お肉じゃないけどお肉?植物由来のお肉がブーム!

ここ数年ブームだとも言える代替肉。アメリカ本土の大手ハンバーガーチェーン店も肉を使ったハンバーガーでなく、植物由来の代替肉を使ったハンバーガーを次々と発表し、話題になりました。またスーパーマーケットでも、肉を使っていない代替肉で作られたソーセージやハム、バーガーパテなどが気軽に買えるようになりました。

代替肉とは、形や味が肉に近い食品のことで、大豆や黒豆などの植物性のたんぱく質をもとにして作られたものです。何と言っても本物の肉と比べ、コレステロール値はほぼゼロに近く、胃への負担も小さくなるというヘルシーなものです。そんな全米の健康志向の人たちに受け入れられ、いっきにブームになったと言える代替肉。実は環境にも優しいのです。

環境に優しい!植物由来の美味しさ!

畜産には熱帯雨林の伐採や、大気、水質汚染など環境への負荷がかかることはよく知られていることです。牛を育てる牧場を維持するには森林の伐採は必至です。牛1頭あたりが1年間で消費する水の量は、4万リットルを超えると言われています。家畜産業により、驚くほどの地球の資源が消費されるということなのです。また、国連食料農業機関によると、温室効果ガスのうち、15%近くが畜産に関係したものなのだとか。つまり家畜を育てることは、水質汚染や地球温暖化などの環境問題への大きな問題の一つとなっているのです。

ハワイでもここ数年、ヴィーガンスタイルは徐々に広がりが出ています。ヴィーガンは動物由来のものを、一切使用しないという食生活とライフスタイルです。ハワイのヴィーガン専門店「ピースカフェ」でも代替肉を使用したロコモコやカツなどが作られています。ヘルシーで、環境への負荷が低い代替肉は今後も人気がでそうです。またアメリカのセレブや環境保護団体の間では、環境保護のためにも代替肉を利用する人たちが増えているのです。

ハワイでも手軽に買える!ヘルシーな代替肉

ハワイのスーパーマーケットに行くと、代替肉のコーナーに商品がずらりと並んでいます。「こんなに種類があるの?」とびっくりしてしまいます。

こちらは植物性のハンバーガー。黒豆とキヌアをベースにした代替肉です。黒豆を使った代替肉は、なめらかで甘みもあり、以外な美味しさがあります。またスーパーフードと言われるキヌアは、食物繊維が非常に多く、血圧を下げたり、骨密度を増加すると言われているカリウムも多く含んでいますので、積極的に取り入れたい栄養素がたっぷりです。

アメリカのスーパーマーケット「セーフウェイ」のオリジナルアイテム「Organics」。こちらでも代替肉が販売されています。写真は、さつまいもやマッシュルームをベースにしたもの。全米で展開されている「セーフウェイ」では様々な種類の代替肉があり、アメリカでのブームを背景に人気が高まっています。

見た目は全くわからないと思いますが、こちらも代替肉のバッファローウィング。芋や乾燥したリンゴなどを成分にして作られています。もっちりとした食感と絶妙な柔らかさははまさにチキン!「本当にお肉じゃないの?」と驚いてしまう美味しさです。

植物性の成分からできているので、一般的な肉に比べると低カロリー。空腹感を維持すると言われている食物繊維はたっぷりですが、肉にはほぼありません。ですから代替肉をダイエット食として一時的に使用する人もいるようです。植物性のものを多く摂ることで腸内環境の改善も期待できます。今全米で話題の代替肉、普段の食生活のなかに、ヘルシーに美味しく取り入れてみてはいががでしょうか?

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アロハ☆ガール編集部

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