1 エリア別の相場を把握する

日本でも人気のある地域や高級物件が建ち並ぶエリアは、家賃相場が高くなるもので、それはハワイも一緒。ワイキキは観光客が多く集まる場所で家賃も全体的に高い傾向にあります。ただ同じワイキキでも、中心より外れたエリアなら家賃を少し抑えることもできるかもしれません。

2 「家具付き」or「家具無し」の希望を決める

旅行客向けの短期賃貸物件は、ベッドやソファ、TV、調理器具などの家具が一通り揃っているものですが、長期賃貸向けの物件では家具は付いていません。ただし賃貸物件の中には、ベッドなどの一部の家具が付いている物件もあります。家具付きの物件なら、契約したその日からすぐに入居して生活することも可能。一方、家具無し物件なら自分で必要な家具も購入する手間が必要となります。家具付き物件は「furnished」、家具無し物件は「unfurnished」と表示されますので、どちらを希望するか決めておきましょう。

なおハワイでは一般的に、どのコンドミニアムでも冷蔵庫とキッチンの電気コンロはそれぞれの物件に備え付けられています。

3 洗濯機付きの物件は家賃が高め

ハワイのコンドミニアムでは、共用のランドリールームに洗濯機と乾燥機が設けられているケースが多くあります。小さい子どもがいる家庭や洗濯物が多い家庭では、自室に洗濯機がないと不便と感じるかもしれません。各居室に洗濯機と乾燥機が付いている物件は、共用ランドリーがある物件に比べて、家賃はやや高めとなります。

共用ランドリールームがある場合、洗濯可能な時間帯や1回あたりの利用料金も事前に確認しておくと良いでしょう。

4 電気代・税金など家賃に含まれるものを確認する

物件ごとに、月々の家賃に含まれるものは異なります。電気代や水道代、インターネット利用料、税金が含まれる場合もありますし、水道代だけは借主が自分で契約して支払いを行うなど、物件それぞれで対応が変わります。注意したいのは、電気代が家賃に含まれない場合。冷房をたくさん使う家庭では、月々の電気代が多くかかることとなりますのでご注意ください。

5 初期費用は家賃約2ヶ月分

ハワイで賃貸物件を借りるとき、初期費用として必要になるのは家賃の約2ヶ月分です。デポジット(預り金)は、日本の敷金にあたるもので家賃の1ヶ月分。退去時に返却されるものですが、家賃の未払いや退去時に修理が必要だったときなどに、デポジットからその分があてられます。また入居してから最初の1ヶ月分の家賃を通常、契約時に前払いします。そのため賃貸物件を借りる際に必要となる初期費用は、家賃の2ヶ月分となります。

6 交通のアクセスを確認する

気に入った物件が見つかったら、勤務先やよく出かける場所へのアクセスも必ず確認しましょう。バスを利用する場合はバス停が近くにあるか、車を運転する場合はハイウェイや幹線道路までどんな経路をたどるかなど、物件の内覧時に見てみましょう。

7 スーパー・病院・学校などの施設を確認する

近隣にスーパーや病院があるか、子どもがいる場合は学校が近くにあるか、周辺の施設についても目を配りましょう。日本人の方なら、日本食スーパーや日本人医師がいるクリニックが近くにあると便利なはずです。

8 セキュリティや周辺の治安もチェックする

ハワイでの物件選びで忘れてはいけないのは、治安のこと。ハワイは日本とは異なり外国ですから、治安に不安を感じる物件は避けたいもの。コンドミニアムの施設内に居住者以外が入れないようになっているか、セキュリティが滞在しているか、さらに周辺が危険なエリアではないか確認しましょう。

9 契約期間を決める

ハワイの長期賃貸物件では通常、契約期間は1年です。ただ6ヶ月での契約が可能な物件もあります。自分のライフスタイルにあわせて契約期間を決めましょう。契約期間の途中で退去すると違約金が発生する場合もありますので、そのような条件についても事前に確認することをおすすめします。

10 ネット掲載の物件には詐欺の可能性も

日本では不動産会社を通じて賃貸物件を探しますが、ハワイではインターネットを使って物件を探すことも多く、「クレイグスリスト(Craigslist)」と呼ばれる情報ウェブサイトなどで直接物件のオーナーとやりとりすることもあります。しかしインターネットに掲載されている物件情報の中には、デポジットだけを騙しとるような詐欺の広告や物件が紛れていることもあります。物件を探す際は、「アロハ不動産」の物件検索などを利用して、信頼できる不動産会社やエージェントを利用するのが安心です。

豪華できれいな部屋を見ると心がひかれてしまうかもしれませんが、物件選びでは家賃や間取り、周辺状況、契約期間などここで紹介したポイントもチェックして、ぜひ総合的に判断するようにしましょう。

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