皆様明けましておめでとうございます。2020年もアロハガールを応援していただきありがとうございました。2021年もどうぞよろしくお願いいたします。パート2でも、2020年のハワイを振り返ってみたいと思います。

何と言っても新型コロナウイルスの話題一色だった2020年。パート１では1回目のロックダウンの前後についての様子や、アロハな支援策などについてお伝えしました。パート２では、重なるロックダウンについてや、ハワイの経済への影響などについてもまとめてみたいと思います。

ハワイ州全土がロックダウンに入ったのは2020年の3月25日。その後、3月30日に行われた記者会見で、2020年3月26日よりハワイ在住者、州外の渡航者に対し、ハワイ州到着後14日間の自己隔離を命令していたハワイ州のデービッド・イゲ知事から、新たな発表があったのです。「ハワイ住民の健康と安全を守るための思い切った手段を取る！」と空港利用者の自主隔離を厳しいものに変更しました。「現在、ハワイ州内の空港に到着した全ての人、ハワイ在住者、そして旅行者も14日間の自主隔離を強制していますが、4月1日からは、ハワイの島と島を結ぶ路線利用者にもこれを適用する。」との発表をしたのです。

これは国際線、アメリカ本土からの便だけでなく、ネイバーアイランドを結ぶ便で移動する時さへ、14日間の自主隔離を強制するということになります。つまり飛行時間1時間に満たない島間での移動にも、国際線と同じような厳しい政策を打ち出したということです。日本からの観光客の方たち、そして世界の旅行者たちがハワイを訪れることが激減し、美しい自然に恵まれた観光の島、ハワイの観光業も計り知れない打撃を受けることになりました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、観光業に影響が出始めたのは2月中ごろから。その頃すでにハワイのホテル関係者で職を失ったのは約40,000人を超えたとの発表もありました。当時でもハワイの65を超えるホテルがすでに一時休業を決めました。最初に休業をした主なホテルは以下のとおりです。

Aulani, a Disney Resort－アウラニ
Coconaut Waikiki Hotel―ココナッツワイキキホテル
Four Seasons Resort Oafu―フォーシーズンズリゾートオアフ
Halekulani Hotel―ハレクラニ
Halepuna―ハレプナ
The Kahala Hotel＆Resort－カハラホテル＆リゾート
Ko Olina Resort―コオリナリゾート
Prince Waikiki―プリンスワイキキ
Paradise Bay Resort－パラダイスベイリゾート
Proncess Kaiulani―プリンセスカイウラニ
The Ritz-Carlton Waikiki (Rental Program)―リッツカールトンワイキキ
Royal Hawaiian―ロイヤルハワイアン
Waikiki Beach Marriott―ワイキキビーチマリオット
Westin Moana Surfrider―ウェスティンモアナサーフライダー

ハワイ好きの方たちなら、休業を決めたハワイの有名ホテルの名前があがるたびに、悲しい気持ちになったことでしょう。ハワイのパンデミックによる経済的影響は、ホテル業だけにとどまらず、航空業界、他の観光業などに広がり、失業者数は過去最高を記録し続けました。

その後ハワイは2度目のロックダウンを経験。2020年の後半になり、ようやく14日間の自主隔離免除システム等が始まったことで、1歩1歩経済再生へと歩を進めることができるようになりました。

2021年、年の初め。ワイキキビーチは多くの観光客の方たちでいっぱいです。自主隔離免除でハワイ入りできるようになった本土からの観光客の方たちがほとんどではありますが、以前の賑わいが少しづつ戻っている様子がうかがえます。有名店を含め、数多くのレストランや企業の倒産などの悲しいニュースもあったものの、新しいビジネスも展開されつつあります。現在はファーストリスポンダーと呼ばれる警察や消防士などの仕事についている方たち、そして医療従事者の方たちをはじめとした、新型コロナウイルスのワクチン接種も始まりました。一般にいきわたるのは、2021年の夏ごろかとも予想されています。今後のワクチン接種に期待をしたいところです。

世界的に、様々な困難に直面しているなか、ハワイは少しづつ希望を取り戻しつつあります。日本の観光客の方たちをもう一度この美しい島へお迎えできる日までもうひと頑張りです。アロハガールは今年もハワイの現地の様子をいち早くお届けしていきます。改めまして、どうか今年もよろしくお願いいたします。そして今年が皆さまにとって、アロハにあふれた年になりますように、お祈りしています！