なぜ、日焼け止めが禁止されるのか?

アロハ〜、アンドユークリエーションズ/ドルフィン&ユーのスタッフのゆいです。

先月の5月1日に、ハワイ州では「有害な化学物質が含まれている日焼止め販売禁止」という法案を可決しました。この法案が施行されると、世界初となりアメリカでは最初の州となります。現在は、イゲ州知事の承認を待っているところです。また、施行は、2021年からの予定です。

まず、ハワイがこの法案を受け入れた理由。それは、サンゴ礁を守る為なんです。この法案によると、オキシベンゾンとオクチノキサートという物質がサンゴ礁や海洋生物たちに悪い影響を及ぼすことがわかったからです。特にサンゴの白化を加速させたり、成長段階にあるサンゴ礁が死んでしまう可能性があるということです。

ハワイでは、ここ5年ほどの間、このサンゴ礁の白化現象が問題となっていました。サンゴ礁は栄養を失うと白くなり、やがて死んでしまいます。サンゴ礁は、もともと綺麗な海で生息しているもの。ハワイで白化現象が問題となっているということは、海が確実に汚れてきているのだと思います。もちろん、地球温暖化や生活排水の影響もあるかもしれません。とにかく、サンゴ礁が死んでしまう前に蘇ってもらわないと困ります。サンゴ礁は、世界の海域の0.2%だけです。そして、そこには、海洋生物の30%が生息しているそうです。海水の二酸化炭素の調節もしてくれています。

また、この有害物質は、現在流通している3500種類以上の日焼け止めに含まれているそうです。環境の専門家によると、年間に約1万2千トンの日焼け止めがサンゴ礁に流れ込んでいという研究結果があるそうです。

多くの自然保護団体やハワイOHA (Office of Hawaiian Affairs)がこの法案を支持しています。

私たちにできることは?

世界中からたくさんの観光客がやって来るハワイ、みんなが大好きなハワイが抱える問題は、ここに観光でやって来るみなさんの力が大きく必要になってきます。

では、日差しの強いハワイでは、どうしたらいいのでしょう。もちろん、このような成分が入っていない環境に優しい日焼け止めを使うということ。また、物理的(ラッシュガードを常に着用するなど)に日焼けを防ぐということも大切かもしれません。

私たち、野生のイルカと泳ぐツアーを行っているドルフィン&ユーは、ハワイ州のエコツーリズム協会からエコフレンドリーツアーに認定されており、海を汚さないために全力で取り組んでいます。イルカと泳ぎにくるお客様へは、安全な日焼け止めを販売しています。また、ウエットスーツやラッシュガードの着用をお勧めしています。これらを着用することで、日焼け止めを塗る範囲が狭くなるからです。

私たちスタッフももちろん、ラッシュガードを毎日きてます。

ドルフィン&ユーの日焼け止めやラッシュガードは、私たちのお店「トレジャー&ユー」で購入できます。その他のお店で日焼け止めを買う時は、Reef Safe と書かれているもをを買ってくださいね。

Treasures and You
307 Lewers St.
tel: 808-699-4414
open: 7:30am – 8:00pm

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