パンデミックから約3年・・・。

アメリカで最初に新型コロナウイルスの症例が報告されたのは2020年の1月19日でした。そして2020年の3月25日、必要不可欠な事業を除き、ハワイ在住者は自宅待機、在宅勤務となりました。ここでハワイ州全土がロックダウンに入りました。必要不可欠な事項とは、「在宅勤務」等では対処することができない医療関係、日用品や薬品の販売、食料や飲料の生産などの各職種です。つまり、在住者は食料品などを購入するために外出することはできるものの、違反者には5000ドル以下の罰金、1年以下の禁固刑のいずれか、もしくは両方が科せられるという厳しいものでした。ハワイのローカル紙には「ロックダウン」の字が躍り、不安でいっぱいになった気持ちが、今でも昨日のことのように思い出されます。

航空業界もストップ。ハワイ好きの方たちにとっては、ハワイに行きたくても行けない日々が続きましたね。ワイキキもまさにゴーストタウンのような状態。レストランで食事をすることさえできないという状況に、ハワイの飲食業界や観光業界は大きな打撃を受けました。その後2度のロックダウンを経験したハワイも、ワクチン接種の効果もあり、2021年に入り少しづつ元気を取り戻しました。

不安と希望が交錯する2021年の冬・・・。

オアフ島でイベントの規制などが大きく緩和されたのは2021年でした。時差でのスタートなどのルールはあったものの、ホノルルマラソンが行われたのは大きい前進となりました。当時、参加者は全員、ワクチン接種完了証明が義務付けられていました。ちなみにこの頃、ハワイ州保健局のデータによると、州全体の人口の77%が少なくとも1回のワクチン接種を受けていたことが記録されています。また、2回のワクチン接種を終了したハワイの住民の割合は、71.1%と高い数字がでています。

大きく変化した2022年

2022年は、感染者数も徐々に減少し、社会全体が落ち着きを取り戻してきました。アラモアナセンターやその他のモールなどでは、通常営業に戻る店舗が多くなってきました。

レストランでの制限もほぼなくなったと言えます。何と言っても昨年2022年は、ハワイの宝であるフラの祭典メリーモナークも4月にハワイ島、ヒロで開催されました。パンデミックの影響で2年間も例年どおり開催することができなかった「メリーモナークフェスティバル」もようやく、会場に実際観客を入れて開催され、パンデミックの前の活気が戻ってきました。

そして、皆さんが2022年に、大きな1歩を踏み出したと感じたのは、やはりホノルルマラソンのニュースではなかったでしょうか?レースの参加者は2万7000人。その中でも日本人の参加者、2021年は566人でした。しかし昨年は、何とおよそ10倍の5469人が、参加しました。多くのボランティア参加者がいきいきと動いてくれただけでなく、沿道での応援も大変もりあがり、コロナ前のハワイを感じることができました。また、以前のようなイベントや大きなホールでのコンサートやミュージカルの公演なども行われるようなりました。

飲食業界や観光業界も、大きく動いた年だったと言えるでしょう。ホテルの稼働率が90%を超えたのも2022年でした。本当に明るい話題が増えてきました。2023年の3月にはホノルルフェスティバルも開催が決まりました。1歩1歩、少しづつ、ハワイは確実に元気を取り戻しています。まだまだ気を緩めることはできませんが、パンデミックから3年、感染対策を生活の一部としながら、みんなで乗り越えていきましょう。そしてさらにハワイと日本の距離が近くなり、ハワイを愛する皆さんがこの島に帰ってくることができるように祈っています!

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アロハ☆ガール編集部

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