ワイキキから車で30分弱、アレワハイツという丘の上にあるハワイで唯一の料亭「Natsunoya Tea Room」に行きました。

古き良き日本を感じさせる由緒ある玄関

ここはかつてハワイに渡って来た日系人の憩いの場として親しまれていた場所。高台で眺めのいい静かな地域です。

前方にはダイヤモンドへッドも

この辺りは歴史博物館のビショップミュージアムや、ハワイアンの血筋の子供しか通うことのできないカメハメハスクールのカパラマキャンパスがあります。

カメハメハスクール

外観は見てのとおり普通の一軒家なので、知らなければ通りすぎてしまいそうです。

敷地内には広いパーキングも完備

実はこの夏の家さん、とても歴史ある建物で創業はなんと今から97年前の1921年。1941年に起きた真珠湾攻撃の時には、2階のお座敷からその様子がはっきりと見えたそうです。そんな話を聞くとアメリカと日本の長い歴史を感じます。

入り口に飾られた美しい着物

おもてなしの心が感じられます

2階にあるお座敷やバンケットルームでは25人以上の大人数も収容でき、宴会などの冠婚葬祭で利用できます。通常のランチも2階になりますが、今回は5:00pmオープンのお寿司を食べに行きました。

半地下にあるスシバー。そこにはローマ字で「Furo-ba」と書いてあり思わず「お風呂場のことですか？」と尋ねてみると、スシバーに改装する前ここにお風呂場があったのが名前の由来と教えてくれました。

席はわずか12席のカウンターのみですが、平日にも関わらずオープンと同時にすでに満席です。もちろん予約がないと入れません！お客さんはほとんどローカルの常連さんばかりでした。

この道35年以上の寿司職人Shoさんが握ってくれるお寿司は、とにかく新鮮！小振りなので女性にも食べやすい上品なサイズです。

1pcで3ドル〜7ドルくらいとお値段はお手頃なのも嬉しい限り。お客さんの半分はShoさんお任せコースを選び、次々と出てくるお寿司を楽しく話しながらいただくそうです。おつまみは揚げ出し豆腐やローカルにも人気の唐揚げやNYステーキなども揃っていますよ。

ハワイでよく耳にする「BYOB」という言葉は、「Bring Your Own Bottle」「アルコール持ち込み可」という意味です。お店にはお酒の取り扱いがないので、自分たちで好きなものを持ち込めます。

昼間とは打って変わって、暗くなってから見渡すホノルルの夜景はまるで宝石のよう。ここに来る楽しみは、美味しいお料理と温かいおもてなし、そしてこの高台からの眺めです！

ワイキキからザ・バスの場合は乗り換えが必要です。#13でリリハ地区のジャッドストリートまで、そこから住宅街の坂をのぼる#10に乗り換えて、マカナニドライブとアウリイストリートの交差点沿いで下車。車だと30分弱、ウーバーだと約15ドルくらいです。

素敵なお店なので、機会があったらぜひ足を運んでみてください。

Natsunoya Tea House
夏の家 ティーハウス
1935 Makanani Drive, Honolulu Hi 96817
808-595-4488
Lunch 11:00am-2:30pm
Sushi Bar 5:00pm-10:00pm