ウクレレプレイヤー「ジョディ・カミサト」さんの主催する「ウクレレハレ」が10周年!
10周年を迎えるウクレレスクール「ウクレレハレ」を主宰する「ジョディ・カミサト」さんにインタビュー。
アロハガール編集部がジョデイさんにインタビュー
Jody kamisato(ジョディ・カミサト)さん。7歳の頃からウクレレに親しみ、独自の演奏スタイルを作り上げたハワイを代表するウクレレプレイヤーです。
そんなジョディさんが未来の子どもたちにウクレレの素晴らしさを伝えたいと2007年に開いたウクレレスクール「ウクレレハレ」が、今年10周年を迎えるということで、アロハガール編集部のインタビューに応じて下さいました。
カイムキにあるビルの一角。「ウクレレハレ」のスクールのドアを開けると、価値あるウクレレがずらりと飾られています。壁にはいたる所に、スクールでウクレレを学んでいる子どもたちの写真が。現在200人以上の生徒たちがこのスクールに在籍し、下は2歳から、そして最も高齢の方は80歳。元気にレッスンに通われているそうです。
何と同じく、ウクレレプレイヤーとして有名なジェイク・シマブクロさんのお祖母さんと、ジョディさんのお祖母さんがお友達同士だったそうです。
「ウクレレを好きになったのは、そんなおばあちゃんや周りの環境のおかげだね。ウクレレを手にした頃から家族の前で『僕はいつか、ステージに立つウクレレプレイヤーになる。』って言ってたんだ。」と笑顔のジョディさん。
2歳の幼児まで!80名の子どもたちがステージで演奏
先月行われたウクレレピクニックにも、スクールに在籍する80名もの生徒たちが参加しました。
舞台裏に次々と生徒たちが集まってきます。2歳や4歳の小さな子どもたちもステージに立つそうです。「ステージに立つ楽しさを知ってほしいんだ。ステージで演奏することの楽しさをここで学べるから。」とジョディさん。
本番ギリギリまで、子どもたちと音合わせをしながら指導をするジョディさんは、大きな舞台に立ち、お一人で演奏するときの「ジョディ・カミサト」の顔から優しい「ジョディ先生」の顔になっていました。
ウクレレハレが生んだスター「ホノカ&アジータ」、そして先輩たちを目指す若い音楽家たち。
そんなジョディさんが指導者として育てた若いウクレレプレイヤーが「ホノカ&アジータ」。2人ともウクレレハレの生徒だったところから、ジョデイさんの指導でデュオとして活躍するようになりました。今やハワイや日本だけでなく、ヨーロッパ各国でのコンサートや、ニューヨークのテレビ番組で演奏を披露し、インタビューに応じるほどに。2人のこれからのウクレレプレイヤーとしての活躍に注目です。
そしてジョデイさんが、ホノカ&アジータさんたちの次に紹介してくれたのが「チナ・ヴォイノヴィッチ」ちゃん、15歳です。5歳の時にハワイに来たチナちゃんがウクレレを手にしたのは9歳の時。ウクレレだけでなくギター、ピアノと楽器を独学で習得。3年前にジョディさんの指導を受けるため「ウクレレハレ」に入りました。
そして昨年、ハワイのラジオ局「KZOOラジオ」にゲスト出演した日本のアイドル「渡良瀬橋48」の「大塚みか」さんの大ファンだったチナちゃんが、番組収録時の応援に駆け付けた際、急きょチナちゃんが自分で作詞、作曲した歌を自ら歌うことになり、その時にチナちゃんの歌を聞いた、みかさんの音楽プロディューサーさんが、チナちゃんに声をかけてくれたのがきっかけでした。
大塚みかさんが歌うハワイと日本をつなぐ友好親善ソングに、チナちゃんが作った曲が採用されたのです。
日本人のハワイ移民150周年を記念して作られた友好親善ソング「A Song of Love~愛の唄」。チナちゃんの作った曲に、江黒俊介さんが詞を書き、大塚みかさんが歌います。CDは3月10日に発売だそうです。
チナちゃんはこの3年間、自分で作詞、作曲したものをジョデイ先生のクラスに持って行き、そのつど指導を受けていたそうです。「ウクレレのセンスだけじゃなく、チナは独特の歌声を持っているんだ。そして自分で曲や詞をクリエイトする才能がある。いつもチナとのレッスンは本当に楽しいし、今回の作曲家としてのCDデビューは心から嬉しいよ。」とジョデイさん。
子どもたちにウクレレと音楽の楽しさを
「もちろん、ウクレレプレイヤーとして演奏することはとても嬉しいこと。ステージは大好きだよ。でも未来をつくる子どもたちにウクレレの楽しさ、音楽の素晴らしさを伝えることも心から好きなんだ。これからもずっと続けていきたいね。10年前に開いたウクレレハレが、こうして10周年を迎えるなんて!マハロ、そしてアロハ」と笑顔を見せてくれたジョデイさん。
ジョデイさんの思いやウクレレと音楽の楽しさを、ここで学んだホノカさんやアジータさんが、そしてチナちゃんのような若い生徒たちが、また次の世代に伝えていくのだろうと思います。そしてジョデイさんが作り上げた「アイランドスタイル」と呼ばれる、自由でアロハにあふれた音楽は、ハワイから世界へ広がっていくのです。
「ウクレレハレ」10周年!今後もアロハガール編集部はハワイの若い音楽家たちと、そしてジョデイ・カミサトさんの「ウクレレハレ」を応援します。
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