こんにちは、アロハガール探検隊のゆきです。ハワイに住むようになって結構な年月が経ちますが、いまだに「え！！こんな場所知らなかった！」ということがよくあります。今日はその「こんなすごい場所あったんだ！」の一つ、マノア・ヘリテージ・センターをご紹介します。

マノア・ヘリテージ・センターはホノルル、マノア渓谷の中心に位置し、ハワイの文化遺産と自然遺産の理解を促進することを目的とした「生きた教室」。1996年にサム・クークさん、メリー・クークさんというご夫妻によって設立されました。

ハワイ固有の植物が育つマノア・ヘリテージ・センターの敷地内には、歴史的価値の高いヘイアウ（ハワイアンの聖地）もあり、コミュニティーの人々や子供たちがハワイの文化、歴史、価値観などを実際に見て学べるようになっています。

もちろん、ローカルの方だけではなく、観光客も見学できます！そして、日本語人のツアーガイドもスタンバイしてますので、予約の際に日本語を希望してもらえればOK！ツアーに参加してみたいけど、英語だと何言ってるかわかんないから。。。。と尻込みしてるあなた！大丈夫です！

今日は、ハワイの植物をこよなく愛するジュンさんがガイドをしてくれました。

自分で歩き回るだけだと、「わー、きれ～。」だけで終わってしまうガーデンツアーも、きちんと歴史や文化を勉強したガイドさんの説明が一緒だと楽しさが何十倍にも増えます。

敷地内は緑あふれる大自然で、谷あり岩ありごつごつしているところも歩きます。ジュンさんは慣れた足並みですいすい。

ハワイのオレンジの木などもあって、いるだけで癒される敷地内。

ジュンさんが、いろんな説明をしてくれるのですが、びっくりすることばかり！！例えば、古代ハワイアンの人たちは、このジンジャーの花の汁を手で絞って、消毒に使っていたとか。

ジンジャーの花の汁には天然の殺菌作用があるのだそうです！ジュっと絞って手にごしごし。実際に体験できるのが、マノア・ヘリテージ・センターの素晴らしいところです。

ちょっと上ると、ハワイアンの聖地であるヘイアウが。ここからマノアが見渡せます。昔はマノアにたくさんあったヘイアウ、現在ちゃんとした形で残っているのはこれ1個。歴史的価値がすごく高い！

ジュンさんが、ヘイアウの意味、この角と角をつないで山を見ると、ちょうど山のくぼみのあそこにぶつかって夏至と冬至のときにうんぬんかんぬん、と次から次へと知的好奇心を満たす説明をしてくれます。「ひゃーー！！ハワイの昔の人すごすぎ！！」と感動しっぱなし。

下から見たヘイアウ。接着剤もコンクリートもない時代、どうやってこんなに綺麗に石を積み上げたのか。それもこの角度がきっちり45度なのだそうです。

こちらは、ハワイアンの人たちが集まってまったりしていた場所。

コナネという、ハワイアンの人たちが楽しんでいた、いわゆるボードゲーム。昔はこうやって石の台を自分で彫り、黒と白の小石を使ってゲームを楽しんでいたんですね。古き良き時代です。

マノア・ヘリテージ・センターのクラスルームの中にも、ハワイの文化を学べる資料がたくさんあります。

フラ好きにはたまらない、フラの歴史、意味、等々。

この紙のように見えるものは、ハワイ古来種である植物の皮（？たぶん）を延ばして作り、何か書くときも植物の色素を利用して書いていたそうです。ほんと、昔の人って頭がいい！

こんなに長く住んでいたのに知らないことだらけのハワイの歴史や文化、学べば学ぶほど興味も増し、もっと知りたくなります。

植物一つとっても、ハワイの人たちはこのハワイ古来種の植物といっしょに生きてきたんだなあと感無量。

ハワイ古来種の一つである、カロ（タロイモ）。ハワイの人たちの貴重な食糧でした。

絶滅危惧種であるMunroidendron。もうなかなか見ることができない貴重な植物だそうです。

ハワイの文化遺産、自然遺産を守り、次世代に伝えていきたいと願うマノア・ヘリテージ・センターのスタッフのみなさんも、センターの教育部門担当ディレクターのジェニーさん始め、とっても熱意のある方ばかり。みなさんのハワイへの愛を感じました。

ジェニーさん。

実際はもっとたくさん情報をいただいて、もっともっとみなさんにシェアしたいのですが、なんせ私の記憶力があれなもんで。。。（笑）ここで紹介できなかったことがまだまだあるので、ぜひみなさん実際にマノア・ヘリテージ・センターに足を運んで経験してみてください！

ツアーのチケットはこちらから事前購入になります。

Manoa Heritage Center
2856 Oahu Avenue , Honolulu , HI 96822