ドイツからハワイを訪れた10代の女性旅行者が拘束

ドイツからハワイを旅行で訪れたのが、18歳と19歳の女性2人組。2人は高校を卒業し、世界一周旅行を楽しんでいたところでした。

そしてニュージーランドとタイを経由して、3月18日、ハワイのダニエルKイノウエ国際空港に到着。約5週間のハワイ滞在を計画していたそうです。

しかし、2人は入国審査で拘束され、その後入国は認められずドイツに強制送還が決まり、東京に渡ったあと、カタールを経由してドイツに帰国したのです。

4月21日、このことが米国境警備当局から明らかにされたのです。

手錠をかけられ、裸の検査も……

報道によると、2人はまず空港で数時間の尋問を受け、体のスキャンや裸での検査も行われたそう。そして、2人は手錠をかけられて、緑色の囚人服を着させられ、留置場に収監。カビが生えたようなマットレスで夜を過ごしたそうです。

原因はホテルを予約していなかったこと、ESTAは申請済

この2人が拘束され、挙句の果てには入国が拒否されて強制送還となった理由は、ハワイのホテルの予約をしていなかったことであると言われています。

2人は「ニュージーランドやタイと同じように、自然に旅行したいと思っただけ」と話していたそうですが、5週間の滞在の予定なのにホテルを予約していなかったことから、不法労働などが疑われたのではないかと言われています。

ちなみに2人は、米国旅行での入国に必要なESTAの申請は行い、渡航を認められていたとのことです。

不法移民や在住外国人に厳しい目を向けるトランプ政権

以前より、ハワイの入国審査で、特に若い女性の1人旅では現地での売春などが疑われやすく、拘束されたり、場合によっては強制送還されたりするケースがあることが報じられてきました。

しかし、トランプ大統領が就任してからの現在の政権は、不法移民を強制送還するなど、厳しい目を向けているのが現状。

有効なビザを持ってアメリカで生活している外国人でも、それらを常に携帯するルールが4月11日から定められるなど、外国人登録なども厳格化しています。

今回のドイツ人旅行者の強制送還のニュースは、日本や海外でも大きく報道され、「ドイツからの旅行者ですら、そんな境遇にあう可能性がある」ということを広く知らしめることになりました。

強制送還されずにハワイ旅行を楽しむために

今回はドイツからの旅行者のケースでしたが、日本人旅行者でも同じ境遇にあう可能性はゼロではないということでしょう。

そのためには、ホテルの予約をきちんと行っておくこと、そして入国審査で聞かれたときに、すぐにホテルの名前や連絡先などを答えられるようにメモなどで準備しておくことも大切です。

ESTAの承認がおりていても、それでアメリカへの入国が認められたことにはならず、入国の承認はあくまでも空港での入国審査で行われるとのこと。このことをしっかりわきまえて置いた方がよさそうです。

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