こんにちは。ハワイ在住”ネイチャー”フォトグラファーのマルです。

昨年、今年と仕事でカウアイ島に3回行きました。

ハワイの自然の映像を撮るというミッションだったので、山、川、海とカウアイ島のほとんどのネイチャースポットを回ってきました。

みんな大好き、ビーチもくまなく回ってきましたよ。この島意外に大きくて、車の運転大変だった〜。

島の中を行ったり来たり、500マイルくらい練り歩く、ではなく練りドライブしてきました。。。



そんな中で、「これぞネイバーアイランド」と思わず呟いてしまう穴場ビーチがありましたので、

いつものようにフォトグラファーのブログらしからぬ、しつこいくらいな丁寧ガイドで披露させていただきます。

その名もズバリ「Hideaways Beach」。まさに秘境でございます

「Hideaway」

辞書で意味を調べると 「隠れ場所」「閑静な場所」とのこと。

これは期待が高まります。

場所は下のグーグルマップに示します。

カウアイ島の北側にあるプリンスビルというエリアにあります。

ここはカウアイ島有数のリゾートエリアで、周囲にはたくさんの別荘やコテージがあります。

ですから周りに何もないというわけではありません。

でもなぜにこのビーチが隠れ家的に存在しているのかというと、ビーチアクセスがわかりづらくて気がつかないから、だと思います。ここに続く道は崖の上を走っているので、車からビーチを見ることもできません。

公共のアクセスはまず無理なので、レンタカーで行きます。

カウアイ島の主要道路であるKuhio Hwyからプリンスビルのメインロードである Ka Haku Rdに入ってまっすぐ進むとあるわけですが、予備知識がないとビーチへのアクセスを見落とすでしょう。

通り過ぎると、Ka Haku Rdはすぐに行き止まりになってしまい(The St. Regis Pronceville Resortの敷地になる)、あれビーチはどこ? となってしまいます。

そして車のアクセスで不可欠なのは駐車場です。路駐ができればよいのですが、周囲はリゾートの敷地でそんな気配はありません。

でも目立たないだけで、このビーチ用のパブリックパーキングがあるのです。

Hideaway Beachのパブリックパーキング(Photo/Tomohito Ishimaru)

写真がそのパーキングですが、12台くらいでいっぱいになります。パーキングの場所はThe St. Regis Pronceville Resortの駐車場の手前にある敷地です。パブリックなので無料です。空いていれば誰でも停めてよいのです。

でもこのパーキングが空いているかがまず問題。このビーチの沖はサーフスポットになっていて、ローカルサーファーの車でかなり埋まっています。ここ以外に周囲に停める場所はありませんので、空いていればラッキー。空いてなければ空くまで待つか、諦めて撤退しかありません。

あ、お金持ちさんはこの近くにステイして歩いていく、という手もありますね。



さて、首尾よく車を停められたアナタは楽園への切符を手に入れたということです。

楽園のゲートとなるビーチアクセスは駐車場のすぐ隣(海を見て右側沿い)にあります。

あまりに細すぎてわかりずらいのですが、右隣にある「Kauaidreamer」というリゾート施設の敷地との間にあります。

ビーチアクセスの入り口。左がパブリックパーキング。右がリゾート施設(Photo/Tomohito Ishimaru)

上の写真がビーチアクセスの看板ですが、きっとかなりの人が見過ごしてしまうそんな目立たなさです。自分もわからなくて何回か往復してしまいましたよ。。。

ここを入っていくと、、、

フェンスとフェンスの間を入っていきます(Photo/Tomohito Ishimaru)

進んでいくと海を臨む高台に出て、突然古びた階段の手すりが現れます。まるでドラクエのフィールドに出てきそうな唐突さ。下界に降りるのだ、的な(Photo/Tomohito Ishimaru)

階段の上からは海が覗けます。綺麗な花も咲いていて、ここからの景色だけでもテンションあがります(Photo/Tomohito Ishimaru)

階段はめちゃ狭く、しかも結構急です(Photo/Tomohito Ishimaru)

けっこう斜度のある山道を降りること5分くらい。海が見えてきました。なんだこのリーフの美しさは! (Photo/Tomohito Ishimaru)

Hideaways Beachに到着〜

ついに降り立ちました〜。まさに天国のようなビーチとはこのことでしょう。

グダグダ文章での説明よりもまず写真! ご覧くださいませ〜。

透明度半端ないです(Photo/Tomohito Ishimaru)

東側の風景(Photo/Tomohito Ishimaru)

西側の風景(Photo/Tomohito Ishimaru)

極上の砂質(Photo/Tomohito Ishimaru)

上から見ると、このリーフの美しさがわかってもらえるかな。お姉さんが綺麗な海を一人占めしています(Photo/Tomohito Ishimaru)

ローカルサーファーが出撃前の準備中(Photo/Tomohito Ishimaru)

沖に繰り出すサーファー(Photo/Tomohito Ishimaru)

こんな感じです。ビーチの幅は約100m弱。もう、ほんとうに小さなビーチなのです。

ビーチの両サイドも背後も崖で視界がふさがっているので、このビーチにいると人工物はまったく見えません。崖上にある車道の車の行き交う音も、ここまで聞こえてきません。

聞こえてくるのは完璧に波の音だけです。

この世の中で、人工の音が全く無い場所って、ひょっとしたらかなり貴重なのではないかしら。

そう考えたらもうここにいるだけで体も心もデトックスできてしまいそう。ここからの景色は何千年と変わっていないでしょう。21日ここで座禅したら悟りを開けるかもしれません。



駐車場に車は目一杯停まっていましたが、ほとんどサーファーの車で皆沖に出ているのか、

ビーチには自分以外に3人しかいませんでした。本当に静かで崖上のザ・リゾートな風景とは全く違う世界です。

階段を降りると別世界に来た! 的なこの感覚。。。。

”秘境感”って言葉があるかわかりませんが(ニュアンスはわかりますよね?)、それでいうと僕の中では今のところカウアイ島のみならず、自分的にはこのビーチがハワイNo.1であります。



もうね、こんなビーチでリラックスできたら最高ですよ。

ところが綺麗でフォトジェニックなビーチに来ればくるほど「よい写真が撮れるのでは?」と、せわしなく動き回ってしまうのが悲しき性。

極上ビーチでのんびりなんて、フォトグラファーしている限り一生無理なんだろうな〜。



あ、ここまでの写真で気がついた方もいるかもれませんが、このビーチは日陰が多くて日焼けを避けたい女子にもオススメです。ビーチの手前に大きな木があってその枝が張り出していて木陰をたくさん提供してくれています。またこのビーチは真北を向いていて背後が崖なので、日差しが入りにくい地形なんです。



でもこのビーチにはトイレもシャワーも当然ながらありません。

事が起きたら自然の中で対処するしかないですね(笑) どこまでも自然に浸ってください。

当然近くに売店もないので、必要なグッズは予め買って来ましょう。

でも駐車場からの道は結構急なので、両手がふさがるくらいの荷物を持ってくる事はオススメできません。



それでは、カウアイ島の秘境ビーチ。

行けるものなら行ってみな〜(笑)

Photo & Text by TOMOHITO ISHI”MARU” 石丸智仁

※本記事の写真及び文章の転載は一切禁止です

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フォトグラファーMaru

ハワイ・ワイキキ在住フォトグラファーのTOMOHITO ISHIMARU(石丸智仁)です。
こちらでは”Maru”と呼ばれています。
東京で13年間の出版社カメラマン生活を経てハワイに移住。
現地で日本やローカル向けの雑誌、広告等の撮影をメインに活動しています。
日本の書店に並んでいる女性誌や男性誌のハワイ特集、旅行雑誌、ガイドブックなどで僕の写真が使われていますのでぜひチェックしてみてください。

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