1 初期投資額

実物不動産投資と不動産ファンドの最も大きな違いと言えるのが、初期投資額です。実物不動産投資の場合、ある程度のまとまった資金が必要になります。もちろん、投資する物件のある地域や、マンションの1室なのか、マンション一棟なのかによって、資金は異なります。しかし、ローンを借り入れたとしても、最低でも数百万円以上の資金がないと始めることはできません。

それに対して、不動産ファンドは数万円程度から投資が可能です。不動産ファンドの方が、少ない出資なので気軽に始めやすいでしょう。

2 運用・管理の手間

不動産は、投資のプロが投資家から集めた資金で運用を行います。プロに運用を任せるため、運用にはコストがかかりますが、投資家は実際に不動産の運用・管理をしないため、一切手間がかかりません。ただし、費用の見直し等を行うことは難しいでしょう。

しかし実物不動産投資の場合は、不動産を賃貸物件として貸し出す際に、その運用・管理の手間がかかる場合があります。しかし、通常は不動産会社に管理を依頼するケースがほとんど。ハワイの物件も同様です。管理費用はかかりますが、運用や管理に煩わしさを感じることはほとんどないでしょう。また、個人所有なので費用の見直し等の相談もできるでしょう。

3 換金のしやすさ

不動産ファンドは、投資・運用していても比較的すぐに現金に換金することができます。しかし実物不動産投資の場合は、物件を売り出して買い手を見つけるところから始まり、買い手のローン付け等、売買契約を行わなければなりません。売却までに手間や時間がかかる点で違いがあります。

ハワイの不動産の場合、日本にいる方でも日本から売却の手続きが可能です。ハワイにいる多くの日本人不動産仲介業者が、日本の方による売買に慣れているため、日本にいながら購入・売却などの相談・手続きができます。

4 ローンの利用

不動産ファンドは、現金で購入しなければなりません。一方、実物不動産投資は、ローンを利用して資金を得て、不動産を購入することが可能です。ハワイ物件向けの融資商品を用意している日本の金融機関があるため、そのようなローンを利用して、ハワイの物件を購入することができます。家賃収入をローンの返済にあてることで、手持ち資金を使わず効率的に資産を増やせます。

5 元本割れのリスク

実物不動産も不動産ファンドも、元本割れという視点で考えると、どちらもリスクがあります。不動産ファンドは、株式などと同じように価格が変動します。しかし実物不動産の相場は経済動向に連動しますが、不動産ファンドほど大きく変動することはないと言えるでしょう。

特にハワイの不動産は、長期的に見て価格が上昇し続けているため、家賃収入による「インカムゲイン」のほかに、資産価値が上がることで利益を生み出す「キャピタルゲイン」も充分狙えます。

実物不動産投資・不動産ファンドに向いている人

実物不動産投資と不動産ファンドの違いを整理したところで、それぞれに向いているのはどんなタイプの人でしょうか?実物不動産投資は、資金的な余裕がある方が向いているでしょう。また、実際に物件の立地や間取りの他、運用についても検討していくため、不動産自体が好きで自分で事業運営を手掛けたい方におすすめです。不動産ファンドは、少額で投資してみたい方、投資に関する知識がないためプロに運用を任せたい方、運用や管理の時間がない方におすすめです。

まとめ

実物不動産投資と不動産ファンドには、共通するところと異なるところがある事が、おわかり頂けたでしょうか。ハワイの不動産投資なら、「ハワイが好き」、「ハワイに家を持ちたい」という動機で始める方も多いでしょう。ぜひご自分にあった投資を選んでみてはいかがでしょうか。

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