を一番大切にしたい、ホテルを贅沢にしたい、衣装はシンプルでいい。優先順位はカップルごとに違います。
すべてを最高ランクにするのではなく、自分たちにとって大切ではない部分をシンプルにすると予算を整えやすくなります。
見積もりを見る際は、プランに何が含まれているかも確認しましょう。
送迎、ブーケ、写真データ、ヘアメイク、会場使用料、許可関連の手続きなど、同じウェディングプランという名前でも内容は異なります。
総額だけを比較するより、自分たちが必要なものを追加したときにいくらになるのかを見るほうが、現実的な判断につながります。
挙式翌日はあえて予定を入れない
ハワイまで来たのだから、毎日観光したいと思うかもしれません。
しかし、ウェディング当日は想像以上に長い一日になることがあります。
朝早くからヘアメイクを始め、衣装を着て、挙式をし、撮影をして、家族と食事をする。楽しくて気が張っている間は平気でも、ホテルへ戻った途端に疲れを感じることもあるでしょう。
だからこそ、翌日にあえて何もしない時間を作るのがおすすめです。
目覚ましをかけずに起き、ゆっくり朝食を食べる。ビーチへ行き、昨日の写真を少し見ながら話す。午後から気分が向けばショッピングへ行く。
そんな一日があると、結婚式が終わった瞬間に次の予定へ追われず、余韻を味わえます。
家族を招いている場合も同様です。
全員参加の観光を翌朝から入れるより、自由行動の日を作っておくと、それぞれのペースで旅を楽しめます。
結婚式は一日ですが、ハワイで過ごした時間すべてが、ふたりにとってはウェディングの記憶になります。
後悔しにくいハワイでのウェディング準備
ハワイでのウェディングを満足できるものにするには、完璧な一日を作ろうとしすぎないことも大切です。
海外では、日本と同じ感覚で進まないことがあります。天候が変わることもあれば、予定より移動に時間がかかることもあります。
だからこそ、絶対に叶えたいことと、変わっても大丈夫なことを分けておきましょう。
海を見ながらふたりで誓いたい。家族と写真を残したい。美味しい食事を囲みたい。そんな中心となる希望が叶えば、装花の位置や細かな進行が予定と少し違っても、その日は十分に特別なものになります。
準備中には選択肢が次々に出てきますが、迷ったときは最初に思い描いた一日の雰囲気へ戻ることが大切です。
SNSの写真だけで会場を決めない
ウェディング会場を探していると、美しい写真がたくさん目に入ります。
真っ青な空、誰もいないビーチ、夕日に染まるチャペルを見ると、同じ写真を残したくなるかもしれません。
しかし、撮影された時間や天候、レンズ、装花によって、写真の印象は大きく変わります。
実際の式では、ゲストの椅子が並び、一般の宿泊客が近くを通り、時間帯によって光の向きも変わります。
会場を決めるときは、完成されたウェディング写真だけでなく、会場全体の位置関係や雨天時の場所、ゲスト席からの見え方も確認しましょう。
写真映えする会場と、自分たちが心地よく過ごせる会場は、必ずしも同じではありません。
式をしている自分たちの姿だけでなく、そこに座っている家族の姿まで想像すると、会場選びの基準が少し変わってきます。
やりたいことに優先順位をつける
ウェディングの準備では、調べるほどやりたいことが増えていきます。
ビーチ撮影もしたい、サンセットも撮りたい、家族写真も欲しい、豪華なブーケを持ちたい、ディナーも特別にしたい。どれも素敵だからこそ、全部を叶えたくなりますよね。
しかし、予定を増やすほど一日の移動や待ち時間も増えていきます。
おすすめなのは、これが叶えばハワイで式をしてよかったと思えることを、ふたりで最初に決めておくことです。
海を背景に誓うことなのか、家族との時間なのか、写真なのか、ふたりきりで過ごすことなのか。
中心が決まれば、そのために必要なものへ予算と時間を使えます。
結婚式は、項目の多さを競うものではありません。
一日が終わったあとに、ちゃんと楽しかったと思えること。その感覚を最優先にしてみてください。
現地スタッフには曖昧な希望でも伝えてみる
海外で結婚式をするからこそ、現地を知るスタッフを頼ることも大切です。
具体的な会場名が決まっていなくても、海が近い場所がいい、家族と静かに食事がしたい、移動を少なくしたい、写真を重視したいなど、自分たちの希望を伝えてみましょう。
ウェディングのプロであれば、それぞれの会場の特徴を踏まえて選択肢を整理してくれます。
その際、よく見せようとして希望を遠慮する必要はありません。
予算を抑えたいことも、親が長く歩けないことも、人前に立つのが苦手なことも、結婚式を作るためには大切な情報です。
できることと難しいことを最初に整理しておけば、準備の途中で大きく方向転換する可能性も減らせます。
ハワイでのウェディングは、日本にいながら打ち合わせを進めるケースも多いため、気になることを後回しにせず確認しておくと安心です。
帰国後のことまで考えて一つのウェディングにする
ハワイで式を終えたあと、日本でどのように過ごすのかも考えておくと、結婚にまつわる予定を整理しやすくなります。
帰国後に友人を招いたパーティーを開くのか、親族への挨拶だけにするのか、ハワイでの写真をアルバムにして家族へ渡すのか。
現地ですべてを完結させなくても構いません。
家族とはハワイでゆっくり過ごし、友人とは帰国後にカジュアルなパーティーを開く方法なら、それぞれ違った雰囲気で楽しめます。
反対に、大きな披露宴を望んでいないなら、ハワイの式だけで完結させてもよいでしょう。
誰かの結婚式と比べるのではなく、ふたりに必要な時間だけを選ぶことが大切です。
ハワイという特別な場所で結婚式をするからこそ、一般的な形に無理に合わせる必要はありません。
ハワイでふたりらしいウェディングを叶えるために
ハワイで叶えるウェディングの魅力は、美しい海や空だけではありません。
いつもの生活から少し離れた場所で、大切な人とこれからの人生について向き合えること。家族と旅をしながら、普段は言えない感謝を伝えられること。挙式が終わったあとも、そのままふたりの時間を過ごせること。そうした一つひとつが重なり、忘れられない記憶になります。
ワイキキの華やかさを楽しむのか、コオリナでゆったりと過ごすのか、海辺でシンプルに誓うのか。選ぶスタイルに正解はありません。
大切なのは、写真の中で素敵に見えることだけでなく、その日を過ごしている自分たちが心地よいことです。
ハワイ州の方式で正式に婚姻する場合はマリッジライセンスの取得が必要となり、日本人が外国方式で婚姻した場合には日本側の戸籍手続きも必要です。ビーチや州立公園での挙式には、場所や内容によって許可が必要になるケースもあります。こうした実務面は早めに確認し、当日はできるだけ手続きから離れて、ふたりの時間に集中できるよう準備しておきましょう。
豪華な装飾がなくても、家族と静かに食卓を囲むだけでも、ふたりだけで海を眺めながら誓うだけでも、それが自分たちらしいなら素敵なウェディングです。
ハワイの風や光、波音まで思い出せるような一日を、自分たちらしいペースで作ってみてください。
ハワイ好き女子の為にハワイローカル情報を日々取材しております♡♡♡







