ハワイで2025年上半期の逮捕者は前年の3倍以上

ハワイの地元メディア「ハワイ・ニュース・ナウ」で紹介されたのが、移民の逮捕者が増加しているということ。

先日、ハワイのカウアイ島では44人の移民が逮捕されたそうです。「連邦令状を持っているから、両手を上げて出てこい」というような声を耳にし、爆発音があった後、10人以上が並んで逮捕されていくのを見たという声もあったとのこと。

そのニュースによると、2025年上半期にハワイで逮捕された移民の数は153人。2024年の上半期は41人だったので、3倍以上になります。

移民を支援する地元の団体や法律の専門家は、このような逮捕は静かに行われていると語っているそう。「拘束されたと思われる依頼人が複数名いて、その事実が確認されている」と語っています。

出典:YouTube

逮捕された移民はどうなる?

カウアイ島の捜査で逮捕された移民44人は、オアフ島へ送られ、連邦拘置所に収容されているとのこと。

ただ現地の弁護士の一人は、拘束されたのが確認されたが、彼らと連絡を取ったり会ったりすることもなかったという声も聴いていると話しています。

そして、移民弁護士によると、彼らは「移民裁判官の前に立たされて、そして強制送還される」とのこと。

トランプ大統領の「強制送還プロジェクト」の影響?

トランプ大統領は就任してからすぐに、アメリカの安全のために不法労働者の逮捕や強制送還に取り組んでいます。

例えば、4月下旬には大統領就任からの100日間で、6万人以上の不法滞在者を逮捕して、6万人以上の外国人を強制送還。2025年9月にはマサチューセッツ州で不法移民を逮捕・強制送還する作戦を開始したことが、アメリカ政権から発表されています。

「史上最多の不法移民の取り締まり」と言われるこの取り組み。

ハワイで前年よりも多くの移民が逮捕されているのは、ハワイでも同じような作戦が始まっている可能性もあるのかもしれません……。そして、カウアイ島の44人の逮捕も、その氷山の一角なのかも……。

地元の人々にストレスや恐怖が…

地元のコミュニティの人も、いまの状況について「私たちの地域にとって、恐ろしい時期」と語っているそう。

たとえ合法にアメリカで暮らしている移民であっても、なにかの理由やきっかけで拘束されてしまうという恐怖を感じることもあるかもしれません。

たしかに不法に滞在することはルール違反。でも、ルールに従って真面目に暮らしている人も、あわせて逮捕や拘束されてしまうことがあったらいけないもの。

こういうニュースを聞くと、平和で美しいハワイも、やはりアメリカの一部であるということを改めて痛感しますね。

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