こんにちは、アロハガール編集部のゆきです。ハワイって日本文化が結構普及してますが、私がびっくりしたのは茶道をたしなむ方が多い！そのうえ、私知ってるだけでも３人ほど自宅にお茶室があるんですが。

わたくし一度日本で茶道に挑戦しましたが、根が適当なため、あのいろんなしきたりに耐えきれず２回で脱落いたしました。それ以降茶道の敷居が高くて、再度挑戦しようとなど夢にも思ってませんでしたが、この仙台のフーテンの寅さんこと佐々木朱美（あけみ）さんになら習ってみたいと思いましたので、ご紹介します。

こちら朱美さんです。見た目はるな愛ちゃんのようにかわいらしいです。朱美さんがこよなく愛するスターウォーズのレゴと人形の前で。

しかし、さすが東北女、酒豪だし、性格は豪快だし、ラスベガス好きだし（もちろんカジノ目的）なかなかこんな気持ちのいい人いません（笑）

朱美さんは宮城県仙台市出身。幼少のころあまりにも行儀が悪く、将来はゴルゴ１３になりたいと言い放ったため、心配した父親によって寺に送られ、行儀見習いをさせられたのが彼女のお茶人生の始まりだとか。その後何度かブランクを繰り返し、社会人になってから本当にお茶の世界の深さに感動し、真剣にその道に入りました。

2011年に東北の震災と津波で被災し、その時に世界各国からボランティアに来てくれる人たちとの出会いから、自分も世界に出てみたいと思い、世界に出るなら英語習得！！！ということで震災後残っていたものをほぼ処分し、2014年にハワイ大学留学のため渡米。

すごくかわいらしい朱美さんですが、還暦目前ですべてを捨てて留学する度胸ってハンパじゃないです！！
英語の勉強をしながらですが、日本以外ではアメリカにしか支部のない表千家の茶道を世界中に広めたいという野望を持って、日々前進中。

朱美さんのクラスはオーダーメイドで、生徒さんの都合や希望に合わせてコーディネイトしてもらえます。なので、観光に疲れた方、日本ではなかなか体験入学する機会がない方、一回だけお茶をやってみたい方、朱美さんにフーテンの寅さん的人生のアドバイスを受けたい方に超おススメ。
場所は自宅！！！そう、彼女の家にはなんと特注のお茶室あり！！！

ハワイとは思えない茶室。すべて朱美さん用オーダーメイド。茶道具もすべて日本から少しずつ運んできた貴重なものです。

お茶菓子だって、ハワイでは、どころか日本でもなかなか手に入らないすごいものだそうです。茶道教室脱落者の私には何もわかりませんが。。。。

お花はその日その日で朱美さんがチョイスしているものです。ハワイでも僅かながら時候のものがあるそうですよ。

わたくし、今日は茶道教室脱落者代表としてお教室に参加してみました。

本日は私の他に生徒さんが二人です。一人は私同様初めての方。全くの初心者でも朱美さんが優しく丁寧に教えてくれるので心配ありません。ハワイでは畳の上に正座する機会などあまりないので、とても気持ちよく、背筋が伸びます（という割には10分で正座から脱落する、どこまで行っても脱落者の私。。。。）。

朱美さんのお教室は、ぜんぜん堅苦しくなく、笑いと楽しいお話が飛び交う中で行われます。朱美さんの生徒さんは、朱美さんのお茶に対する熱意と、朱美さんが所有する茶道具のすばらしさに感動して朱美さんからお茶を習いたいと思ったと語ってました。

お教室が楽しくてしょうがない生徒さん二人。

先生真剣です。

生徒さんたちは楽しそうですが、お茶をいただくときは真剣。

脱落者代表体験入学とっても楽しく終了

朱美さんのすごいところは、茶道を広めたいというのが目的ではなく、茶道を通して、人間に普遍的にある「心」のつながり、真の美しさとは何か。魂の美、審美眼などの理解を深めたいということなんだそうです。ハワイでも茶道を通してローカルの方と仲良くなる機会も多いとのこと。茶道を習ってみたいという人も多いそうです。茶道教室2回目脱落者の私には茶道を通して心をつなげる、っていうのは難しい話ですが、朱美さんのお教室に通ったらいつかは朱美さんの壮大な信念と野望が理解できる人になるのかしら？

人生の目的は必要なものがスーツケース一個になることと話す朱美さん、彼女に教えてもらったら茶道のお手前だけでなく、人生までも教えてもらえそうです。

お茶に興味のある方だったら、ハワイ在住者、観光客どなたも歓迎です。気軽に連絡してみて下さい。

佐々木朱美
808-729-4341
akemisas@hawaii.edu