海に囲まれた美しい島、日本。そして楽園と言われ太平洋の真ん中に浮かぶ島ハワイ。そんな日本とハワイの距離、およそ6000キロ。その6000キロ離れた海を大量のゴミが漂いハワイへ流れ着くことをご存じですか？悲しいことに、東日本大震災の時に発生したと思われるゴミが、海の潮の流れに乗り、何年もかけてハワイに流れついているのです。まずは、その現状をご覧いただきましょう。

信じられないかもしれませんが、これらは震災時から何年もかけてハワイへ流れついたゴミです。このような状況を改善しようと海洋保全活動に立ち上がったNPO団体があります。

フォトグラファーでもあるYuichiro Sekiguchiさんが代表理事をつとめるハワイ州NPO法人「Aloha Ocean Plus」です。Sekiguchiさんは、ご自身が日本で水中カメラマンとして海に潜り撮影をしている時に、サンゴの状態などを見たことで海中の自然破壊を感じ、海洋環境保全に関する活動を続けられていたのだそうです。

そんなSekiguchiさんはハワイでも、知人の水中カメラマンの方から「水中の掃除を。」と声をかけられ、この活動を開始したのだとか。

Sekiguchiさんが特に注目したのはハワイ島南部にあるカミロポイントという場所に漂着したゴミ。ここは、太平洋ゴミベルトの影響を受けている場所のひとつで、驚くほおどのゴミが流れついているとのこと。さらにゴミが流れ着くだけでなく、現在世界的にも大きな問題になっているマイクロプラスチックゴミも非常に多く、海洋生物もこれらのゴミの誤飲などで命を奪われています。さらに、魚がこのような有害物質を食べることで、その魚を食べる私たち人間の人体にも大きな悪影響を与えることにもなります。海の環境は、決して遠い世界のことではなく、私たち自身の健康や幸せにつながることなのです。

Sekiguchiさんは、水中を含めたこの海岸の清掃活動を開始しました。そんなSekiguchiさんの想いに賛同するスタッフも！ハワイの海の環境を変えようと立ち上がったのは、海中のプロフェッショナルたち。

副理事をつとめているDavidさん。

そして同じく理事をつとめているTomohito Ishimaruさん。Ishimaruさんは「Maru」といてアロハガールでも記事を寄稿して下さっている水中カメラマンです。

それぞれが、瀕死状態のハワイの海をもう一度綺麗な海にかえしたい。将来の子どもたちのためにも環境を守りたい。」シンプルだけれど、それぞれのアロハなハートでスタートしたのが「Aloha Ocean Plus」なのです。

けれどハワイ島のカミロポイントは、4WD車両が必要なほどの悪路を超えていかなければならない場所だそうで、回収したゴミを運ぶトラックや海底清掃のためのスクーバタンクなどの費用がかかるほか、ハワイ島現地の方たちのボランティアだけではとても間に合わず、時にNPOスタッフのオアフ島からハワイ島への渡航費用もかかります。そこでSekiguchiさんたちは「Aloha Ocean Plus」の活動のためGood Morning にてクラウドファンディングを立ち上げました！

「ハワイに流れつく日本のゴミを処分する費用を支援して欲しい！」それが彼らの願いです。

発起人のSekiguchiさんからアロハガールの皆さんへメッセージをいただきました。「ハワイに流れ着く浮遊ゴミや海洋環境の現状を清掃活動を通じて少しでも多くの人に知っていただくことが大事だと思っています。ハワイ在住の方々だけでなく、日本からのご協力が必要ですので、よろしくお願いいたします！只今クラウドファンディングチャレンジ中です。皆様の可能な範囲で寄付支援をお願いいたします！」

どこまでもブルーがひろがるワイマナロビーチ。ハワイの海は本来、言葉がいらないほどに美しいものなのです。この海と自然をハワイの海を愛しているあなたのご協力をお待ちしています。私たちの綺麗な海を、美しい地球を、子どもたちに手渡してあげることができるように、皆さまからのアロハをお待ちしています。

また、ハワイの方の協力でオンラインショップもオープンしました。売り上げの一部は、ハワイの清掃活動費として寄付されます。

ハワイ州NPO法人AlohaOceanPlus
本社：2499 Kapiolani Blvd#2705 Honolulu Hawaii
代表：Yuichiro Sekiguchi　
Tel:808-421-7084　Mail：info@alohaoceanplus.org