年齢を重ね、毎日が習慣化するにつれ、「挑戦への一歩」は難しくなるものです。

どうすれば人生を好転させるための、思い切った一歩を踏み出せるのか…
あれもこれも起業にいいと言う物を色々始めてしまい、取捨選択ができない...
自分の得意なことで誰かの役に立ちたい！

そんな悩みを、50代からオンライン起業を始めた開運コンサルタントの美有香さんに聞いてみました。

デジタル音痴だった方が、どんな経緯で四柱推命鑑定師になったのか？
時間に制限がある中でどんなことをしたか？
いくつになっても挑戦を続けて少しずつ新しいことを始めるコツは？

美有香さんは「四柱推命を学んで独立する！」という考えを持っていたわけではなく、ご縁を大事にしてきたらいつの間にか四柱推命講師までになっていたそう。
自分の強みを活かして、少しずつやりたいことへの道を歩んでいきたい人はぜひ参考にしてみてください。

ーーー　美有香さん、よろしくお願いします！はじめに簡単な自己紹介をお願いします。

よろしくお願いします。仕事は創業1900年、地元、田原市で新聞社を夫婦で経営しながら「誰よりもわかりやすく、誰よりも丁寧に」をコンセプトに四柱推命講師をしています。
その他には、目に見えないエネルギーの流れや周波数、感情などを分析するタイムウェーバーを使った経営者などへのコーチとして活動しています。また、SNSでは開運関連の発信をさせて頂いており、内田塾へは2022年1月に入塾しました。

ーーー 四柱推命について詳しく教えてください。

四柱推命は人に関することを全般的に占うことができる占術です。 例えば、運勢の良い時期・悪い時期といった運勢サイクル、生まれ持った性格、才能、相性などがわかります。 ほかにも、ご自身の才能などから適している仕事などをみることができたり、人間関係では恋愛・結婚・友人・家族・会社の人などの相性をみれたりもします。


ーーー オンラインビジネスを始めるきっかけを聞いてもいいですか？

自社のブランドを高めるためです。例えばSNSとか、以前作ったホームページも活用していなくて、折り込みを載せるだけにしてしまってるので、もう少し考えていかなきゃいけないって考えていた時に内田塾を知りました。

ーーー　自社ブランド力を高めるためだったんですね。そこからどうやって個人のビジネスという選択肢へ変わったんですか？

もともと主人はオンラインへの関心が薄く、一緒に入塾した息子もボストンにいたので、私だけの力では今の会社を大幅にオンライン化するのは難しいと思っていました。
どういう働き方だったら自分だけのビジネスができるかな？と模索していたときに、ストレングスファインダーの結果とフィードバックを受けて私には「コーチングが向いている」と知ったんです。

ーーー　最初はどんなことから始めましたか？

もともとはコーチングだけをして、その人たちなりの幸せになっていただけるように伴走していこうと考えてました。でも、仕事といえるほどの成果はなかったんです。
でも次第に「その人の生まれ持った本質とか、その人が持ってる答えをベストな方向に持っていけるとお客様のためになるかも」という考えになってきました。

ーーー　「四柱推命をビジネスにする」という感じではなかったんですね。

はい。「四柱推命講師を目指す！」という入口ではありませんでした。自分の強みからできることを模索し始めて、気付いたら四柱推命が一番クライアントさんのお役になったという流れです。
占い師の方々とどう差別化していくかを考えた時に、私はコーチングの要素を入れているので、運気も上げながらベストな方向に持っていくお手伝いを常に考えています。

ーーー　四柱推命とコーチングを掛け合わせてから何か変化はありましたか？

お客様の満足度がガラッと変わりました。人というのは自分の悩みだったり苦しいことだったり、思いを聞いてもらうことで満足できます。それを引き出してあげて、その人にとっての幸せを、お付き合いさせてもらってます。
例えば、タイムウェーバーの知見を活かし量子力学を取り入れ、クライアントが持っている周波数だったり常に色んな角度からサポートしてますね。

ーーー　オンライン起業に踏み切るにあたって、最初に考えたことは何でしょうか？

何も考えませんでした(笑)！もともと目の前のことを夢中にやるタイプなので、自分が楽しくて、それを人におすすめしたい気持ちが強いタイプなのかもしれませんね。子供の頃から野球も夢中になってやってたし、セミ取りも、リカちゃん人形も夢中になって遊んだし、幼馴染みのお姉ちゃんの家にずっといたくって。「今日はお母さんがいない」なんて嘘ついたんですよ。後でばれて怒られるんですけどね(笑)。

ーーー 四柱推命以外ではどのようなスキルや知識を身に付けましたか？

今もそうですが、オンラインとかITのことはまったく知識がなくて。デジタル音痴なんです。だから「ZOOMのやり方」「SNSのアカウント作り」など少しづつ勉強していきました。もともとの性格もあると思いますが、先に行動してしまうタイプなんです。FacebookなんかもさっぱりわからないけどFacebookグループ作ったり、LIVE配信したりしてましたね。


ーーー　行動力がズバ抜けてますね。

単純に新しいことへのチャレンジが楽しかったんですよ。わからないことだらけすぎて同期や講師の方々に聞くにもChatWorkすらわからなかったですからね(笑)。必死にやりながらも楽しんでいました。

ーーー　SNSやLIVE配信をした結果、反響はありましたか？

反響はほとんどなかったです。ただ、毎回塾生さんが視聴してくださったりコメントをくれたりと本当に助けられましたね。ずっとリアルビジネスをしてきたので「こんなに簡単に世界中の方たちとコミュニケーション取れるんだ！」って驚きの毎日です。

ーーー　オンラインビジネスを始めたことで、ご家族の中でも変化はありますか？
たくさんのご縁がありました。ありがたいことに息子はハワイの銀行に就職が決まりました。娘は動画編集の勉強を学ぶことができました。
でも学ぶだけではダメなので多くの方へ価値提供できるようにしていかなくてはいけないと家族で話してます。

ーーー　オンラインでの集客や顧客獲得のために、どのような戦略や方法を取り入れていますか？

SNSを続けて、マーケティングを学んでいることで同業者の方がどんな発信をして、ユーザーさんがどんなことを求めているのかということが少しづつだけど理解できるようになってきました。その一方でオンラインだけで集客するのは難しいとも感じています。


ーーー　なるほど。詳しく教えてください！

いつもご縁を大切にする意識を持っています。ただ、オンラインでの繋がりは良いことばかりではなくて、時には裏切られたり、厳しい言葉を浴びることもあります。
起業当初はそのような人間関係の感情に振り回されていましたが、今では限りある時間を大切にするために自分がやりたいことと楽しいことを忘れずに取捨選択を大事にしています。

ーーー　素敵な考えですね。取捨選択で工夫されていることはありますか？

まずは、自分自身の考えを改めてみることです。マインドを変えて実際に行動を起こすことでストレスが少ない状態でビジネスもできるようになります。それって「関わる人は取捨選択して良いという自由がある」という考え方だけなんです。他人の目や他人からの評価が気になってしまう人ってすごく多いです。他人軸で生きると運気も下がるので「別に嫌われてもいいや！」という気持ちを持てるとすごく生きやすいです。

ーーー　嫌われる勇気を持つことは大事ですよね。

私は事業の先に何があるか、ということを一番大事にしてます。SNSだけを見ていると盲目的になって、短時間で稼げますとか、そういうところにばっか目をやらずに、オンラインの仕組みをしっかりと学んで、オンラインの良いところとリアルの良いところを活用してビジネスをしていくことが大事だと思うんです。

ーーー　良いところばかりに目が行ってしまい疲弊してしまう人も多いです。

結局、会社経営をしたことない人たちが簡単に稼げると思って始めるからです。目先のことに欲を出すから仕事ということを知らないで結果が出なければ「あの人は詐欺だ！」なんて言う人もいます。そういう人たちと接していると感情まで支配されてしまいます。最初はなるべく多くの人と繋がらないと！って思い頑張りすぎていましたね。もちろん失敗を経験したからこそ今のご縁につながっているんですけどね。

ーーー　オンラインビジネスやマーケティングを学んで変化を感じることはありますか？

たくさんありますが、一番は自信に繋がったことです。誰よりもデジタル音痴でしたので、失敗しながらも素直にアドバイスをいただき、時には笑いに変えながら自分のペースで学んできました。

ーーー　美有香さんが「ZOOMの開き方がわかりません」と仰ったときに、たくさんの方がサポートしてくれました。

はい。おかげさまで皆さんが優しく手を差し伸べてくださったことで、苦手意識がなくなったと思います。

ーーー　誰かに頼ることで苦手意識を克服したんですね。

今年から法人会の女性部長になったんですけど、起業したことで自信に繋がり、自己肯定感が上がって、相手が誰であろうと、へっちゃらというか。昔ならちょっと気後れしたかもしれませんけど、自分は自分で勝負します！みたいなところがあります。これは苦手意識があったオンラインとマーケティングを学んですごく良かったなっていうことです。

ーーー　運気をあげるコツについても教えてください。

運がいいって言ってるだけでは、運は良くならなくって。運気の良いときは良いことも悪いことも起きてきます。自分が運の良い方を選択できるように自分を整えておかなければいけないっていうことなんです。その選択が「陰と陽 」とあって陰だったかもしれないけれども、「陰気余ってに陽になる」というふうに運気が上がって、この陰を選択したことによって、自分にもっともっとステージアップの学びがある。これが運を上げるための醍醐味なんです。

ーーー　会社を経営しているとはいえ……未経験の四柱推命を収入の柱にできたのはすごいですね。

自分が四柱推命を学ぶことによって、益々いいご縁が広がってます。唯一皆様のように、ボロ儲けができないというだけです(笑)。

ーーー　良いご縁かどうかを見分けるポイントはありますか？

最近、ご縁がある方が命式を見てわかるようになってきました。


ーーー　なるほど！具体的に教えてください。

例えば、今回の御弟子さん2人は私の日柱という本質が仕事のとこにあったりとか、お互いに相互守護神って言いまして、お互いの守護神だったりします。私がその方の守護神だったり、あちらが私の守護神だったり、星って相性とか相克があるんです。これが生きる哲学と言って良い出会いやご縁を知るきっかけになってますね。最近では、お弟子さんができたことによって、マーケティングの世界も教えてます。私がビジネスのお手伝いまでしないといけないなと思ってます。


ーーー　四柱推命もマーケティングも学べる。まさに一石二鳥ですね。

ハワイにお弟子さんができたのでハワイのスピリチュアルツアーなんかも考えてます。
以前であれば、四柱推命の相談を受けていても「この人からエネルギー吸い取られるぞ」って思うクライアントさんもいました。でも、今ではどんな方が来ても、しっかりと面倒見る覚悟があります。そういう意味では、四柱推命って幸せになるツールとしてはすごくいいと思います。


ーーー　オンラインでもリアルでもビジネスで大事なことって何なのでしょうか？

三方よしという考えをすごく大事にしています。「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」です。自分だけ儲かれば良いという考え方だけでは長期的に存続するようなビジネスにはなれません。今後は社会にも貢献できるようなビジネスを目指していきます。


ーーー　オンラインでの起業と四柱推命が美有香さんの人生にどんな影響を与えましたか？

これは本当にありがたいと思ってます。普段出会えないような方と出会えて、これからの私の人生を豊かにしてくれました。息子なんかハワイに就職することになったり、娘の動画ビジネスのお仕事があったりとか。これが、ファミリービジネスにも繋がり、結果として私は自分の心を整えるとか皆さんの幸せとかで経営にもすごく役立ってます。

ーーー　では最後に、オンラインに苦手意識があってなかなか自分でビジネスを始めるのが難しいかも……。と思う人へ向けてメッセージをお願いします。

運がいい人は、行動も早いし、駄目だなと思ったらすぐに戻れば良いんです。
こんなデジタル音痴のこんな私でも出来たのですから誰だって出来ます。不安要素もあると思うんですけれども、まずは、頭で考えずに行動することです。行動すると必ず課題があるので、その課題を自分でコツコツクリアしていくことによって、ハードルを飛び越えるように必ずゴールがあります。恐れずにチャレンジしてほしいなと思います。チャレンジが苦手な方は、ご一緒に考え伴走させていただきますので、ぜひご連絡いただけたらと思います。


ーーー　素敵なメッセージですね。苦手意識を持っていても、何かを始めていきたいという方の参考になったのではないでしょうか。美有香さん、本日はありがとうございました！

インタビュー後、美有香さんに「最も困難だったことってなんですか？」と質問しました。

「ないです！やりたいことをやってるだけだから困難なんてないんです。でも好き放題やるってことじゃなくて、その分ちゃんと自分で責任をとりながら、楽しむこと。そういう生き方もありだよって、すごく大事なことだから伝えていきたいですね！」

“自分らしく”という言葉はよく聞くものの、ご自身の生き方とビジネスコンセプトに一貫しているからこそ、美有香さんは本気で社員や生徒さんの人生に伴走してくれる人なんだと思いました。

今回インタビューした 美有香さんも学んでいる『ハワイビジネスモード内田塾』の公式LINEに登録すれば、無料でマーケティングやオンラインビジネス関連のさまざまな役立つ情報が紹介されています。内田氏のイベント・セミナー情報や、直接連絡したい場合も、まずは公式LINEから。ぜひチェックしてみてください。

「世界中どこからでも自由に仕事をしたい」「個人で稼ぐ力を身につけたい」と思っているものの、「なにから始めればいいかわからない」という方におすすめです！

インタビュイー：美有香さん (@miyuka_coach)

インタビュアー：中村もと (＠moto_writing28）
ライター ：中村もと (＠moto_writing28)

編集：内田直 (＠uchida704)