こんにちは。ハワイ在住 ”トレッキング”フォトグラファーのマルです。

ここ数年、ハワイの旅行者の間で認知度急上昇中なのが「ピルボックストレイル」。

中でもラニカイにある 「カイヴァリッヂトレイル」は美しいラニカイビーチを一望にできる絶景ハイクとして、雑誌やガイドブックにも頻繁に登場しています。

過去に僕も下記の記事で紹介しています。

しかし上の記事以上にアクセス数があるのが、オアフ島のウエストサイドにあるピンク色のピルボックスを紹介した下記の記事。

これ、実は僕の記事の中でも一番のアクセス数を誇る記事になっています。

どちらのピルボックスもインスタやフェイスブックなどのSNSで頻繁に写真が上がっているし、皆さんかなりピルボックス熱が高いようですね〜。記事は相当詳しく書いているので、ぜひ参考にして登ってみてください。両方とも登山ビギナーでも登れますよ。

※ちなみにピルボックスとは・・・

ピルボックスは直訳すると「薬箱」。元は戦争に備えて作られた防空見張り用の「トーチカ」です。

四角い防御壁に覆われている外観が薬箱に似ているため、今は使われなくなったトーチカがハワイではピルボックスと呼ばれています。

見晴らしのよいところに設置されているのでハイキングコースの目的地となっていて、ピルボックスを目指して歩くコースをピルボックスハイク、またはピルボックストレイルと呼んでいます。

オアフ島3つ目のピルボックストレイル「Ehukai Pillbox Trail」を紹介するよ〜

そんなわけで人気のピルボックストレイルですが、3つ目のピルボックスをご紹介します。

今回の場所はオアフ島の北側、ノースショアです。登り口はEhukai Beachのそばにある「Sunset beach Elementary School」の駐車場の脇にあります。

車は向かいのEhukai Beach Parkの駐車場か、その周辺の路上駐車をします。

登り口はカメハメハ・ハイウエイを背中にして駐車場を見ると、左側にあります。

グーグルマップではこちらです。

Sunset Beach Elementary Schoolの駐車場。この左側に登り口があります (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

登り口にはこの黄色い看板があって目立ちます。誰でもわかるでしょう(PHOTO/Tomohito Ishimaru)

最初は低い木に覆われたなだらかな道が続きます (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

5分ほど進むと少し険しくなり、登山道らしくなってきます (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

少しずつ傾斜がきつくなり、ステップが設置されているところもでてきます (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

登り始めて15分くらいでしょうか。写真のように途中二股に分かれているところが出てきますが、ここは左に進みます (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

先ほどの分かれ道を左に行くと割とすぐにピクニックベンチがあります。ここからの眺めもなかなか (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

ピルボックスに到着〜

歩くこと30分弱。ついにピルボックスに到着です。

今回は以前紹介した2つのピルボックストレイルより、快適にハイキングができました。

なぜならコースのほとんどが日陰だから。他の2つはコース上に木がないので、常に陽が当たる中を歩きます。

でもこちらは日陰なので快適そのもの。中盤にちょっと傾斜がきつい部分がありますが、気持ちの良い汗をかきながら歩くことができます。

コースの難度は低く、迷うポイントもほとんどないので初心者でも楽しみながら歩けるトレイルと言えます。

ただ注意したいのは、雨が降った時や降った直後。日当たりが悪い分かなりぬかるみがひどいでしょう。

このトレイルを紹介している yelp でもぬかるんでいる日に登って靴が泥だらけになった、すっ転んで大変な目にあった、等々の報告が出ています。さまざまな写真があがっているのでチェックしてみてください。

この日は日曜日だったので、ローカルハイカーが結構いました (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

ピルボックスからの眺めはこんな感じだよ〜

やっぱりノースの海は綺麗。この時期(1月)はノースショアの海は波が高いので白波がくっきり(PHOTO/Tomohito Ishimaru)

素朴な家並みも絵になる (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

サーファー達が頑張ってるのを上から眺めるよ (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

ピルボックスの上にはピースマークが (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

ピルボックスの入り口。かなり立派な感じで古代遺跡のよう (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

中に入るとやっぱりファンキーな落書きに埋め尽くされています (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

ノースの綺麗な海も上から眺めて気持ちがいいし、ラニカイと違って日本人がほとんどいないスペシャル感はあるし、満足満足。なかなか楽しいハイキングでした。さぁ降りてププケアビーチのフードトラックでランチでもしようかな〜

ってここで帰ってはいけません!

実はこの先にもうひとつ、ピルボックスがあるのです。

何を隠そう僕はそれを知らないで一度下りてしまいました。そして駐車場についてからその先にもうひとつのピルボックスがあることを聞いて唖然。しかもそのピルボックスの方が眺めが良いことを知ってさらに愕然。

行っていないピルボックスのほうが眺めが良いと聞いたら、フォトグラファーたるもの行かぬわけにいかぬ。そんなわけでなんと1日に二度、しかも連続でここを登るハメになってしまいました。罰ゲームかよ。皆さんはそんなことのないように。。。

というわけで2つめのピルボックスを紹介するよ〜

2つめのピルボックスは1つめのピルボックスのさらに先にありますが、続く道は少し下っていきます。下っているので僕はてっきり別コースの下山道と思ってしまいました。下りますが気にせず進んでください。

基本は下りか、あるいはなだらかな平坦道です。道なりに10分もしないうちに二つめのピルボックスが現れます。

分かれ道とかもなくコースもシンプル。迷うことはないと思います。

そして景色、というか見晴らしはやはりこちらの方がよいです。1つめのピルボックスの眺めは木立で覆われていて遮られる部分もある(特にビーチが遮られる)のですが、2つめの景色は遮るものが少なく見渡せる範囲が広い。ビーチもちゃんと見えます。眺めの写真を撮るのもこちらのほうが撮りやすいでしょう。

サイズが小さめの二つ目のピルボックス (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

2つ目のピルボックス。1つめほど周囲に木立がないので、遮られることなく景色を見渡せる (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

お決まりのショット。この眺めはヤバイでしょ〜 (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

少し離れたサンセットビーチも綺麗に見渡せます (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

やっぱり今回のエフカイピルボックストレイルも絶景でした。

先に述べたようにコースは日陰に覆われ、迷うポイントもほとんどなく、2つめのピルボックスに行って戻って1時間ちょっと。眺めを楽しむ時間を含めても1時間半〜2時間で戻ってこられるビギナーコースです。

次回のノースショアドライブで、ぜひトライしてみてください。

Photo & Text by TOMOHITO ISHI"MARU" 石丸智仁

※本記事の写真及び文章の転載は一切禁止です

★★★★ ハワイ・オアフ島で写真好き、ハワイ好きの方のためのツアー形式の写真撮影講座を開催中 ★★★★

↑ ↑ ↑ ↑
現地在住プロカメラマンがオアフ島のフォトジェニックなポイントを1日かけてご案内し、現地で直接撮影方法を指導します。一眼レフはもちろん、スマホ参加も大歓迎。

関連するまとめ

もうすぐ「ホノルルフェスティバル」開始!3/10の長岡花火の情報もチェック!

ハワイで毎年3月に行われる一大イベント「ホノルルフェスティバル」。2024年3月も実施されます。そんな「ホノ…

ハワイのコクアマーケット!ホリデーギフトがお土産にグッド

あっという間に年の暮れ、アメリカでは感謝祭、クリスマス、新年と続くため、年末ギフト商戦が始まります。そんな中…

DownTown

ダウンタウン巡りについてレポートしたいと思います。

関連するキーワード

フォトグラファーMaru

ハワイ・ワイキキ在住フォトグラファーのTOMOHITO ISHIMARU(石丸智仁)です。
こちらでは”Maru”と呼ばれています。
東京で13年間の出版社カメラマン生活を経てハワイに移住。
現地で日本やローカル向けの雑誌、広告等の撮影をメインに活動しています。
日本の書店に並んでいる女性誌や男性誌のハワイ特集、旅行雑誌、ガイドブックなどで僕の写真が使われていますのでぜひチェックしてみてください。

またハワイでのウエディング撮影、家族撮影をフォトグラファーと専用車両を1日貸切専門で
行うAloha VIP Photo Tourの活動をしています。
1日を効率的に、ハワイのあらゆるロケーションで皆さんを撮影。一生の記念に残る写真が残せます。貸切なのにとてもお得なプランです。詳細は下記のホームページをご覧ください。

Aloha VIP Photo Tour ホームページ
https://www.apavip.com