2020年、多くのレストランはテイクアウトやデリバリーなどで営業を続けた店舗も多くありましたが、「ティム・ホー・ワン」は長く休業を続け、ファンのロコたちやハワイ在住の日本人たちから再開をのぞむ声があがっていました。「ティム・ホー・ワン」がテイクアウトのみでお店を再開したのは2020年の10月13日でした。そして2021年、店内飲食も始まり、アウトサイドのテーブル席があることも人気の一つとなっています。

ロイヤル・ハワイアン・センター内の3階にある、香港発祥の飲茶専門店「ティム・ホー・ワン」。一皿が$5前後というリーズナブルなお値段で味わえ、「世界一安いミシュラン星のレストラン」と言われる人気店です。

店内飲食が再開し、このレストランがますます人気となったのは、こちらのテーブル席。もともと写真のようなつくりになっていたのですが、コロナ禍でも密を避けられると、風通しの良い店内が人気なのです。

カラカウア通り側のテーブル席。ハワイの風が心地良く通り抜けます。

美食の街、香港で生まれたレストラン「ティム・ホー・ワン」は実力ある点心師マック・クワイ・プイ氏とパートナーのレウング・ファイ・ケウング氏がスタートしたお店です。2010年にミシュラン星を一つ獲得しましたが、一皿$5前後で絶品飲茶がいただけるとあって世界中で人気となりました。

点心の定番とも言える海老の蒸し餃子。やはり外せないでしょう。モチモチした餃子はさすがの上品さがあります。中に包まれたエビはもちろん抜群の美味しさ！お店に来たら、必ず食べてほしい一皿です。

もちろん飲茶、中国茶といただくのは美味ですが、暑いハワイでビールと一緒にいただくのもおススメのニラの蒸し餃子。焼き餃子とは全く違う食感ですが、ニラの旨味がビールにもよく合います。

「ティム・ホー・ワン」のシグニチャ―メニューと言えばこれでしょう。「ベイクドチャーシューパオ」です。スパイスがきいたチャーシュー餡がたっぷり入ったバン。何となくメロンパンのように見えてしまうところも楽しいです。バンはサクリとしていて歯ごたえ抜群。ジューシーなチャーシューもクセになる美味しさ。一度は味わってほしいミシュラン星の美味しさです。

ちまきと食べたいナスの揚げ物です。ナスのとろり感が絶妙なうえに、シンプルなソースが美味しい！ボリュームのある一品は、さすが！とうなりたくなるオリジナルの飲茶メニューです。

2度のロックダウンを通り抜けたハワイは、経済再生が進み、元気になってきています。ロイヤルハワイアンセンターのレストランや小売店もほぼオープンしました。

皆さんがハワイへ来て「ティム・ホー・ワン」へ来たなら、ぜひアウトサイドのテーブル席へ！ハワイの風が心地よく吹き抜ける空間です。何より屋外の席なら、密を避けることができより安全だし、少しづつ活気づいている、緑にあふれたカラカウア通りを眺めながらの食事は楽しいものです。皆さんがハワイへおいでになるのをお待ちしています！ぜひ「ティム・ホー・ワン」で世界一安いミシュラン星の飲茶を堪能してください。