ワイキキで現代アートを無料で楽しもう

ハワイ・コンテンポラリー主催の国際芸術祭「ハワイ・トリエンナーレ2022(HT22)」が、2022年2月18日~5月8日まで開催されます。

ハワイ・コンテンポラリーは、ハワイをはじめ、太平洋諸島のコミュニティ間の芸術における交流、さらにアート展以外にも、年間を通じて様々な公開イベントや教育プログラムを行い、地元ハワイのアート界の活性化と持続的な発展を目的とする団体です。

このイベントはハワイ州内各所で11週間にわたって催されるのですが、ワイキキ中心にあるロイヤル・ハワイアン・センターでも著名なアーティストが手がけた現代アート作品が無料で一般公開されることとなりました。

『Pacific Century - E Ho’ommau no Moananuiākea』と題された今回のこのイベントは、メリッサ・チウ博士がキュレトリアル・ディレクターを、手塚美和子博士とドリュー・カフアイナ・ブロデリック氏がアソシエイト・キュレーターを務めており、環境問題、不公平と社会正義、先住民族の文化、21世紀における植民地主義の歴史などをテーマにした作品が展示される予定です。

2月20日(日)の午後5時から7時までは、HT22のオープニングレセプションがセンターC館3階のコモンスペース(ノイタイ・キュイジーヌ横)で行われる予定で、一般の方も無料で参加が可能です。

出展するアーティストやキュレーターの方々と交流するチャンスなので、現代アートに興味のある方はぜひご参加を。※定員制のため、早めの来場をおすすめします。

アーティストによる手作りアイテムと物々交換できる期間限定ストアも登場

また、注目はロイヤル・ハワイアン・センターに出展するアーティストの中でも「Double A Projects」のアテナ・ロブレスとアンナ・スタイン。“exchange(交換)”と”engagement(エンゲージメント)”をテーマに、コミュニティ構築のツールとして社会実験的なパブリック・インタラクティブ・プロジェクトを企画しており、2月18日~27日までセンターA館3階に非営利の期間限定ストア「Global Free Store」をオープンします。

このショップでは、地元の人々や旅行者が洋服や本、便利な日用品などを寄付して、気に入ったものを持ち帰ったり、アーティストが手作りしたユニークなアイテムと交換することが可能です。

さらに、C館3階で5月8日まで開催される現代アート展には、鳥光桃代、鄭波(Zheng Bo)、孫遜(Sun Xun)、ハーマン・ピイケア・クラーク、ジャスティン・ユセフ、ベアトリス・サンティアゴ・ムノス、ローレンス・セワード、久門剛史、ミャオ・インなどのアーティストの作品も展示されます。

ワイキキの中心で気軽に現代アートを楽しめるイベントなので在住者の方はもちろん、春休みやゴールデンウィークにハワイに来る予定の方々もぜひ立ち寄ってみてくださいね。

※HT22の出展作品は、彫刻、映像、語りなど多岐にわたり、作品によってはお子様の鑑賞に適さないものもあるので、お子様同伴時にはご注意ください。会場には注意書きが掲示されています。HT22の詳細やプログラムのスケジュールは、https://hawaiicontemporary.org でご確認ください。

※上記アート作品の画像は、参考イメージで実際の展示作品とは異なります。

イベント詳細
「ハワイ・トリエンナーレ2022」

2022年2月18日~5月8日
ロイヤル・ハワイアン・センター
ヘルモアハレ・ゲストサービス 808-922-2299

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