「ハワイで暮らすなら、絶対海が見える物件がいい」と思う方は多いもの。


確かにコバルトブルーに輝く海が見える物件は、ハワイでは不動産価値が高くなり人気があります。でも、意外かもしれませんが、現地では海側ではなく山側を向いた物件だって好まれています。

それは海に面した物件にはない魅力が、山側のコンドミニアムにはあるから

山側のコンドミニアムの魅力

山側の魅力1 きつい陽射しがないため暑くない

オアフ島ホノルルの場合、海側を向いている物件のほとんどが、東向きか南向き、西向きとなります。そのためオーシャンビューの物件は、ハワイの厳しい日差しが降り注ぐこととなり、部屋の中が暑くなるというデメリットがあります。冷房がないと生活しにくく、電気代も高くなりがちです。ハワイはアメリカの中でも電気代が高く、一日中エアコンをつけたままにしていると、その電気代は無視できるものではありません。

山側の魅力2 山からの風が心地いい

ハワイが過ごしやすい気候なのは、ハワイ諸島には貿易風が吹き抜けるから。この貿易風は東側から西側に吹いており、ホノルルでは山側から海の方に向かって吹くことが多くあります。そのため山側に向いたコンドミニアムでは、強い日差しを避けて、カラッとした涼しい風が抜けていき、とても快適に暮らすことができるのです。コンドミニアムの階数が高くなれば、まわりに風をさえぎる建物がなくなり、よけいに風が抜けやすくなるでしょう。

山側の魅力3 美しい夜景も楽しめる

山側の物件の魅力が、美しい夜景にあります。海が見える物件では、日中はオーシャンビューを楽しめるものですが、夜になると真っ暗になるだけ。しかし山側には数多くの住居が建てられていて、その夜景は格別の美しさがあります。

山側の魅力4 家具や床材の劣化を抑えられる

海側を向いた物件は南向きで日当たりが良いというメリットがありますが、その分だけ太陽光によって家具や床材が傷みやすくなります。さらに海に近い物件では、潮風によるダメージも考えられます。しかし山側を向いた物件なら、そのような家具などの劣化の心配は少なくなるでしょう。

山側の魅力5 販売価格が抑えられる

ハワイを象徴する、輝くような海やダイヤモンドヘッドを眺められる物件は、不動産の価値が高くなる傾向にあります。そのため山側を向いている物件は、オーシャンビューの物件に比べて価格は低め。予算を抑え気味にして購入することもできるわけです。

ちなみに、山側を向いた物件は北向きになる場合が多いですが、日本のように北向きの物件が敬遠されることはあまりありません。むしろ海側にはないメリットがあることから、あえて山側を好む方もいます。

海側のコンドミニアムの魅力

海側の魅力1 資産価値が高い

一方、海を眺められる物件についての魅力について見てみましょう。海を望めるコンドミニアムの場合、最大の魅力は資産価値が高いことでしょう。朝目を覚ましたときも、日中ふと窓に目をむけたときも、青い海岸線が見える景色はハワイならでは。視界が開けていて海が近くに見える物件ほど、不動産価値を維持する上で、大きなアドバンテージとなるでしょう。

海側の魅力2 賃貸価格も高め

物件を賃貸に出した場合についても、オーシャンビューだと賃料が高くなる傾向にあります。旅行でハワイに訪れる観光客を対象に貸し出すなら、その傾向はさらに高め。ハワイに旅するなら「海が見える部屋に泊まりたい」と思うのが、自然な心理なのでしょう。

海側の魅力3 ハワイらしい景色を楽しめる

自分が滞在する場合でも、人に貸し出す場合でも、ハワイらしさを満喫するのなら海が見える部屋は何にもかえがたい魅力となるもの。日本の喧噪から離れた非日常の空間として滞在したいなら、オーシャンビューという特徴は外せないものかもしれません。

ご紹介したように、ハワイのコンドミニアムは山側を向いていても海に面していても、それぞれに魅力があるということ。

その良し悪しを決めるのは、オーナー次第です。

ただ「ハワイ=海が見える部屋がいい」という固定概念があったのなら、決してそれだけではないことをお伝えしておきましょう。

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