大谷翔平が購入したのはハワイ島のマウナケアリゾート

そもそも訴訟の問題となっているのは、大谷翔平がハワイの不動産を購入したことに関連しています。その場所は、ハワイ島にある「マウナケアリゾート」。

ロックフェラーが巨額を投じて開発された超高級リゾート

マウナケアリゾートは、ハワイ島の西側、コハラコーストにあるリゾート。コナ空港から車で数十分程度のところにあり、日本やアメリカ本土からコナ空港に飛び、そのままアクセスできる便利な場所にあります。

マウナケアリゾートは、アメリカの名門財閥であるローレンス S. ロックフェラーが巨額を投じて開発したリゾートです。

ホテルの高層ビルが建ち並ぶワイキキのようなオアフ島とはまったく異なり、荒々しい手つかずの自然がそこかしこに残るハワイ島では、ゴルフ場が併設されたりプライベートビーチがあったりする高級リゾートが点在していますが、マウナケアリゾートもそんなひとつ。

観光客でにぎやかな場所とは無縁の、自然に囲まれた非日常を過ごせる最高に贅沢な空間です。

出典:YouTube

大谷翔平が2024年に購入者第1号に

マウナケアリゾートはかなり広大なエリアですが、そのなかでも「ザ・ビスタ・アット・マウナケア・リゾート(The Vista at Mauna Kea Resort)」は、全部で14戸の住宅だけのエリア。

2024年、その購入者第1号になったのが、大谷翔平だったんです。

もちろんその住宅というのは、「超」が何個も付くような大豪邸ばかり。

ザ・ビスタ・アット・マウナケア・リゾートに建てられる住宅は、1600万ドル(約24億円)から2000万ドル(約30億円)といわれていますから、世界でもトップクラスの富豪ばかりが集まる、超高級リゾートの中でも指折りの場所と期待されてきたんです。

広告塔になってきた大谷翔平

そして、大谷翔平は購入者第1号になり、このリゾートの広告塔となっていました。

リゾートの着工式には大谷が参加。リゾートのウェブサイトには大谷の写真が大きく使われ、動画も撮影されて紹介されてきたんです。

メジャーリーグで活躍した後のオフシーズンは、妻の真美子さんや子ども、愛犬のデコピンとともに、ここでのんびりして「癒される」なんて言われてきたわけです。

契約妨害などで地元開発業者から訴えられる

しかし、今回大谷翔平が訴えられたのは、このリゾート開発をめぐってのこと。

大谷と、大谷の代理人であるネズ・バレロ氏の2人を相手どり、地元を拠点とする不動産開発業者から訴訟。その内容によると、「大谷の影響力を利用して、その不動産開発業者をプロジェクトから外すようにされた」とし、損害賠償を求めているというのです。

ただ報道によると、バレロ氏が窓口となっており、大谷が直接この問題にかかわっていたわけではなさそう。だとすると、大谷はとんだ訴訟に巻き込まれてしまった可能性もあるのだとか……。

活躍すればするほど、有名になればなるほど、こういったスキャンダルが起きやすいもの。米メディアも「有名税である」という見方をする意見もあるようです。

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