こんにちは。ハワイ在住”トレッキング” フォトグラファーのマルです。

今日はオアフ島のピルボックストレイルのお話です。

とはいっても以前書いたラニカイのピルボックストレイルとは違う場所です(↓この記事です)。

少し前にオアフ島在住の知人から、ピンク色のピルボックスがあるという話を聞いていました。

インスタグラムで写真もかなり上がっていたのですが、オアフの西側にあるということ以外イマイチ場所が特定できませんでした。

しかし先日、オアフ島の西にあるWaianae Boat Harbor からイルカ撮影のためにボートに乗ったとき、何気に陸側を眺めていたらとある丘の頂きにピンクのハコを発見!

まさかと思って調べてみたらビンゴ! そこで早速このピンクピルボックスに登ってみることにしました。

ピンクピルボックスの場所と行き方

ピンクピルボックスは、オアフ島の西海岸沿い、Nanakuliの街のそばにあります。ワイキキから車で渋滞がなければ45分くらいでしょうか。気合を入れればThe Bus でも行けますが、観光客のみなさんは実質的にレンタカーか車をチャーターしないと無理でしょう。

正確な場所はココ。グーグルマップ上では「Puu O Hulu」という名前で登録されています。

登山口はここですよ

オアフ西側の主要道路「 Farrington Hwy」を北上し、Nanakuliの街を超えてMailiというエリアに入る少し手前の「Kaukama Rd」を右折します。右折して300mくらいでしょうか、小さな登り口があります。特に看板等は出ていませんが、おそらく同じようにトレッキングするために数台の車が停まっているはずなのでわかるでしょう。両サイドは十分な路肩がありますので駐車は可能。駐禁のサインもありません。

ピンクピルボックスの登り口。看板等はないけど通りに面していてわかりやすいと思います(Photo/TOMOHITO ISHIMARU)

登り口から海の方を見るとこんな感じ。大体300mくらい入ったところにあります(Photo/TOMOHITO ISHIMARU)

登り口から見上げると、ピンクピルボックスはすでに見えます。これはかなりの望遠レンズ(240mm)で撮っているので、実際にはもっと遠くに見えます。登った日は土曜日だったので、頂上はローカルたちで賑わっている模様  (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

ピンクピルボックスに登ってみるよー

それでは早速登ってみましょう。

登山道はこんな感じが続きます。そんなに急斜面はないですが、砂が乾いていて滑りやすいので注意 (PHOTO/ Tomohito Ishimaru)

ちょっと登って振り返るとMaili地区の住宅街とMaili Beach Parkの海が見えます (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

北側には雄大なワイアナエ山脈が連なる (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

木の根っこががっつり見えるここにきたら3分の1くらいの地点でしょうか。登山道はほぼ日陰がないので、こういう場所で休憩するとよいでしょう  (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

半分程度登って振り返ると貯水池が見えます。西側は降水量がとても少ないので、必要なのかもしれませんね (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

登り始めて30分。目指す頂上が近づいてきました。そしていよいよ、、、  (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

頂上到着〜! やっぱりここも絶景〜

登り始めて約40分。ついにピンクピルボックスの頂上に到着しました。当日は動画撮影で訪れたので、約10キロの三脚と15キロのカメラリュックを背負って登ったので時間がかかりましたが、荷物がなければ30分ちょっとで登れるでしょう。極端に険しい場所もないので、子供でも女性でも普通に歩ける人ならたどり着けます。難易度も時間もラニカイピルボックスとほぼ同じと考えてよいと思います。

そして景色はご覧のとおり。西海岸の澄んだ海を一望にできます。絶景ヤッホ〜

Mailiの住宅街と海。そして雲がいい感じ (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

望遠レンズでMaili Beach Parkを切り取ってみました。イルカはこの辺にも出ますし、冬になればザトウクジラもみられることでしょう(PHOTO/Tomohito Ishimaru)

ピンクピルボックスに来たからには、これを入れて撮らねば。背後にちょうどよい別の丘があって、そこから撮るとこんな感じでバックに海を入れられます。ピンクとブルーがいい感じ(PHOTO/Tomohito Ishimaru)

もちろんここはパノラマ撮影。iPhoneだと僕は下手でどうしても水平線が曲がってしまうので今回もフォトショップで合成 (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

ピンクピルボックスには出入り口があって入るとこんな感じ。真っ赤っかではなく真っピンピン(PHOTO/Tomohito Ishimaru)

ついでにすぐ近くにある別のピルボックスには行ってみたら、中はこんなにエキセントリック。ピルボックスは以外と風通しがよくて中は涼しいので、中でゆっくり休んでください (PHOTO/Tomohito Ishimaru)

くっついている別のピルボックスの上から。奥にはディズニーリゾートのあるコオリナのホテル群が見えます(PHOTO/Tomohito Ishimaru)

何でピンクに塗ってあるの?

何でピルボックスがピンクなのかというと、これは乳がんのピンクリボン運動の啓蒙のためだそうです。裏はとっていないので本当なのか定かではありませんが、上の写真を見れば分かりますがピルボックスの側面に確かにリボンが描かれていますね。

ピンクピルボックスはこんな人にオススメ

まずレンタカーがないといけません。でもレンタカーがあればほとんど観光客がいない(少なくとも日本人は)ので、どっぷりローカル感に浸れます。コースの難易度も丁度よく良い運動になります。

またオアフ島の西側は、晴天率が非常に高いです。ワイキキや東海岸方面が天気悪くても、こっちは晴天というパターンが結構あります。なのでお天気情報で目指す場所が天気悪くてどうすっかな〜 的なときは、ピンクピルボックスを検討しても良いかもしれません。

オアフの西側はほとんど観光客のいない綺麗なビーチがたくさんあります。登った後の火照った疲れた体を癒しにビーチでのんびり、もセットで予定を組むのもアリですね。

治安はどうなの!?

最後に治安です。西側は一般的に治安が悪いと言われます。とはいえ僕は何十回もこちらに来ていますがトラブルにあったことはないし、昼間ならそんな雰囲気は感じません。必要以上にナーバスにならなくても良いかと思います(もちろん油断は禁物。複数で行きましょうね)。ただ車上荒らしとかは西側に限らずハワイは多いので、出発の際は貴重品をクルマに置いていくことはやめましょう。また夜遅くまでこちらに滞在するのも避けたほうが良いでしょう。まぁ夜にこちらにいても何もないですけどね。。。

登る場合には必ず安全のために以下を持参してください

◯携帯電話(電波はビンビンに入ります)

◯水(500ml をできれば2本)

◯日焼け止め

◯帽子(頂上までほとんど日陰ないです)



では安全に、そして楽しいトレッキングを!

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フォトグラファーMaru

ハワイ・ワイキキ在住フォトグラファーのTOMOHITO ISHIMARU(石丸智仁)です。
こちらでは”Maru”と呼ばれています。
東京で13年間の出版社カメラマン生活を経てハワイに移住。
現地で日本やローカル向けの雑誌、広告等の撮影をメインに活動しています。
日本の書店に並んでいる女性誌や男性誌のハワイ特集、旅行雑誌、ガイドブックなどで僕の写真が使われていますのでぜひチェックしてみてください。

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