手数料に関する用語もいっぱい 「ハワイの住宅ローン」専門用語を解説
出典: 新日本建物
ハワイの不動産物件情報や実際の取引では、日本では耳慣れない数々の専門用語が使われます。同様に、住宅ローンを利用するときも多くの専門用語を目にします。そこで今回は、ハワイの住宅ローンで使われる専門用語について解説します。
Mortgage(モーゲージ)=住宅ローン
英語で「Mortgage(モーゲージ)」は、抵当・担保などの意味があり、不動産業界では「住宅ローン」のことを指します。日本では一般的に「ローン」が使われていますが、「Loan(ローン)」は住宅のほか、車や子どもの教育資金などあらゆるものに使われるのに対して、「Mortgage(モーゲージ)」は住宅購入のために金融機関から借りるお金のことになります。
Interest(インテレスト)=利子
「Interest(インテレスト)」は利子のこと。「mortgage interest(モーゲージ・インテレスト)」で、住宅ローンの利子のことになります。
Mortgage rate(モーゲージ・レート)=住宅ローンの金利
住宅ローンの金利のこと。アメリカの住宅ローンの金利は、日本よりずっと高く、30年固定金利で4%~5%ほどになるのが一般的です。2020年から2021年のコロナ禍では、アメリカの住宅ローンの利率が史上最低レベルまで下がったことが後押しとなりハワイを含め不動産業界が活気に満ち溢れるることとなりました。
Principal(プリンシパル)=借入元金
借入元金のこと。「Mortgage principal(モーゲージ・プリンシパル)」や「Loan principal(ローン・プリンシパル)」などとも言います。
Mortgage Point(モーゲージ・ポイント) =借入時に金融機関に支払う諸費用
「Mortgage Point(モーゲージ・ポイント)」は、住宅ローンを組むにあたって金融機関に支払う諸費用のこと。「Mortgage Point(モーゲージ・ポイント)」は、「Discount Point(ディスカウント・ポイント)」と「Origination Point(オリジネーション・ポイント)」の2つがあり、「1point」は、借入額に対して1%と計算します。。
Discount Point(ディスカウント・ポイント) =金利を下げるための費用
「Discount Point(ディスカウント・ポイント)」は借入の金利を下げるためのポイントで、借入の契約を行う際に購入します。言わば利息の前払いとも言えるものです。通常は1ポイント購入で金利0.125~0.25%の範囲を下げることができます。
Origination Point(オリジネーション・ポイント)=借入手数料
「Origination Point(オリジネーション・ポイント)」は、住宅ローンを組む際に必要となる手数料のこと。この中には、ローンオフィサーの報酬や公証人サイン手数料各種の書類準備、物件調査費用など様々な手数料が含まれています。
APR=総支払額表示
「APR」はAnnual Percentage Rate(アニューラル・パーセンテージ・レート)の略で、事務手数料・保証料・国体信用生命保険業の諸費用を考慮した実質的な借入コストを示しています。アメリカではAPRの表示が義務付けられています。
Mortgage rate lock(モーゲージ・レート・ロック)/Lock in(ロックイン) =一定期間の金利を固定すること
購入ポイント数などの条件により、一定期間固定することを言います。契約から融資実行までの期間があるとき等金利が上昇傾向にある場合は、なるべく低金利で住宅ローンを組めるように早めにモーゲージレートロックを利用して申し込みを行います。
Appraisal(アプレーザル)=金融機関による物件査定
融資を行う金融機関が専門家に依頼しその物件の購入価格が適切であるか調べる査定のこと。
Initial Deposit(イニシャル・デポジット) =エスクロー会社に支払う現金
オファー後売主と買主の間で売買価格などの条件が合意して売買契約が成立し、エスクローが解説したときに、買主はエスクロー会社に最初に頭金として一定の金額を預けます。これを「Initial Deposit(イニシャル・デポジット)」と言います。「Initial Deposit(イニシャル・デポジット)」の支払いは、買主名義の「Personal check(パーソナルチェック)」送金での入金が可能です。
Certified check(サーティファイド・チェック) =銀行が降り出した小切手
一般的な「Personal check(パーソナルチェック)」の場合は、振出人から小切手を受け取った人が銀行に行って小切手を預けた時点で、その口座から資金が引かれます。それに対して、「Certified check(サーティファイド・チェック)」は銀行で発行されるもので、銀行が発行した時点で資金が口座から差し引かれることになります。つまり、小切手に明記された金額が口座にあることを銀行が確認した銀行保証付小切手ということになります。エスクローの最終段階で高額の金額のやりとりを行う場合などに、「Certified check(サーティファイド・チェック)」が使われます。
※ローンオフィサー:ハワイのローンオフィサーは日本の融資担当者とは異なり、第3の独立したアドバイザーです。ハワイでは一般的にローンを組む際はローンオフィサーに相談します。
まとめ
ハワイの住宅ローンの利用を考えている方は、これらの用語解説をぜひ参考にしてください。また現地での住宅ローンの相談については、ローンオフィサーに行うといいでしょう。
出典:新日本建物 | 公式WEBサイト | 住宅と資産運用 総合不動産デベロッパー
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