ハワイは絶滅危惧種の宝庫

アロハ〜、スタッフのゆいです。

楽園ハワイの海は、透明度も高く南国ならではのトロピカルフィッシュや生き物たちが多く生息しています。時間もゆっくり流れている気がします。

知らない人も多いかと思いますが、そんなハワイは、世界中のどの地域よりも絶滅危惧種が多いとされているんです。アメリカのUS Fish & Wildlife Service の調査によると、ハワイでは、400種類以上の植物&動物が危険にさらされているのだそうです。世界の絶滅危惧種の宝庫などど言われています。

こう書くとネガティブな感じがしますが、本当は、そうではないんです。これは、太平洋の真ん中に浮かぶ島々には、外部からの影響があまりない為、昔から住んでいるユニークな植物や生き物が生き残っているとも言えるんです。

ただ、私たちがツアーでよく遭遇するハワイアンモンクシール(アザラシ)やアオウミガメに関しては、人間の配慮のない行動が元になっていたりします。ハワイアンモンクシールに関しては、昔、アザラシの皮や彼らから取れる油の採取の目的で多くが殺されていました。最近でも、釣り船が放置する魚釣り用のネットや釣り針の被害にあったりしています。釣り針やネット、またプラスチックのゴミなどの影響は、ここで暮らすアオウミガメも多く被害にあい、彼らもまた絶滅危惧種とされています。

モンクシールやウミガメは州法で守られています

アオウミガメやハワイアンモンクシールは、ツアー中、ウエストサイドの海で、よく遭遇することがありますが、本当に可愛くて愛らしい存在です。上の写真は、ツアーボートに寄ってきたハワイアンモンクシールです。興味深そうに人間を観察していました(笑)ハワイでは、こんな存在達を守って行けるよう取り組んでいます。州法によっても保護されており、触れたり、危害を加えてた場合は、高い罰金や懲役になることもあります。

ウエストサイドの海では、アオウミガメも毎日のように見かけます。

昨年度はモンクシールの赤ちゃんがたくさん生まれました!

そして、昨年度(2018)は、とても嬉しいニュースがありました。去年の11月の時点で、ハワイ諸島では少なくとも30頭のモンクシールの赤ちゃんが生まれていました。この記録は過去最高の記録だそうです。ハワイアンモンクシールは、現在約1400頭しかいないと言われています。3400頭まで回復させるのが目標だそうです。

ワイキキでも昨年度、一頭のモンクシールがワイキキのカイマナビーチで出産し話題を集めました。ワイキキビーチでの出産は、今回は始めてだったそうです。赤ちゃん達、すくすく育ってほしいものです。

私たちアンドユークリエーションズでは、野生のイルカと泳ぐツアーを催行している中で、そんな絶滅危惧種に出会うことがあります。元気な彼らを見るたび、嬉しくなります。ハワイで育ったクルー達にとっては、家族も同然の存在達です。そして、この美しいハワイをいつまでも残したいという気持ちをみんな持っています。そんな生き物達をいたわりながら、上手に共存できることが一番いい事だと思います。動物と人間は昔からコニュニケーションをとっていたのですから。

ハワイでアオウミガメやモンクシールを見かけたら、是非、こんなことを思い出してください。

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