こんにちは、アロハガール探検隊のゆきです。あなたのまわりに野良ネコはいますか？世界各国で同じような問題が見られると思いますが、ハワイも例外ではありません。野良猫が赤ちゃんを産み、あっというまに野良ネコが繁殖してしまいます。ハワイには「野良ネコがたくさんいる場所」と認識されている場所もあります。

ハワイにはそんな過酷な状況の猫ちゃんを助けようとしている団体がたくさんあるのですが、私は今回その中の一つの団体が行っている、レスキューされた子猫ちゃんを里親が見つかるまでお家で預かるという「フォスタープログラム」に参加させてもらいました。

フォスターの期間は長くても2週間ほど。私が参加したプログラムの場合、多くの場合2週間前に里親が決まるそうです。子猫ちゃんは放っておくと外敵に襲われたり、あっというまに大きくなって貰い手がなかなか見つからなかったり、また子供を産んでしまったりします。そのため、常に周辺の野良ネコを観察し、ノラちゃんが子猫を産み落とすと、もうその日からレスキュー作業が始まるそうです。

レスキュー作業が始まると、フォスター登録をしている私には日々レスキュー状況が知らされます。「今から行ってくる」みたいな（笑）。そうするとフォスターをする人は家で子猫ちゃんが捕まるのを待ち構えているわけですが、捕獲するのも簡単なことではないので、待っていたのに何もなかった、ということも珍しくありません。

私も一度目に自分にくるはずだった子猫ちゃんは結局捕まらず。。。今回は、数回目のトライでようやくレスキューされた子でした！

夜に捕獲され、そのまま私のお家にやってきた子猫ちゃん。おびえているのが手に取るようにわかって、見ている方も切ないです。突然お母さんから離されて、こんな何がなんだかわからない状況に置かれ、どれだけ怖いかと思うと涙が出ます。これからいっぱい愛してあげて、この子猫ちゃんが人間を信頼するようにするのがフォスターの役割です。

プログラムの方から、トイレセットや猫のご飯、ミルク、ノミ取りシャンプー等、フォスターに必要なものは全て支給されるので安心。何かあったらすぐ担当者が対応してくれるので、それも安心です。

お母さんを求めて泣く子猫ちゃんがかわいそうで、私も子猫ちゃんも睡眠不足です。子猫ちゃんは午前中もミーミー泣き続けていましたが、（そして私はこの子をミーちゃんと名づけた）午後に毛布で包んで抱っこしてあげたら、あっというまに眠りに落ちてしまいました。よっぽど怯えてたんだろうなあ、と思うとまた涙。

子猫の適応力はすごいもので、結構すぐ慣れてきてます。おもちゃで遊んだり、筒の中に入ってみたり。かわいくて仕方がありません。しかし、自分から私の方に寄ってきたり、私のこと大好きという仕草はまだ見せてくれない。この辺になると、「私は犬派」を豪語していたわたしも、ミーちゃんのかわいさに骨抜きになっています。

この辺りから、急激に私をお母さんだと認識し始める模様。寝るときは私の顔の横で寝たり、頭の上で寝たり、私の髪の毛の上に寝てたり。あれほど怯えていたのに、こんなになついてくれてありがとう。もうすでに、骨抜きな上に、情が移ってしまっているため、今から別れの日を考えて毎日泣く始末。。。。

この後は、日に日に、猫ちゃんは私を大好きになるらしく、ずっとくっついてきます。私この子がいなくなった後どうするんだろうと不安になるくらいかわいいです。そして、この間に子猫ちゃんが元気で人に慣れてきたということで、本当の里親探しも真剣に始まります。

みーちゃんの場合は二組の家庭が欲しいと言ってくれて、ママ（もちろん私だ！）はミーちゃんの幸せだけを考え、二組の方と面接しました。プログラム担当の方のアドバイスも受けながらの真剣な決断。というか仕事よりもなによりも、今はミーちゃんの幸せが一番なので、普段にはないくらい真剣な私です。

こうして、ミーちゃんをもらってくれるご家庭が決まり、ミーちゃんはめでたく私の元から本当のお家に元気にもらわれて行ったのでした。って、書いてるだけでも涙出るんですけど！！完全ミーちゃんロス！

初めてのフォスター経験でしたが、自分が与えるものよりも、ミーちゃんとの経験から得ることの方が断然多かったです。そして、この経験を通して知り会った、過酷な状況の動物たちのために日夜奮闘している心優しい人たちの愛情と熱意に感謝です。

動物は本当に人間を癒してくれます。無条件の愛を与えてくれる動物たちのためにできることを、自分なりにこれからもやれたらなあと思う、ものすごく良い体験でした。ロスにはなっちゃうので、その覚悟は必要だけどね！

私も今後引き続き、フォスターという形や、また別の形でこの活動に関わろうと思ってます！
ハワイの猫ちゃんレスキュー関係の団体に興味のある方は、一部だけですが、下のサイト等を参考にしてくださいね！