ハワイでお馴染みのハンドサイン|文化と心を伝える「シャカ」の歴史と意味を大解説!
ハワイに魅せられ、ソロ旅を繰り返すまでとなった独身ライター女子・うららが、現地の情報をご紹介。今回は、ハワイアンの間ではお馴染みのハンドサイン「シャカ」について大解説。そもそもこのポーズ、どういう意味なのでしょうか?シャカの歴史や意味を知ることで、ローカルとの交流も深まります♡ハワイの文化とアロハスピリットを理解して、ぜひ現地でシャカサインを使ってみましょう!
シャカの意味とその歴史
ハワイでよく目にする「シャカ」サイン。
まずはその意味と歴史について、解説します。
シャカとは?
「シャカ」は、親指と小指を伸ばし、他の3本の指を握るハンドサインのこと。
ハワイの人々の内側に宿るアロハスピリット(思いやり、調和、喜び、謙虚、忍耐)を伝えるためのものです。
「相手を思いやり、お互いを尊重し合う気持ち」を手で表現します。
手の向きによって、変わる意味
「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」「大丈夫」「気楽に行こう」「やったね」「すべて順調」 などといった様々な意味を持ち、親しみや感謝の気持ちを表すジェスチャーとして広く使われているシャカ。
実は、手の向きによって、呼び名と意味が少し変わります。
まず、手の甲を見せるサインを「シャカ(shaka)」といい、「ありがとう」「元気でね」、「頑張ろう!」「気楽にいこう」などの意味を持つとされています。
一方、手の平を相手に見せるサインは「ハングルース(hang loose)」といって、「こんにちは」や「ありがとう」「さようなら」「気楽に行こう」といった感謝やあいさつの意味があり、特にサーファーカルチャーで広く使われています。
現地だとカジュアルな挨拶は、ハングルースで行われることも多いですが、どちらも正解なので、その時の気分や伝えたいメッセージによって使い分けて気持ちを表現するのが良いでしょう。
強調したい時には、シャカの手を前後に振ってアピールをします。
シャカの歴史
シャカの起源にはいくつかの説がありますが、その中でも有名なのが「ハマナ・カリリ」にまつわる話です。
彼は、オアフ島ライエのサトウキビ工場で働いていたときに、事故で真ん中の3本の指を失いました。
その後、親指と小指だけを使って挨拶するようになり、人々が彼のことを思って同じポーズをするようになったという説。
別では、事故で指を失った後に、雇用主が彼の配置換えをし、汽車の保安係に任命したという話もあります。
彼の仕事の 1 つは、駅の手前でスピードを落とす汽車に、子どもたちが面白半分で飛び乗るのを防ぐことでした。
子どもたちを見つける度に、手を振りながら大声で注意したという、カリリ。
その様子を子どもたちが真似たことから広がったとも言われています。
その後、ハワイ全体で広がっていったシャカサイン。
実は「シャカ」 という言葉自体は、ハワイ語ではありません。
この言葉は、中古車販売業者のデヴィッド「リッピー」エスピンダによるものです。
エスピンダはこのジェスチャーを「シャカ」という言葉と結びつけた最初の人物で、1960年代のテレビ広告でシャカサインをしながら、キャッチフレーズの「シャカ、ブラ!(Shaka, brah!)」と言って締めくくりました。
日本語に由来する可能性も高いと言われています。
さらに、1970年代と1980年代には、ホノルルで最も長く市長を務めたフランク・ファシの再選キャンペーン広告にもこのジェスチャーが頻繁に登場しました。
エスピンダとファシの影響でシャカサインはハワイで広く認知されるようになりましたが、1950年代と1960年代のサーフィン人気の高まりがこのサインを海外に広めたとも言われています。
シャカはハワイの文化とアロハスピリット、そしてサーファー文化を象徴するハンドサインとして、世界中の人々に知られるようになりました。
日常で使われるシャカとそのパワー
ハワイで過ごしていると、シャカを使うシーンにたくさん出会います。
写真を撮る時にもよく使われるこのサイン。
当初は、何となく気恥ずかしくてできなかったのですが、ある時、「言葉の壁や物理的な距離を超えて意思表示ができるって素敵だな」と感じた瞬間があったので、そのエピソードをご紹介します。
日常での感動シャカ体験
カラカウア通りで道路を渡るときのことでした。
歩行者優先で、渡るのを待っていると車がほぼ道を譲ってくれる優しい世界、ハワイ。(あのあたたかい空気が人の心を優しく穏やかにさせるのかもしれません…)
車が停まってくれたので、感謝の気持ちを込めて会釈をしたうらら。
(我ながらThe 日本人!!笑)
すると、ドライバーさんが車の中からシャカで返してくれたのです。
かっこいい!!
&
歩行者とドライバーで物理距離がありながらも、心通ったコミュニケーションがとれたことに思わず感動!!
お互いに一気に打ち解けられる感じもして、シャカのパワーを実感しました。
それから道路を渡る際には、会釈ではなくシャカで感謝の気持ちを伝えるようになったうらら。
ハワイレベルが上がった気がします…!
〜♪レベルアップのBGM♪〜
シャカを知ることで広がるハワイの更なる魅力
意味や歴史、使い方を知ることで、ハワイの文化や人々の温かさをより深く理解することができるシャカサイン。
観光地としてのハワイだけでなく、現地の生活や人々の価値観に触れて自分もその一部になってみることができるのも、大きな魅力ですよね!
次回のハワイ訪問時には、ぜひシャカを使ってみてください♡
地元の人々との交流も深まり、ハワイの文化や彼らが持つアロハスピリットを感じることができるでしょう。
現地の美しい文化を学びながら、素晴らしい時間を過ごしてください。
皆さんのハワイ旅行がさらに充実したものになりますように!
それでは、A Hui Hou!
出典:【 大谷翔平選手も訪れた 】ノースショアの隠れパワースポット「ポハクラナイ」 | ALOHA GIRL
出典:【ハワイのオトナ英会話】ベッドで使えるリアルフレーズをご紹介 | ALOHA GIRL
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日本⇄Hawaii
大手通信系企業会社員からフリーランスへ転身。
Hawaiiに魅せられ、ソロ旅を繰り返すまでとなった独身ライター女子。
渡航回数30回。現地では常にアクティブに動き回り、Hawaii経験値を日々更新中。
ココヘッドに登るのが好き。