ハワイ物件の価値が落ちにくい理由は?

「ハワイの不動産は古い物件でも価値が落ちにくい」ということを、聞いたことがある方は多いのではないかと思います。

投資家の方を含め、世界的な視野を持って不動産購入を考えている方たち、不動産の法人購入を考えている方たちの中には、あまりにも日本の物件とは違うその話に疑問を持つ方も多いでしょう。

「ハワイの物件価値は落ちにくい」ということは本当なのか?また、そもそもハワイ物件を法人購入する際の、メリットとは何なのでしょうか。

日本やハワイで不動産購入や管理売却等のセミナーなども行い、自らも多くのクライアントを持ちリアルター(Realtor Associate)として活躍されている、スターツ・インターナショナル・ハワイ(Starts International Hawaii)の勝平弘治さんにお聞きしてみました。

「もちろん様々な条件にもよりますが、一般的にハワイの物件の価値は下がりにくい、と言われています。日本の物件は年数がたてばその価値は下がってくるものが多い。けれど、ハワイは築20年でも30年でも、またそれ以上でも価値が上がる物件も多くあります。つまり、物件のコンディションによっては、買った時より10年後は高く売却できる場合もあるということ。そもそも、日本人とアメリカ人の不動産に対する価値観の違いが大きいのではないでしょうか?」とのこと。

購入時より高く売る?アメリカの不動産事情

つまり、アメリカ人の不動産観にはまず「購入時より高く売る」という考えがあるのだそう。だからこそ、購入後にメンテナンスやリフォームをし、物件のコンディションを良い状態に保てるよう努力する。

なかには、築後何十年もたったコンドミニアム自体が大掛かりなリフォームをすることもあるとのこと。つまりアメリカ人の不動産購入時の考えは一般的に、売却時を計算に入れて購入する、ということのようです。

さて、以上のようにアメリカと日本の物件に対する考えの違いはあったとしても、特に、ハワイという場所での物件価値が下がりにくい理由はあるのでしょうか?

勝平さんによれば、ハワイという土地の特徴を含め、以下の理由が考えられると言います。

1.島国であるため、土地が限定されている。

2.観光地であるため、ホテルやコンドミニアムの需要が高い。

3.日本語が通じる環境がある。

4.年間を通して安定した気候

5.自然災害が少なく、その影響で物件の劣化も遅い。

6.インフラ等の充実

7.相対的に治安が良い。

8.他所からの投資が続いている

9.多所で開発が進んでいる

10. 多民族で差別が少ない

以上のような理由が重なり、一般的に「ハワイの不動産価値は下がりにくい」ということのようです。

(これは所有者による物件のメンテナンス、リフォーム済みかどうか、等々のコンディションにもよりますので、ご注意ください。)

社員のモチベーションがアップ!ハワイ不動産を法人購入するメリットとは?

では、次に法人でのハワイ物件購入について考えてみます。

まずは、日本に会社を持つ法人でハワイに物件を購入する際、会社の労働者数や規模等は関係なく、いわゆる「法人」での購入が可能です。

購入に際しては当然「法人」での購入になるため、個人資産を使う必要はありません。つまり経費で支払うことができるということです。

法人購入をすることによる会社のメリットとして、まずは、社員に対しての様々な利益、さらに会社に戻ってくる利益があると勝平さんは言います。

「法人でハワイ物件を購入する際、多くの企業様が購入した家やコンドミニアムを社員の保養所として活用します。従業員の方たちがハワイへの報酬旅行へ来た際などの宿泊施設、保養所としての役目です。これは、社員の方たちのやる気につながり、さらに会社へのロイヤリティアップにつながることが多く、結果的にとても良い循環が起こるようです。

ここが経営者の方たちにとっては、法人購入の一番嬉しいメリットではないでしょうか?また、会社社長はもちろん、そのご家族も社員になっていれば、その物件は当然、一般従業員と同じく、ハワイへ来た際の宿泊施設として利用できることなどから、法人購入を考える方は多いですね。」と勝平さん。

法人購入物件を賃貸運用することで得られるメリット

また、例えば法人名義で物件を購入した場合、コンドミニアムや家の固定資産税、メンテナンスフィー、通信費、日本―ハワイの渡航費など、物件維持のための費用は全て経費として使うこともできるという大きなメリットがあるのです。

つまりハワイの不動産を法人名義で購入することで、経営者、そして従業員も多くのメリットを享受できるということのようです。また、これらの仕組みはプロの投資家の方たちがハワイ不動産に注目する理由の一つとも言えるようです。

さらに、先で勝平さんに教えていただいたように、アメリカ、ハワイの物件は購入時より高く売ることが不動産観として根強くあるため、(物件のコンディションにもよりますが)物件を中長期的に保有した場合は、売却益も期待できます。

もちろん物件によって、つまり賃貸運用できるコンドミニアムなのかどうか、メンテナンスフィーが高いか低いか、固定資産税がどれくらいか、さらに物件の建物比率や建物評価額はいくらか、等でメリットの大小は変化するので、信頼できるリアルターに相談したり、税理士さんへ相談し、なるべくプラスのメリットを受け取る知識を得るということもおすすめします。

何よりハワイ不動産の法人購入で、日本で働く従業員たちへのモチベーションアップにつながれば、それが企業自体の活性化につながります。企業として、社員たちもハワイという場所をエンジョイしながら、資産運用につなげる仕組み。楽園ハワイの不動産というのは、様々な魅力があるようです。

アロハ不動産
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