「自宅待機、在宅勤務」命令からもうすぐ3か月

ホノルル市のカーク・コールドウェル市長が「自宅待機、在宅勤務」命令を施行したのが3月23日のこと。追って3月25日に、ハワイ州全土もロックダウンに入りました。当初4月末までとされていた「自宅待機、在宅勤務」命令は4月21日に延長が決定され、現在も依然ハワイは事実上のロックダウン中です。

しかしながら、このような中でも少しづつ経済再生へ向け、規制緩和が行われています。5月上旬には、花屋やペットグルーミングなど、比較的に感染率が低いと判断された業種が、様々な規制はあるもののビジネスの再開を許可されました。これらはサービスを行う側と受ける側との接触が低いビジネスです。しかし例えば、ペットトリマーは顧客との距離を空けることにつとめるなど、低いリスクとはいえ様々な注意が必要でした。

その他、車のディーラー、不動産取引、なども一部に規制緩和の動きがあり、5月中旬には、大型のモールなども再開し、少しづつ経済再生へ向けての動きが活発になった感があります。大型モール再開に向けては、多くの規制があり、現在オープンした各大型モール内には、各所に消毒液が設置され、ソーシャルディスタンスを遵守するための様々な対策が施行されています。経済再生に向かうものの、人々の安全を守り、従業員の安全をも守るための施策は今後も続けられることでしょう。またこの頃、大型モールの再開と並行し、小売店の営業も始まりました。

経済再生へ向け、中リスクの業種も再開へ・・・

また、5月29日にはサービス業の中でも、美容院や理髪店、ネイルサロンなどの営業許可がおりました。こうしたビジネスの再開については、市が安全基準を確認しながらのようで、リスクの低いものから、中程度のもの、そしてハイリスクのビジネスへの移行となるようです。

また、この安全基準については市によると、4つの安全基準があるとのことを発表しています。簡単に説明すると以下になります。

1.感染者が減少すること
2.医療システムが整っていること
3.検査体制と陽性患者への状況確認ができていること
4.住民が感染予防ができていること

が挙げらえています。このように、ハワイの景気回復に向けては感染リスクが低い業種から高い業種に営業再開許可が下りていくわけですが、5月29日から許可された美容院などはリスクでいえば「中程度」と分類されているものです。

また、6月5日からは州知事の許可を得たレストランでの店内飲食が可能となりました。3月20日以降、レストランやカフェなどでの店内飲食が禁止され、テイクアウトやデリバリーサービスのみの利用しかできなかったことを考えると、飲食業界においても、ハワイに暮らす住民たちにとっても大きなニュースとなりました。レストランの再開に関しても、様々な規制が挙げられています。

経済再生と安全を守ることの両輪

レストランやカフェでの店内飲食の許可については、ホノルル市のカーク・コールドウェル市長からのガイドラインが示されました。ガイドラインは州と市の規制や法的基準を遵守することが義務づけられています。マスク着用やソーシャルディスタンスを守ることももちろん主な項目の一つです。さらに1時間ごとに手が触れる場所の消毒や客が使用したテーブルや椅子の消毒なども挙げられています。大型モール再開の規制と同じように、やはり、経済を再生するための動きとともに、人々の安全を守ることの重要性にも深くフォーカスしていることが理解できます。

先にご紹介した4つの安全基準の4つ目は「住民が感染予防ができていること」です。企業努力と同時に私たち個人ができることを行っていくことが、経済再生へ向けての前進へつながることになるということです。私たちが予期していなかった今回の新型コロナウィルスの感染による経済的なダメージ。修復には私たち個人の努力が最初の一歩になるようです。

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