そもそも「ESTA(エスタ)」とは?

「ESTA(エスタ)」は、ビザ免除プログラムを利用してアメリカを訪れる人は全員、事前に申請を行わなければならないもので、「電子渡航認証システム」と言われます。

ビザ免除プログラムとは、本来であれば外国籍の人がアメリカを訪れたい場合、それぞれの目的にあったビザを取得しなければならないのですが、特定の国の国籍を持つ人であれば、ビザを取得しなくても最長90日間の滞在が可能になる特別なプログラム。

日本はこの対象国になっているため、観光旅行やビジネス目的でアメリカに行きたいときに、ビザを取る手間をかけずに、ビザ免除プログラムで入国できるんです。

ただし、このビザ免除プログラムを利用してアメリカに入国したい人に求められるのが「ESTA」の申請です。

つまり、観光旅行でハワイに行きたい人であれば、全員が「ESTA」の申請をしなければならないということなんです。

9月30日からはESTAの申請料が40ドルに

そして、そのESTAの申請料が、これまでは1人21ドルだったのが40ドルに、一気に値上げされることが発表されました。

この値上げが適用されるのは、2025年9月30日から。9月29日までに申請を済ませれば、現行の21ドルです。

ESTAはオンラインで自分で申請できる

ESTAの申請は旅行会社に依頼するほか、代行会社もありますが、自分でオンラインで申請が可能です。

ESTAの公式サイトを訪れると、画面右上で言語を設定できるので、そこで「日本語」を選べば、日本語で申請できます。申請料金の支払いは、クレジットカードのほかペイパルでもOK。

申請に必要なものは?

必要なのは以下

・パスポート情報(名前、発行日、発行国、パスポート番号、生年月日など)
・パスポート画像のアップロード
・渡航情報
など

1回申請すれば2年間有効

ESTAは、一度申請して認証されれば2年間有効です。有効な期間であれば、再びハワイに行きたい場合でも、再度ESTAを申請する必要はありません。

例えば、家族4人でハワイ旅行に行く場合、4人分の申請が必要になります。値上げ前であれば、21ドル×4人=84ドルですが、値上げ後は40ドル×4人=160ドルと、2倍近い金額になります。もし早めのESTA申請でも構わないなら、9月29日までに申請してしまうのもひとつの手でしょう。

ESTA申請公式サイト

代行会社のサイトを公式サイトと誤り、申請料金に代行料金が加算されて請求されるケースも少なくないようです。ご注意ください。

ホノルルでは「ザ・バス」も値上げ

ちなみに、オアフ島全域を網羅している公共交通機関のバス「ザ・バス」も、値上げが報じられています。

現在、大人の運賃は1回3ドルですが、3.25ドルになる見込み。値上げ時期は、2026年1月にも行われると、現在ホノルル市議会で議論されています。

ハワイの宿泊税も値上げ

以前ご紹介しましたが、ハワイ州にある宿泊施設で加算される宿泊税も、現在の10.25%から11%に引き上げられることがすでに決定しています。この施行は、2026年1月1日からです。

さまざまなものが値上げになっているハワイ。家族みんなとの旅行の場合や、滞在期間が長い場合は、その影響も大きくなりやすいでしょう。事前にしっかりリサーチして、賢い旅行計画を考えた方がよいかもしれません。

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