ハワイのホームステイ・・・実際はどうなの?

ハワイに移住する前に良く「ハワイのホームステイは質が悪いんだよね~」と日本で旅行関係者や学校斡旋業者から良く話を聞いていました。
その時には「へぇ~、なんでだろう・・・」と思っていたのですが、移住して自分がホームステイを提供するようになって分かったことが沢山ありました。

質が悪いのではなく皆忙しいんだよ~

オアフ島の一戸建て中間価格は約$750,000、1ドル=110円で計算すると82,500,000円です。日本の方が恐らく一軒家を買うにも安いですよね。

そんな「不動産が一番高い町」全米1-2位を争う場所に住んでいるハワイの人たちの暮らしは大変なわけです。もちろん殆ど共働き、時には仕事掛け持ち・・・で家賃や住宅ローンの負担も高いから一部屋余分にあればホームステイを受け入れる家族もいるかもしれません。

ただし、暇している隠居夫婦が受け入れている訳ではないので、ホームステイのゲストがステイしていてもずっと一緒に居られる訳ではない。夜一緒にご飯食べて、週末一緒に買い物にでも出かけられれば良し・・くらいのレベルだと思います。


「家賃収入の為にあの家族は受け入れてるんですよ!怒!」とかっていう人がいますが逆に「何か他に目的があるべきですか?」って聞きたいこともあります・・・。笑
ここでホームステイがどんなシステムになっているかお話ししますね。

まず語学学校に留学する場合、留学中の滞在先の選択として

①自分でアパートを見つける

②学校が提供している寮に入る

③学校が提供しているホストファミリーにお世話になる。

生活費の高い順は①、②、③です。ホストファミリーにお世話になるのが一番安く設定されています。

ではホストファミリーは1か月にいくらもらえるのでしょうか?

相場は1か月$900。日にしたら1日$30計算。しかもそのお金の中で1日2食または3食提供しないといけません。

朝晩だけという学校もあれば昼の分はお弁当を持たせてください・・・と昼まで家族に負担させる学校もあります。

1日$30って・・・

ほとんど、もうこの時点でボランティアですよ・・・汗 だから受け入れる側も大変なんです。これを知ったらそんなにホストファミリーに色々な事を期待しなくなってほしいな・・・と思う。笑

時に、「うちのホストファミリーは何もしてくれない・・・」「食事が粗末」、「シャワーは1日1回」、「洗濯は週に1回にしてくれと言われた」「電気はちゃんと消しなさいってうるさい」・・とかクレームいう子がいるけど、私から言わせれば全て常識内の話でそんな話聞くと、

「あ~~・・・・(汗)、え~~~っと、じゃあホテルに泊まってください」

って、言いたくなるよ。笑

バスルームは共同ですか? 自分だけのバスルームが欲しいとか、シャワーは可動式ですか?とか日本の家庭に住んでりゃ、トイレもお風呂も一つで皆で使ってるだろぉ!?何故、海外行くと我儘言うの?って不思議よ~。

ホストファミリーはピンキリ!?

これはね~、良い悪いはその人の主観的な意見でしょ?最終的には相性ですよね。

例えば「大人なホームステイ」を望んでいるのに生まれたばかりの子供や幼稚園に通う子供がいる家庭にあたったらその人にとっては「ハズレ!」になるかもしれないし、高校生の女の子がホームステイした時に同じ年代の女の子がいる家庭で色々子供同士で交流出来たらその子にとっては「アタリ!」とかね・・・。

プール付きの家庭でゴージャスなホームステイを希望してたのに行ってみたら郊外のアパート暮らしの家庭だった・・・とか。結局「期待度」と「現実」がどの位マッチするか・・・という問題もあるわけです。

以前安いから・・という理由で流行りの「フィジー語学留学」した女性が「紹介されてお世話になった家族がインドからの移民家族で毎朝毎晩カレーでマイッタ~~」というお話がありました。

まあ、日本と違い海外に出ればメルティングポット(人種のるつぼ)の場所の方が多い訳だからそういうことだって多々あるよね。

これも良い経験ですよ!

じゃあ~~どうやって自分が希望しているホームステイを探せばいいの~?

失敗しないホストファミリー探しのルールは3つです。

1.何も相手に期待しない。

会ったこともない知らない人を受け入れてくれるのですから謙虚な気持ちで行くこと。どんなことがあっても臨機応変に対応できないと旅行も暮らしも楽しいものが楽しくなくなります。アクシデント、ハプニングも楽しんでしまえるくらい楽観的になろう!

受け身でいないこと。自分からも家族の一員として手伝ったり声をかけること。中学生、高校生の子供を一人でホームステイに行かせるときは家の手伝いを全てさせて、色々なことが自分で出来るようになってから行かせること。

そうでなければ家族みんなで行くこと。ホストファミリーは、しつけは面倒見れないです。彼らの仕事ではありません。結構日本から来る若い学生達はこの問題が多いです。パパ、ママ、気を付けてね。

2.ホームステイ斡旋業者と十分やり取りをして、納得したうえで決める事。

語学学校ではなく、ホームステイだけで行く場合ネットで検索すれば色々と業者が出てきます。

「ご希望を伺ってからご希望に合わせてホストファミリーをご紹介します」っていうところは、どんなファミリーを紹介してもらえるか分からないし、必ずしも自分の希望にぴったり合った家庭ではないかもしれない。なのでその辺を念頭に置いて覚悟して問い合わせる事。

またホストファミリーが自分のお家だけの案内をしていることもあるので、その場合は確実にお部屋さえ空きがあればそのお家にお世話になれるからギリギリまでどんな家族だろ~って心配しなくて良いというメリットはあります。

英語でOKであれば下記のサイトからもホストファミリーを検索できます。

3.不満があるのであれば、ストレートに話してみること。

日本人の一番悪い癖は、その場ではニコニコしているのに陰で悪口を言う事。何か不満があるのであれば、そしてそれが正当なクレームだと思うのであれば、それを相手に伝える事。帰国してから斡旋してくれたエージェントに話したところで何もできないし、何も解決しません。

ホストファミリーは何もクレームを聞くことが無ければeverything is OKだと思っています。(当然だけど)

国が違っても人と人の付き合いだから、いかに相手に自分の気持ちを分かってもらえるか・・・ということを学ぶ良いチャンスです。がんばって嬉しい時も悲しい時も怒りも・・・なんでも自分の気持ちを伝えましょう。

まとめ

受け入れる側も本当に色々な人がステイに来るので、気遣いで大変なこともあります。でも、我が家みたいにフルタイムでホームステイ&英語の学校を自宅で提供していると、普段の生活では出会えない人たちとの出会いがあり、それも宝だったりします。

大変なことも多いホームステイでしたが、5年間で延べ300人くらいのゲストが来てくれました。今でも1年に1、2度ハワイに遊びに来てくれる人もいるし「秋に日本に帰省するので会いましょう!」と声をかければ50人くらいでパーティになったりします。

受け入れる方もお世話になる方も、最終的には「お互いへの思いやり」が大事。

一生家族同士で付き合える素敵な出会いもあったりするので、ホームステイに行く機会があったら、是非ファミリーへの「感謝の気持ち」を忘れずステイしてみてね~。きっと素敵な思い出になると思います。

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michi_kailua

東京出身。現在6歳になるゴールデンレトリーバーのTIKI(息子くん)とHANA(娘ちゃん)2匹のママ。現在カリフォルニア出身のダンナさんとオアフ島のカイルアに住んでいます。

東京、フィラデルフィア、サンディエゴ・・と暮らしてきた後にたどり着いたのは、ここハワイ。
ハワイ州認定不動産取扱士のライセンスを取得し現在は夫婦で日本とハワイのお客様に向けてハワイ不動産売買のサポートをしています。

アロハガールでは「いつか私もハワイに住みたい!」と日本で頑張る女子に向けて「本音のハワイ」「ハワイ移住へのステップ」をお話ししちゃいます。

ごくごく平凡な私が実現できた「ハワイ移住」、私が出来れば皆も出来る!

大切なのはアクションを起こせるか・・・です。自分を信じてハワイを引き寄せましょう♡

その他、ハワイホームステイのウェブサイトはこちらです。
www.hawaiilifesgtyles.net
(現在カネオヘとマカハ地区でのホームステイをご案内しています。詳細はホームページをご確認ください。)