こんにちは、アロハガール探検隊のゆきです。わたくし、現在福岡県八女市に飛んできておりますが、そもそもの理由は最近ハワイで八女茶を見かけることが多かったからです。

ハワイの大人気店「DEAN ＆DELUCA HAWAII」 でも

いつ行ってもエレガントな雰囲気に包まれる「ア・ラ・メゾン」でも

八女市のお茶やそれで作ったお料理等を味わうことができ、その美味しさに感動しました。

そして前回の記事では、八女市がダニエル・K・イノウエ上院議員の故郷であり、ハワイと八女市がどれだけ深い繋がりがあるかご紹介しましたよね。

ということで、今日は最近ハワイが惚れ込む兆しが見える八女茶の素晴らしさを現地からリポートしたいと思います。

福岡県八女地方は筑後平野南部に位置し、肥沃な土壌、豊富な水、気象条件に恵まれ、600年前から上質のお茶を栽培してきました。

写真は八女中央大茶園。私が訪れた時は、すでに時期が過ぎており、景色が真緑ではなかったのですが、一番茶の時期は圧巻の緑の風景が一面に広がります。

特に玉露の品質は高く、全国茶品評会では、なんと驚きの22年間第１位！八女では、茶の芽を少なくして、一つ一つの葉を大きくしっかりと育てる栽培法を行い、ほとんどが二番茶までしか摘みません。栽培面積の割に生産量が少ないのが八女茶だということですが、それはこの量より質を重視した結果。

私も正直、お茶と言えば静岡か京都しかイメージがなかったのですが、この高品質八女茶に注目したハワイ素晴らしい！

今日は八女市星野村にある、八女市の茶商であるの星野製茶園にお邪魔しました。

村の名前のとおり、このあたりは夜空の星の美しさで有名な場所です。星が降り注ぐ村で育まれたお茶は星野製茶園で真心を込めて製茶され、皆様のもとに、そしてハワイまではるばるやってきたんですね。

今日は店長の山口さんがお忙しい中、時間を割いて案内してくれました！

まず、お店が素敵です！贈答用はもちろんなのですが、自分のために買うお茶としてもおすすめ。こんな素敵な場所で育って製茶されたお茶なら、自分の心まで潤いそうです。

店内でお茶をいただくこともできます。一服しながら眺める外の景色も心に沁みる。

そして、山口店長の丁寧な説明の元、抹茶が出来上がるまでの工程を見学します。

もちろん、そんなに簡単な工程だとは思っていませんでしたが、本当に一つ一つ丁寧で時間のかかる作業。近代化されているとは言え、随所で人の熟練した技術と勘による厳しいチェックが欠かせません。

特に最後の挽く工程は、昔ながらの石臼による丹念な作業。この作業、1時間挽いて、出来上がる抹茶はたったの40グラム！私うかつにも「1時間で2キロくらい挽けるのでは」と考えてしまいましたが、お抹茶とはとても貴重なのですね。これからは今まで以上に心していただきます。

このようにして丁寧に出来上がったお茶が、現在ハワイでも手に入るのは本当に嬉しいことです。故ダニエル・K・イノウエ上院議員も、自分の故郷八女市のお茶がはるばる海を渡って、もう一つの故郷ハワイに届くなんて想像したでしょうか？彼が生涯尽力した日米の友好親善がお茶を通じても叶っているなんて素敵ですね。きっとダニエルさんもこの様子を目を細めて見ていることと思います。

八女市観光大使、八女茶PR大使の馬場美雅さんは、もっともっと八女市と八女茶の良さをハワイの皆さんに知ってもらい、交流を深めたいと願っているそうです。

私も実際八女市を訪れましたが、お茶も景色も人も全部が素晴らしかったです。すっかり八女市が大好きになってしまいました！また行きたいなあ八女。ハワイ在住の皆さんも、日本の皆さんも、ダニエルさんのアロハスピリットが今でも息づく八女市を訪れてみてはどうですか？

星野株式会社星野製茶園

八女観光サイト