毎週土曜日に開催されるファーマーズマーケットで有名となったKCCですが、そもそもKCCが何かを知らない方もいらっしゃるようです。

KCCはハワイ大学の系列のコミュニティカレッジ（短大）で、日本からの留学生も多いです。

ハワイに留学したいと考えている方にとってKCCは強い味方となってくれます。私自身、実は8年前KCCに通っており、ハワイ生活をスタートさせるのにお世話になりました。

そんなKCCのすごいところをご紹介します。

アメリカの大学、短大などに留学する際に、自分の語学力を示すために、TOEFLと呼ばれる試験を受け、その結果を希望する学校に提出する必要があります。

各学校によって必要点数が異なりますが、ハワイ大学の場合は、TOEFL iBT（コンピュータで受ける試験）の必要最低スコアは61点です。

このTOEFLは、テストの費用が$230とめちゃめちゃ高いです。

しかし、KCCの場合、TOEFL以外に、英語力を測定するTOEICと、さらに、中学校とかで受けた方もいらっしゃる英検も入学審査の判定として有効です。

TOEICに試験料は5,725円（税込）、英検は大体6,000円（級によって異なります。）と良心的です。

試験内容もTOEFLはTOEFL用の勉強をしないといい点数をとることが難しいため、準備に時間がかかります。

留学する前にある程度の英語力を身につけなければならないと考えている方もいらっしゃいますが、実際は、アメリカに来て生活をしながら英語を習得するという方法も一つだと思います。

KCCは留学生を積極的に受け入れていることもあり、英語教育プログラム（ESL）が充実しています。

入学時の英語レベルに応じてクラスが決まり、最終的には地元の学生と同じ授業を受けることができるレベルまでにしてくれます。

全米のコミュニティカレッジから先生が視察に来るほどです。

約2年で必要単位数を取得して卒業し、さらに4年制大学である、ハワイ大学へ編入することも可能です。

KCCはハワイ大学の系列のコミュニティカレッジです。

そのため、単位の移行などが簡単で、取得単位数や学部によっても異なりますが、だいたい日本の大学でいう3年生に編入することができます。

実際に多くの留学生がKCCからハワイ大学に編入しています。

多くの留学生がハワイ大学に留学する前に、KCCに通う最大の理由は、授業料です。

ハワイ大学の1学期の授業料は12単位で$16,882(2016年度)
大体1クラスが3単位ですので、1学期に4クラス受講する形になります。

一方KCCは、12単位で$6,240になります。
つまり$10,000も安いんです！

そのため、初めの2年はKCCに通い、3年生からハワイ大学に編入する学生が多いです。

※授業料は年度によっても異なりますし、学部によって少々異なるところがあるので詳細は、KCCにお問い合わせください。

下記リンクが授業料のページになります。

KCCに行った際には、ファーマーズマーケットが開催されている駐車場からキャンパスのほうに行ってキャンパスライフを想像してみてはいかがですか？

KCCのプログラムでカリナリーと呼ばれるコースがあります。
これは、レストランの運営全般を学べるコースで、料理はもちろんの事、デザートやベーカリー、そして、レストランでの接客などを学ぶ学部です。

KCCのカリナリースクールのお教室の一角がレストランとなっており、学生が作った料理を食べることができます。

学生が作ったといっても、料理のプロを育成するプログラムで教育を受けている学生が作っていますので、味も格別。

また、サーブしてくれる店員さんも学生ですが、みなさん、真剣に接客してくれます。

キャンパス内にいることを忘れてしまいます。

さまざまな料理を学ぶ学生達のために、メニューは週ごとに変更されます。

これは学生だけでなく、お客様によって毎週食べられるメニューが変わるので楽しみの一つとなっています。

学生が作っているということもあり、本物のファインダイニングに比べて値段設定が低く設定されております。

ただし、味はプロ顔負けのレベルです。

ファーマーズマーケットとは別の顔を持つKCCに遊びに行かれてはいかがですか？