新型コロナウイルスの感染拡大で、ハワイ行きの直行便が長いこと運休となり、気軽にハワイへ旅行ができなくなってしまった2020年。ハワイ州では3月下旬から、ハワイ州外からハワイに到着するすべての人に14日間の自己隔離が義務付けられ、ビジネスなどでハワイに訪れた人でもホテルなどの滞在先で14日間隔離する必要がありました。

それに伴って、ハワイでは3月下旬から多くのホテルが営業を休止して、すでに半年以上の時間が経っていました。しかし、ハワイ州では2020年10月15日から「ハワイ州事前検査プログラム」を開始し、観光客の受け入れを再開したのです。

「ハワイ州事前検査プログラム」は、ハワイに出発する72時間前に新型コロナウイルス感染症の検査を受けて陰性だった場合、「陰性証明書」をハワイ到着時に提示すれば、14日間の自己隔離が免除されるという内容です。

10月15日から開始されたこのプログラムは、主にアメリカ本土からハワイを訪れる旅行客が対象で始まりましたが、ハワイ州ではこれをアメリカ以外の国にも拡大していこうと動いているのです。

ハワイ州では10月15日の段階で、日本の厚生労働省が認可するCOVID-19の拡散増幅検査（NAT）を、「事前検査プログラム」の検査対象に承認。これはアメリカ国外で初めてとなります。

現在、日本とハワイを結ぶ航空便は、JALやANA、ハワイアン航空などの臨時便が月に10本程度運航しています。そして、11月6日の便から日本も「事前検査プログラム」が適応されることとなりました。

3月にハワイ到着者への14日間の自己隔離を発表したとき、ハワイ州のイゲ知事が「ハワイ旅行を思いとどまるように」と呼びかけたことが、日本でも大きく報道されました。

そして今回のハワイ州事前検査プログラムに米国外で初めて日本が適応となると、イゲ知事は「ハワイ旅行をキャンセルせざるを得なかった多くの日本の方にお詫びのメッセージを伝えましたが、どうぞ安心してハワイに来てください。私たちは皆さんの旅行を喜んで歓迎します」と会見で発表しました。

ハワイを訪れる旅行客のうち、もっとも多いのがアメリカ本土からの方。そして日本は2番目に旅行客が多く訪れる国です。だから日本の方が再びハワイを訪れてくれることを、ハワイの人は心待ちにしているんでしょうね。

では「事前検査プログラム」を利用して、日本からハワイを訪れるときの手順を詳しく追ってみましょう。まずは日本を出発する前に行うことです。

日本からハワイを訪れる方は、出発前にハワイ州トラベル＆ヘルスフォームに登録する必要があります。ここで健康状態や渡航情報を申請します。登録するとQRコードを取得できるので、このQRコードをスマホの画面または印刷した用紙で、ハワイ到着時に提示することになります。

観光旅行の方など、ビザ免除プログラムでアメリカに渡航する方は、エスタ（ESTA）を事前に取得しなければなりません。これはコロナ以前からアメリカで義務化されているものです。

エスタの申請手順などはこちらを参考にしてください。

日本を出発する72時間前以内に、ハワイ州保健局が指定した日本の医療機関で、厚生労働省が承認しているPCR検査を含む核酸増幅検査(NAT)を受けます。ハワイ州保健局が指定した医療機関は、現在日本全国に21か所あります（下記）。検査結果が陰性だった場合、ハワイ州保健局が指定した英語の陰性証明書を発行してもらいます。

検査にかかる費用は医療機関によって異なり、陰性証明書の発行には検査費用とは別に費用がかかるケースが多いようです。例えば、「CLINIC FOR 大手町」と「CLINIC FOR 田町」では、PCRに40,000円、陰性証明書の発行に10,000円「トラベルクリニック新横浜」は、検査費用と英文証明書発行料はあわせて35,000円で、ハワイ州指定文書料として500円がかかります。

札幌東徳洲会病院（北海道、札幌市）
亀田総合病院（千葉県、鴨川市）
CLINIC FOR 大手町（東京都、千代田区）
亀田京橋クリニック（東京都、中央区）
聖路加国際病院（東京都、中央区）
CLINIC FOR 田町（東京都、港区）
Tケアクリニック浜松町（東京都、港区）
芝国際クリニック（東京都、港区）
西新橋クリニック（東京都、港区）
三田国際ビルクニリック（東京都、港区）
国立国際医療研究センター病院（東京都、新宿区）
東京医科大学病院（東京都、新宿区）
KARADA内科クリニック（東京都、品川区）
ロコクリニック中目黒（東京都、目黒区）
湘南鎌倉総合病院（神奈川県、鎌倉市）
トラベルクリニック新横浜（神奈川県、横浜市）
藤田医科大学病院（愛知県、豊明市）
藤田医科大学 岡崎医療センター（愛知県、岡崎市）
藤田医科大学 ばんたね病院（愛知県、名古屋市）
野崎徳洲会病院（大阪府、大東市）
やまさきファミリークリニック（兵庫県、尼崎市）

詳細はこちら

飛行機がハワイに到着してから、ハワイの空港ではどんな手順が行われるでしょうか。

サーモグラフィーを使って検温が行われます。もしこのとき発熱の疑いがあった場合、再検温が行われ再び熱があった場合は、同意のもと新型コロナウイルスの検査が行われます。（※検査結果が出るまで約24～48時間は自己隔離が必要です。）

日本出発前に登録したハワイ州トラベル＆ヘルスフォームのQRコードと、陰性証明書を提示します。これで14日間の自己隔離が免除されます。

ハワイ州事前検査プログラムの詳細については、こちらでご確認ください。

新型コロナウイルス感染症の検査を受けて陰性なら、ハワイ到着時には14日間の自己隔離が免除され、これまでと同じようにハワイ到着後すぐにハワイ観光を楽しめるようになったわけです。

ただ、日本では海外から到着する方に、14日間の自己待機を求めています。さらに「入国拒否対象地域」に滞在歴がある方については、新型コロナウイルスの検査を受ける必要があります。アメリカはこの「入国拒否対象地域」になっており、検査が必要です。今後、この規制が少しでも緩和されると、さらにハワイへ旅行しやすくなると期待されています。

詳しくは厚生労働省のこちらのページでご確認ください。

ハワイ旅行を安全に楽しむために、感染予防グッズは欠かせません。ハワイ発のD2Cブランド「ALOHA GIRL STYLE」から、ハワイ旅行のお供におすすめのグッズをご紹介します。「#AlohaSocialDistancing」シリーズは、売上の5.67%がハワイのNPO団体に寄付されますから、ハワイのサポートにもつながります。

「6フィート離れましょう」というソーシャルディスタンスを、ハワイ流にサーフボード1枚分に例えたのが、「#AlohaSocialDistancing」シリーズ。このデザインのマスクも人気です。

こちらも、#AlohaSocialDistancingシリーズのマスク。PM2.5フィルター2枚もセットになって、大人用のほか子供用マスクもあります。

ポリエステル製のビーチバッグ。海に出かけるときのほか、旅行の荷物を入れるときにも便利そうです。「Aloha Girl Style」のロゴで、ハワイ好きをしっかりアピールできます！

「ALOHA GIRL STYLE」のすべての商品が、日本語のオンラインサイトで日本から購入できます。ぜひこれらを準備して、ハワイ旅行を計画してはいかがでしょうか？