アメリカ&ハワイに暮らすためには…アメリカのビザが必要

ご存知の通り、アメリカやハワイで生活したいと思っていても、米国籍がなければそんなに簡単なことではありません。日本国籍を持っている人は日本で暮らせますが、日本国籍だけではアメリカに暮らしたり、現地で働いてお金を稼いだりすることはできません。

そこで必要になるのが、ビザです。

アメリカには数多くのビザが存在して、それぞれに申請できる人の条件と、アメリカで生活できる期間などの条件が異なります。ハワイには日本から移住して生活する人も少なくありませんが、それぞれにビザを取得して現地で生活しているのです。

トランプ大統領が発表した「ゴールドカード」の新ビザ制度とは

そんななか、米ドナルド・トランプ大統領が2月に発表したのが、「ゴールドガード」のプラン。これは、新しいアメリカのビザ制度の構想です。

アメリカにはさまざなビザの種類があるのですが、永住権、つまりアメリカに永住する権利を手にすることは、かなりハードルの高いことです。

それなのに、「ゴールドカード」は、アメリカの永住資格と就労許可をお金で買えるというシステムなんです。

その詳細を見てみましょう。

「ゴールドカード」の条件

ゴールドカードの販売価格は、驚きの500万ドル(約7.5億円)。

庶民は到底払えるような金額ではありませんが、これだけのお金を払える世界の富裕層を呼び込み、アメリカへの居住を促そうという仕組みです。

世界的にみても上位の限られた富裕層をアメリカに住まわせて、そこでの多額の消費や、多額の納税を期待しているのです。

おまけに、アメリカ政府はゴールドカードの販売でも相当の税収を得ることができて(100万枚のゴールドカードの販売で5兆ドルの売上……!)、メリットがいっぱい、というもくろみなんです。

どんな人が「ゴールドカード」を狙う?

現実的にゴールドカードを購入してアメリカに住む道を選ぶのは、やっぱり世界の富裕層。

そして、アメリカ政府は企業にもこのカードの販売を考えているそう。優秀な人材の獲得に苦労する企業は、このゴールドカードを利用して、世界のトップの優秀な学生をアメリカに呼び込むことも考えられるのだとか。

まだ実現は未定の制度

ゴールドカードの制度はまだ、諸条件について議論されている段階のもの。しかしアメリカにとってはメリットが多く、「飛ぶように売れるだろう」と見ている企業もあると報じられています。

一方で、トランプ大統領は不法移民には厳しい見方をしているため、今後のアメリカのビザ制度についても行方が気になるところかもしれません。

大統領が変わればビザや移民制度もその影響を受けるもの。アメリカやハワイでの移住を希望する方は、アメリカのビザの動きにも注目してみるといいですね。

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