内覧しないで買うときの注意点

日本を拠点にしている方がハワイの不動産購入を考えると、ハワイを頻繁に訪れて内覧することは簡単にはできませんし、限られた滞在期間では内覧できる物件の数に限りも出てくるでしょう。内覧して納得した上で購入することが基本ではありますが、もしも内覧せずに契約せざるを得ない場合、次の注意点に気を付けるようにしましょう。

(1)相場より安い物件の理由

不動産を購入するとき、同じコンドミニアム内で直近で売買された金額や、周辺地域の相場と比較することになります。そのとき相場よりも低い金額で販売されていたら、その理由を確かめる必要があります。現場に行って見てみないとわからない理由や、物件情報には掲載されない原因が隠れているかもしれません。契約を結んでからそのような理由に気づいても、後の祭りです。自分で内覧できないときは、担当エージェントに出向いて見てもらい、相場より安くなっているのはなぜか明らかにしましょう。

(2)騒音やニオイなどを担当エージェントに確認してもらう

実際の物件を訪れないとわからないことに、音やニオイの問題があります。高速道路や幹線道路の近くの物件なら、どの程度音が気になるか?古い物件で気になるニオイがないか?ぜひ担当エージェントに物件を訪れてもらい、確認して報告してもらいましょう。ただし音やニオイが気になる度合いは、人によって違うもの。もし音やニオイに敏感な方なら、やはり自分で物件を訪れて確認することをおすすめします。

(3)周辺地域や近隣の確認

物件の周辺地域や近隣エリアのことは、実際に足を運んでみないとわからないことが多いものです。治安に不安を感じるような細い路地が近くにあったり、物騒な雰囲気を感じ取ったり、行ってみて初めてわかることもあります。自分が内覧に行けないなら、担当エージェントに周辺地域をまわってもらって報告してもらうようにお願いしましょう。

内覧しないで購入するのはこんなとき

内覧せずに購入しても、比較的問題が少ないのは次のようなケースでしょう。

新築物件

ハワイの新築物件は数が少ないですが、新築物件の場合は工事が始まる前に販売が開始することが多いです。この場合は、パンフレット類やモデルルームなどの情報をもとに、購入の意思を決定するしかありません。

ハワイに詳しい方

ハワイに何度も訪れたり、移住経験があったりする方なら、現地の詳しい情報を把握しているもの。ただしハワイは築年数の古い物件が多く、住居の中の状態は改装の有無やメンテナンスの良し悪しで、かなり変わるということを覚えておきましょう。

すでにハワイの不動産を所有している方

すでにハワイの不動産を所有している方、購入した経験がある方なら、売買のプロセスやハワイの物件状態について理解しやすいはずです。

オンライン内覧・バーチャルツアーを利用しよう

新型コロナウイルスの影響で、以前と同じようにハワイへ行き来できなくなったこともあり、不動産会社の多くがオンライン内覧やバーチャルツアーなどを用意しています。写真のほか動画で物件の内部を紹介したり、テレビ電話で日本とハワイをつなぎ物件の中を案内したり、さまざまな新しい内覧方法が生まれています。ハワイへ実際に行けなくても、このようなサービスをぜひ利用してみましょう。

細部まで納得した上で契約してこそ、ハワイの不動産オーナーとして満足できるはずです。そのためにも、内覧ができないときには別の手段を探してみることをおすすめします。

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