ハワイの不動産について購入を考えたい方に、第一歩としてぜひおすすめしたいのが「オープンハウス」です。オープンハウスとは、現在売りに出ている物件を誰でも自由に内覧できる、一般公開システムのこと。事前の予約も必要なく、オープンハウスが開催される日時はたいていどこも決まっているので、ハワイの不動産について興味を持っている方なら、オープンハウスが開催されている物件の中から好きな物件に立ち寄って、内部を見学することができます。

ハワイでオープンハウスが開催される日時は、通常毎週日曜日の午後2時から午後5時まで。オープンハウスを開催している物件の入口や周辺には、「OPEN HOUSE」の看板が置いてあるので、その看板を目印にするとわかりやすいでしょう。

ハワイに不動産を所有したいと考える日本人の方に人気のワイキキなどは、オープンハウスが開催されている時間になると、あちこちに看板が掲出されます。そのため気になるエリアや物件があれば、その周囲を散歩するだけでもいくつかの物件を内覧するチャンスが得られるのです。

オープンハウスを開催している物件では、不動産エージェントがその物件について案内を行います。売主が入居している状態でオープンハウスが行われることもあり、ソファやダイニングテーブル、ベッドなどの家具が置いてあると、その物件を購入したときのリアルな生活がイメージしやすくなります。

また販売価格のほか、広さや築年数、オーナー占有率、コンドミニアムであれば管理費といった、各物件ごとの詳細の情報も知ることができます。

オープンハウスを利用することのメリットは、予約無しに誰でも自由に中を見学できるということでしょう。ハワイは築年数のたった比較的古い物件が多いですが、メンテナンス次第では、同じ建物であっても各部屋ごとに部屋の状態は大きく異なります。各物件ごとの内部を細かく見学できるのは、不動産購入の上でも大切なプロセスとなるでしょう。

またコンドミニアムの場合は、プールやジム、BBQなどのレクリエーションができる共用スペースや、駐車場の場所を確認することもできます。さらに周辺の生活環境などについても、担当エージェントに聞くこともできます。

ではオープンハウスが行われている物件を探すには、どうしたら良いでしょうか。散歩がてら気ままに歩いて、行き当たりばったりで物件を見るのも良いですが、気になっているエリアや物件があるなら、事前にオープンハウスが開催されているか調べておいた方が効率よくまわることができます。

オープンハウスを検索する方法は主に次の3つがあります。

ハワイの新聞紙「スターアドバタイザー（Star Advertiser）」では、毎週日曜日に「オープンハウス」の特別スペースを設けています。その日に開催されるオープンハウスの物件が掲載されているので、住所や物件名で調べていくことができます。 スターアドバタイザーはワイキキなどのストリートラックで購入できるほか、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどでも販売されています。

ホノルル不動産協会のウェブサイトには、現在ハワイで売りに出されている不動産物件が掲載されており、オープンハウスの情報もここでチェックすることができます。地域や物件の条件で絞り込んでいくと、好みの物件情報を得ることができます。サイトは英語での表示になりますが、「WAIKIKI」などの条件を選択すれば良いだけなので、英語に苦手意識のある方でなければ使ってみてはいかがでしょうか。

ハワイには数多くの不動産エージェントの会社があります。それらのウェブサイトの中には、オープンハウスの情報を紹介しているものもあります。

ハワイでの滞在経験がホテルの客室だけという方なら、「オープンハウス」を利用して、まずはハワイの不動産の内部がどんな感じなのか、知ってみると良いのではないでしょうか。日本での物件選びでも同じことが言えるかもしれませんが、さまざまな物件を見るうちに、自分はどんな家が良いのか、希望がはっきりとしてくるものです。ハワイの不動産購入に興味のある方は、ぜひオープンハウスを気軽に利用してみてはいかがでしょうか。


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