ハワイで叶えたアロハな暮らしVol.4 「ローカルデザイナーのセンス溢れる邸宅」
出典: ジャナ・ラム・スタジオ・ストア
ハワイで暮らしたくても、実際に移住を検討するとなるとハワイ在住者の声を聞いてみたいものですよね。憧れのハワイ不動産を手に入れて、実際にハワイで住んでいる方たちは、どんな家に住み、どんなライフスタイルを送っているのか。ハワイに住んでいるからこそわかるエリア情報や、ハワイ暮らしの魅力などをご紹介します。
今回は、ハワイの植物などをモチーフにしたバックやインテリア雑貨を中心としたハワイらしさ溢れるおしゃれブランド「ジャナ・ラム」のオーナー兼、デザイナーであるジャナ・ラムさんのお宅に伺って、「ヌウアヌ」のロコの暮らしぶりについてお話を聞かせていただきました。
この家にお住まいになったきっかけを教えて下さい。
この家はもともと祖父が購入した家で、私も生後11か月の小さい頃からこの家で育ちました。歴史的建造物認定の登録申請こそしてはいませんが、申請さえすれば認定されるほど古い「プランテーションハウス(※プランテーションハウス:昔ハワイのサトウキビ農園で働く人々のために作られた平屋の家で、古き良きハワイの伝統的・象徴的な民家のこと)」で、築100年以上は経っていると思います。
学生時代はメインランド(アメリカ本土)で過ごし、オアフ島に戻ってからは、他のエリアに住みました。
昨年、両親が住むこの家に子どもと一緒に戻ったのですが、4世代に渡り、この家に暮らし続けていると思うととても感慨深いものがあります。
家の中には、100年の歴史を感じるものがあり、特にエントランスの格子状の扉はレトロモダンな雰囲気でとても気に入っています。
また、現在改装中のリビングにある暖炉には、バトラー(執事)を呼ぶためのボタンが設置されているんですよ。建築当時、執事がいる家だったことが分かりますよね。
広い庭を有するプランテーションハウス。
樹齢100年超の立派なマンゴーの樹には子ども用のブランコが設置されています。
格子状の扉や廊下のアーチ状梁など、古き良き時代を感じるデザイン。
建築当時のまま残されているリビングルームの暖炉。
家の中のお気に入り空間はどこですか?
当お気に入り空間は広いキッチンとこだわりのベッドルームですね。キッチンは、ダイニングを隔てていた壁を取り壊して、キッチンとダイニングの両サイドから使用できる大きなカウンターテーブルを設置しました。インスタグラムでインテリアやリノベーション例などの投稿を参考にして、自分好みのキャビネット探しやタイル選びなどに役立てました。
また、キッチンの一角にベンチシートのカウンターテーブルを設けたことで、朝食や軽食はここで簡単に済ませることができるなど、便利で開放的な空間となりました。
アースカラーの印象的なタイルが壁を彩る、広々としたキッチン。
ベンチシートの下は収納スペースになっていてとても機能的です。
2階には、ベッドルームや子供の部屋があります。窓枠を好きなカラーの黄色に自分でペイントし、好みのインテリア雑貨を配置するなどして、くつろげる空間づくりを心がけています。
また、ベッド横にデスクを配置しているのですが、このデスク前の窓からは、広々とした緑豊かな庭を見渡せます。
昔から、この家の庭にはプルメリアやククイナッツ、マンゴーなどハワイならではのトロピカルな樹木が植えてあります。そのような樹木が身近にあることが、私のデザインのヒントにつながっていると思います。
思い立った時にデザインを描ける自分の作業スペースがあることも気に入っています。
白の壁をベースに差し色に黄色系アイテムで統一された暖かみのあるおしゃれなベッドルーム。
鮮やかなグリーンの眺めや鳥の囀りに創作活動も捗ります。
キュートで子ども心くすぐるアイテムで溢れたキッズルーム。
この家に住んで良かったと思うことは?
「ヌウアヌ」地区は、ホノルルのダウンタウンの山側に広がるエリアで、「リリウオカラニ・ボタニカル・ガーデン」や「クイーンエマサマーパレス」など、ハワイ王族にまつわる場所が数多く点在するエリアです。
長く住んでいる人が多い住宅地で、近所には長年の友人もいますし、ご近所の方も昔ながらの知り合いが多く、安心です。
職場であるカカアコまでは車で10~15分程度ですし、ショッピングやレストランなどへのアクセスも良いのも魅力です。
このエリアは、一年を通し、コオラウ山脈側からトレードウインド(貿易風)が吹いてくるのに加え、家の造りも風通しが良いように設計されています。常に心地よい風が家中を流れているのはとても気持ちが良いです。
リビングやキッチン、ダイニングからもアクセスできる中庭。
ベッドルームも3方向の窓から心地よい風が吹き抜けます。
両サイドに大きな窓がある開放的な造りで、
いつも陽の光が差し込む明るいダイニングルーム。
まとめ
今回は、地元住民が多く暮らす地区「ヌウアヌ」のプランテーションハウスに長年暮らすジャナ・ラムさんの素敵な暮らしぶりを紹介させていただきましたが、いかがでしたか?
今後は外装やリビングルームなどのリフォームを手がけるそうで、さらにおしゃれな邸宅へと変貌を遂げることに期待が膨らむばかりです。
ジャナ・ラムさん
ロコガールや観光客から支持されているバッグやインテリア雑貨のブランド「ジャナ・ラム」のオーナー兼、デザイナー。カカアコにあるスタジオ兼ショップでは、多彩なコレクションが揃っているのに加え、彼女がデザインしたモチーフを、シルクスクリーンで一点一点丁寧にプリントする様子も見られます。
ハワイ州内のホテルやセレクトショップなどでも取り扱いしているほか、オンラインストアでは日本への発送も受け付けています。
ジャナ・ラム・スタジオ・ストア|Jana Lam Studio Store
851 Pohukaina St. Suite C11, Honolulu
営業時間 10:00~17:00(月~金曜)
※状況によって営業時間が変更となる場合があります。
808-888-5044
出典:新日本建物 | 公式WEBサイト | 住宅と資産運用 総合不動産デベロッパー