ハワイで不動産投資!知っておきたい5つのデメリット
出典: アロハ不動産
海外の不動産投資先として絶大な人気を誇るハワイ。人々が憧れるリゾート地であり、かつ投資家にとっても魅力的な場所で、日本に限らず世界中の投資家が熱い視線を向けています。しかしハワイの不動産投資にはリスクやデメリットもあります。
利回りが低い
不動産投資を行う上で、必ず大切になるのが「利回り」です。利回りは、投資した金額に対してどのくらいの利益が上げられるかを示し、利回りが良いほど投資額に対して多くの利益を出せることを表します。そしてハワイの利回りは、他の海外不動産投資先と比べてみると低いと言われています。
しかし利回りが低いのに不動産投資先として人気があるのは、ハワイの不動産は長期的に見て価格が下落するリスクが小さく、右肩上がりで上昇すると期待できるから。また世界的に評判の良いリゾート地で、1年を通じて多数の旅行客が訪れる場所であることから、安定的に収入を得られるというメリットもあります。それこそが、低い利回りなのにハワイが不動産投資先として注目される理由です。
築年数が古い物件が多い
ハワイでは新築物件の数は限られ、築40~50年も経つ古い物件も数多くあります。そのため室内や設備などのメンテナンスを十分に行っていないと、賃貸に出している間にさまざまなトラブルが起きるリスクがあります。しっかり管理が行き届いているコンドミニアムか、不動産会社の評価を参考にするほか、信頼できる不動産エージェントに管理を依頼することも大切になるでしょう。また古い物件では配管からの水漏れなども起こりやすく、修理費用も日本より高額になる場合が多いです。万が一のために適切な保険に加入しましょう。
米ドルの資産となる
ハワイで不動産投資を行うということは、米ドルの資産を所有することとなり、売却する場合は米ドルで売買することとなります。売却時に、不動産を購入したときより円安になっていると、為替差益が生じますが、円高になった場合は為替差損が生じることとなります。
例えば、1ドル110円のときに50万ドルの物件を購入した場合、日本円では5,500万円を支払ったこととなります。これを同じ50万ドルで売却した場合について考えてみましょう。1ドル120円になっていれば6,0000万円で売却することとなりますが、1ドル100円であれば5,000万円で売却することとなります。米ドルの資産は為替によりリスクが生じることを理解しておきましょう。
ただし、米ドルは世界各国の通貨の基準として用いられる基軸通貨で安定性もあります。また分散投資という視点でみても、米ドルの資産を所有することは決してデメリットだけにはなりません。
購入金額が高い
ハワイの不動産は、世界的に見ても高額です。2020年7月にホノルルで取引された不動産価格の中央値は、一戸建ては81万5000ドル(1ドル107円換算で8,720万円)、コンドミニアムは44万ドル(1ドル107円換算で4,708万円)でした。他の海外不動産投資先と比べても、気軽に購入できる金額とは言えないかもしれません。つまり不動産投資を始めるためのハードルは、他の地域と比べて高いことは否めないでしょう。
管理コストが高い
ハワイではコンドミニアムの管理費も比較的高額です。築年数が古い物件は管理費も高くなる傾向にあり、さらに物価や人件費の問題もあり、日本のマンションに比べると管理費は高いと感じるはずです。また不動産会社に物件の管理を依頼する場合の管理費用も、賃貸料などに比例して大きくなるもので、管理コストは全体的に高くなることを理解しておきましょう。ただしこれらの管理コストは、安全に物件を管理するための必要経費と捉えることが肝心です。
自分が利用したいときに使えない場合もある
ハワイで不動産投資を行っていれば、自分がハワイに旅行に訪れたときに、自分でその物件に滞在して利用することもできます。ただし年末年始やゴールデンウィーク、夏休みなど、旅行のピークシーズンは重なりやすいもので、賃貸物件の稼ぎどきにもなります。自分が利用したいと思っても、事前にその日程を抑えておかないと、ハワイに物件を所有しているけれど自分はそこに滞在できないという可能性もあります。
出典:アロハ不動産
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